おうちごはん・レシピ

冷蔵庫の残り物で夕食メニューを決定!ありあわせ献立の考え方

冷蔵庫の残り物を上手く使って、パパッと夕食のメニューを考えるのって、初心者主婦には意外と難しいですよね。

私も以前は、「これを作る!」と決めてから買い物へ行き、そこで必要な材料を買わなければ、その日の夕食が作れませんでした。

ですが最近は、冷蔵庫の中身を見て一汁三菜の夕食を作るスキルが身に付いてきたので、ありあわせ献立の考え方やコツをご紹介したいと思います。

私が夕食作りで心がけていること

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まず、私が毎日の夕食作りで心がけていることは、できるだけ美味しくて健康的な食卓にしたいということ。

そのために気を付けているのは以下の3点です。

 

  • いろいろな種類の食材を使う
  • おかずは、メイン、副菜、小鉢の3品+汁物1品+ご飯の合計5品。
  • おかずの調理法を変える

 

まず、「いろいろな種類の食材を使う」ということ。

専門家ではないので、栄養素について詳しいわけではありませんが、できるだけいろいろな種類の肉・魚・野菜などを取り入れたメニューを考えるようにしています。

昨日のメインが豚肉なら、今日は魚、明日は鶏肉、明後日は魚介…など、いつも同じものにならないように気を付けます。

 

次に品数ですが、毎日基本3品は作るようにしています。

カレーライスやオムライス、丼物など、ご飯もので1品の場合は例外ですが、基本はおかずは3品。たんぱく質が中心のメインと、野菜中心の副菜、材料1つで作れる小鉢の3つを考えます。

 

さらに、それぞれのおかずの調理法をいろいろ工夫します。

3品全てが炒め物だったり、3品全てが煮物だったりすると、調味料が同じようなものになってしまい、どうしても栄養が偏りますよね。

調理法を変えるのも健康的な食事に必要なことだと思ってます。

 

買い物の仕方

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買い物へ行くと、その日に安くなっているものを、3000円分くらい適当に買います。これでだいたい2~3日分になります。

 

もちろん、食べたいものがある日はその食材を買ってます。「ハンバーグを作る!」と決めて買い物に行く日だってありますが、基本は、安い物を買い置きしておいて、あとからメニューを考えることが多いですね。

その方が圧倒的に節約になります。

 

でも、せっかく安く買っても、上手く活用できなくて結局無駄になってしまったら元も子もありませんよね。

なので、ありあわせで上手く献立を考えるのって重要なんです。

 

さぁ、ここからが本題です(前置き長い)。

そうならないための、残り物ありあわせメニューの考え方を、今夜のメニューを考えながら、ご紹介します。

 

1.冷凍庫の食材からメインを選ぶ

まずは、冷凍庫の中から、その日のメインになり得る肉や魚などを探します。

肉や魚は安く買えた日にすぐ使わない場合は、冷凍しておくと便利。…というか冷凍しておかないとすぐ痛むので、要注意です。

 

 

昨日はイワシを使ったから、今日は肉料理がいいなぁ…。

 

今日のメインは…ありました。

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豚のこま切れ。

 

沖縄には、どこのスーパーでも冷凍の豚こま切れが売られているので、これすごく便利なんですよね。もちろんパックで買ったものを自分で冷凍してもOK。

 

 

次に、野菜室を覗いてみます。

 

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いろいろ買ってますが、豚肉と一緒に美味しく調理できそうな野菜は……、あ、チンゲン菜がありました。

 

たまねぎ、にんじんも大量にあるので、この辺を使って中華炒めに決定。味付けは、塩こしょう、中華だし、醤油、オイスターソースでこってりいきます。というわけで、メインの1品が決まります。

 

出来たのがこちら。

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かさ増しのために、じゃがいもも入れました。

 

2.冷蔵庫の野菜で副菜を考える

次に、副菜をどうするか考えます。

メインが中華炒めなので、副菜もできれば中華風の何かが作りたいところ。さらに炒め物以外の調理法で作りたいんですよね。

 

というわけで、もう一度冷凍庫を確認します。

 

半額で買って冷凍していた、ししゃもを発見。

 

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野菜室にある人参と玉ねぎを使えば、南蛮漬けができそうです。酢を使うので味付けも重なりませんね。メインがこってりなので、副菜はさっぱりで。ししゃもは片栗粉をまぶして少ない油で軽く揚げ焼きにして、甘酢に漬けこみます。

甘酢の調味料は、酢(大さじ3)、醤油(大さじ2)、砂糖(大さじ1)くらいでOK。

 

さらに、ごま油を少したらせば、中華風になるはず。副菜なので、使うししゃもは1人2~3匹にして、少な目にすればいいかな。

 

というわけで、2品目はししゃもの南蛮漬けに決定。

出来たのがこちら。

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3.あと一品は材料1つでできるもの

ラスト1品は、材料1つでできる小鉢にします。

 

野菜室におつとめ品のきゅうりがあったので、早く使わないとヤバいですね。

このきゅうりをザク切りにして、ごま油とポン酢と唐辛子で和えます。

 

これだけで1品できました。

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あってもなくてもいいようなものですが、この一品があるだけで箸休めになっていいんですよ。ゆっくり食べられるように工夫するのも健康的な食事には大事です。

 

4.切った野菜でスープも作る

中華炒めと南蛮漬けで切った野菜(たまねぎ・にんじんあたり)を少し使って、中華スープも作ります。基本汁物は、その日のメインなどで使った野菜を放り込んで、適当に味付けしています。

中華スープは、鶏がらスープや市販の中華だしに塩こしょう・醤油を入れるだけでそれっぽくなります。

 

以前作って冷凍していた小龍包もあったので、これも入れちゃいます(冷凍ギョーザなども使える)。中華スープには、乾燥わかめや春雨なんかもおうちにストックしておけば、便利ですが、野菜のみでもOK。

 

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小龍包やギョーザなんかないわい!という場合は、豚こまをちょっと入れるのもOK。別に入れなくてもOKです。

 

ごはんと一汁三菜の完成!

というわけで、冷蔵庫にあるものだけで、中華風の一汁三菜夕食が完成しました。

 

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ほんまに普通すぎる晩御飯ですが、平日のご飯は、健康面を考えると、こういう普通さが大事。その分、週末にはちょっとこだわった美味しいものを作るように心がけてます。

 

ありあわせだけで3品作るというのは、私にとって最初はハードルが高かったのですが、こういった要領で、毎日何かしら3品作っていると、意外とできるようになりました。

考えても思いつかないー!というときは、レシピサイトに冷蔵庫にある材料を入力すればいろいろ出てくるので、活用するのもオススメです。

 

とはいえ、たまには外食したり、お惣菜を使ったり、適当に手を抜くのも大事ですよ!

楽しめる範囲で、節約と手料理も頑張っていきましょう!

 

 

【今回中華の味付けに使った調味料】


S&B 李錦記 味龍


S&B 李錦記オイスターソース


オニザキ香りごま油