沖縄料理の居酒屋を探しているなら、那覇の栄町にある「うりずん」がおすすめです。
観光客向けのお店ばかりじゃつまらない!という人にぴったりの、ディープな雰囲気の町並みが面白いエリアです。モノレール「安里」駅からもすぐ近くなのでアクセスも便利!
泡盛・古酒の種類も豊富で、料理もおいしいです。どんなお店だったか、詳しくご紹介します!
目次
居酒屋「うりずん」(那覇・栄町)
基本情報
■所在地
沖縄県那覇市安里388-5
■TEL
050-5872-7962(予約専用)
098-885-2178(お問い合わせ専用)
■営業時間
17:30~24:00(L.O23:30)
※年中無休
■アクセス
ゆいレール「安里」駅より徒歩5分
お店の雰囲気
この辺の町並みは、国際通りなどの賑やかな界隈と違って、かなりディープ。
居酒屋やスナックが並んでて、店の外にある席で地元のおっさんたちが集まって泡盛飲んでます。東京で言うならハーモニカ横丁とか、大阪で言うなら新世界てかんじでしょうか(微妙に違うけど)。
安里駅を降りて、お店に向かうまでの道のりもハッキリ言って暗い。初めてだとちょっと怖いかもですが、こういう雰囲気が好きな人にはたまらないはず。
古酒と琉球料理の店「うりずん」の外観は、昔ながらの建物がいい味を出してます。
中はテーブル席がぎゅっと詰まっていて賑やかな雰囲気になってます。道を挟んだ反対側も同じ店で、そっち側は落ち着いた掘りごたつのお席が3つほど。2階もあるようでした。
反対側の入口はこんなかんじ。
渋っ!!
こっちの方が静かです。デートならこっちを押さえるのがおすすめ。私たちは、こちら側の掘りごたつの席に通してもらいました。
昔ながらの琉球料理を味わおう
写真付きメニューが分かりやすい
「うりずん」のメニューには、全て写真と解説が付いてます。
沖縄料理初心者に親切なメニュー。
沖縄料理って、名前だけ聞いても「ナニソレ…」って思うものが多いんですよね。写真と何が入ってるかが詳しく書かれてあるので、イメージが湧きやすく、知らない料理でも挑戦しやすいのが嬉しいところ。
お通しや小皿が入った、やちむんの器も可愛いです。
まずは島ダコの刺身
ナマコに挑戦しようと思ったのですが、残念ながら売り切れ。お刺身は島だこにしました。一つ一つが分厚くて、食べごたえあり!
お刺身は、近海で取れた魚なんかもいろいろありました。
お隣さんが頼んでた盛り合わせはとっても豪華でしたw
一番人気のドゥル天がおすすめ!
他にも、いろいろ気になるものを注文してみました。
島らっきょうやソーキなど、沖縄料理の定番もいろいろありましたが、今回は今まで食べたことのないものを食べてみようと、珍しい料理に挑戦。
どれも美味しかったのですが、特に気に入ったのは、この「ドゥル天」(写真上の揚げ物)。
これ何かというと、田芋という里芋に似た沖縄の芋を使ったコロッケなんですけど、中に豚肉・まぼこ・しいたけが混ぜて練りあわされていて、それが何とも言えない優しい味わいなんです。
外はカリッとしてて、中はふわふわ。
めっちゃ気に入りました。
魚の天ぷら(写真下)も身の大きい白身魚が美味しかったです。
沖縄の天ぷらって本土のものとちょっと違うんですよね。あまりサクサク感がなくて、ふわっとしたかんじ。ソースを付けて食べます。好みは分かれるかもしれませんが、これはこれで私は好き。
写真右の黒い物体は「ミヌダル」という聞いたこともない料理。見た目も謎さ満載ですが、この真っ黒の正体は黒ゴマ。
豚肉にペースト状にした黒ゴマをまぶして、蒸したものだそうです。
本場で食べるゴマ団子に入ってる餡のような黒ゴマの香りが効いてました。蒸してあるので、こってり過ぎない上品な味わいです。
名前が怖い「血イリチィ」
血…。
どんなもんが出てくるのかビビる名前ですが、あえて挑戦。
出てきたのはこちら。
見た目はレバニラ炒めみたいなかんじ。
豚肉と豚ホルモン、にんにく、ニラを炒めたものに、新鮮な豚の血を絡めたものだそうです。血を絡めてるので、「血イリチィ」。
恐る恐る食べてみましたが、意外にもクセはなかったです。沖縄の伝統的なスタミナ料理だそうですよ。
鉄分いっぱいとれそう!!
豚肉の油みそ(アンダンスー)
「アンダンスー」という味噌を豚肉にからめた一品。
家庭でよく作られる保存食で、おにぎりの具にも使われるのだとか。確かにすごくご飯に合いそう…!!
これは、ノーマルに美味しかったです。
ご飯ものだと、ジューシー(炊き込みご飯)やボロボロジューシー(おじや)があるので、合わせて注文してもよさそうです。
古酒・泡盛の種類が豊富!
沖縄料理といえば、やっぱりお供は泡盛ですよね。
お店には、いろんな銘柄の泡盛がずらりと並んでいて、「うりずん」オリジナルのものもありました。
私は現在飲めないため、泡盛の割剤として使われる「泡ボール」を注文してみました。
泡盛を割って飲むのも絶対おいしいと思います。
甘味も抑えられてて、シークァサーの香りが強めなので、ジュースより料理に合います。ノンアルコールでそのまま飲んでもおいしかったですよ。
伝統の古酒と琉球料理を堪能しよう
国際通りからは少し離れているので、ちょっぴり行きづらい場所かもしれませんが、珍しくて美味しい沖縄料理を食べてみたいなら、足を伸ばしても訪れる価値ありの名店ですよ。
料金設定は300円程度~1000円程度と幅があるので、めっちゃ安い…というほどではありませんが、注文する品によって、リーズナブルにもちょっと贅沢にも楽しめるお店です。
二軒目は小路に入って、さらにディープな沖縄の夜を楽しんでみるのもアリですね。
近くへ訪れた際にはぜひ、訪れてみてくださいね。
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