引越・転勤

転勤族の夫と結婚するにあたって私が覚悟したことと考え方の変化

我が家は転勤族です。夫は普通の会社員なのですが、数年に一度のペースで日本全国を飛び回ります。今は、私も一緒に転勤族生活を送っています。

転勤族の人との結婚は、女性にとって悩みの種。知り合いの中には、地元を離れたくないのが原因で、別れてしまったカップルもいます。

確かに、転勤を繰り返す生活は、いろいろと不便なこともあります。けれど、ここ数年の生活の中で、少しの覚悟と考え様によって、結構楽しい生活がおくれることが分かりました。そんなに辛いことでもないですよ。

私は夫と結婚するにあたって、3つのものを手離す覚悟を決めました。手離して実際にどうだったかも含め、お話してみたいと思います。

1.キャリアを手離す覚悟

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仕事を退職した話

私は結婚前、5年間教職に就いていました。仕事については語り出すと長くなるので、詳しいことは割愛しますが、当時仕事は精神的にかなり苦しい状況でした。けれど、それなりに夢をもって始めた仕事でしたし、まだまだこれから成長していける時期でもあったと思います。

仕事は退職して夫について行くと心に決め、退職届を提出しましたが、正直なところ迷いもありました。

仕事が苦しいからといって結婚して違う地域に飛ぶなんて逃げなんじゃないか、せめて悔いの残らない満足できる形で辞めるべきだったんじゃないか、専業主婦って楽してるって人から思われるんじゃないか…そんなことをモヤモヤとネガティブに考えていました。

せっかく試験に合格して安定した仕事に就いたのに、手離すなんてもったいない!と周りからも言われ放題。キャリアを手離すことへの漠然とした不安を抱えつつ、「それでも私は新しい人生を生きよう」と覚悟を決め、東京へ来ました。

考え方の変化

専業主婦になって2年。東京へ来て、あの頃よりも少しだけ視野の広くなった自分がいます。

東京って本当にいろんな人がいるんですよね。今まで学校というある意味すごく閉ざされた世界の中で生きていた私にとって、パートで働くことさえ新鮮でした。

世の中にはいろんな人間がいて、いろんな生き方がある。一つの仕事を極め、一生やり通すことももちろん素晴らしいことだけれど、自分の思いを捻じ曲げてまで、一つの仕事に拘ることはない。

満足して達成感を感じたときに退けるのは幸せなことだけれど、そうでなくても、「辞めたい」と思ったその時の気持ちに正直になるのも、悪いことなんかじゃないと気付きました。

辞めた後、前の仕事にどうしても未練があるなら、また同じようなことを始めたっていいもんね。ちなみに私は、しばらく教職に戻るつもりはありませんし、今はブログの記事を書くことが楽しくて、働いてた頃よりも充実した毎日をおくっていますw

広い視野をもって、いつだって自分で選択して生きることの大切さを感じています。

2.収入を手離す覚悟

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お金がなくなるよ!

当たり前ですが、仕事を辞めたと同時に、いきなり自分の収入はゼロになります。これは恐ろしかったですね。

働いていた頃はそれなりにお金があったので、週末はいつもちょっといいかんじのお店を梯子して好きなだけ暴飲暴食、街に出れば服を買い漁ってストレス発散!みたいなことを繰り返していた私。あげく結婚式で散財したため、貯金もほとんどありませんでした(ひどい)。

これからは、自分の服はしま●らでいいんだっ!外食もたまにでいいんだっ!という覚悟が必要でしたw

2人のお金をどう使うか

専業主婦になってから、お金の面でも考え方の変化がありました。

結婚するまでは、自分で稼いだお金で、自分で生活することが当たり前だった私にとって、私にはどうも、夫に「養ってもらう」ことへの申し訳なさや違和感のようなものがありました。パートに出て稼いだお金を生活費の足しにしようとしても、夫に「好きなもん買ったらえーやん」とか言われると、なぜか悔しく、自分が生きる力をなくしてしまったかのような錯覚を覚えることも。

けれど、夫の稼ぎも私の稼ぎも(たとえ微々たるものでも)、「2人のお金」として考えるようになってからは、謎の卑屈さもなくなってきました。私変なプライド持ってたんだな~と今は思います。

収入は少なくなっても、工夫次第で豊かな生活はおくれるものです。

一馬力だろうと二馬力だろうと、家族の収入は家族のお金。どちらかが管理するのではなく、2人で管理すれば、うまくいくのかなと思います。

3.地元の暮らしを手離す覚悟

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実家が遠いのは不便

結婚前も私は、実家から離れた場所で一人暮らしをしていました。けれど、転勤族になるということは、なかなか実家に帰れないような遠い場所で暮らすことも覚悟しなければいけません。今私たちは東京に住んでいますが、夫も私も東京には縁もゆかりもありません。頼れる人が近くにいないというのは、やはり心細く、大変なときもあります。

また、距離が遠くなったことで、結婚してから実家に帰れる回数は減り、いざ帰るとなっても2,3日しかいられないなんてこともよくあります。

もし私たちに今後子どもができたりすれば、実家が遠いということは、より不便さ大変さを感じることは目に見えています。

こればっかりは、覚悟するしかないと思います。

両親と遠く離れているからこそできること

実家が遠いのは確かに大変。けれど、離れているからこそできることもあるんです。

実際両親は、私たち夫婦が行く先行く先に遊びに来ることを楽しみにしていて、「宿をとらなくて済む国内旅行」を満喫している様子。近くに住んでいたら、なかなか2世帯で旅行に行くことなんてないかもしれませんが、こういう時はみんなで一緒に楽しめます。挙句の果てには「次は沖縄に転勤して」なんて言われています。それ沖縄行きたいだけやんと思うのですが。

また、普段一緒に暮らしていないからこそ、会った時には精一杯の親孝行をしたいと思えるものです。近くに住んでいたらつい忘れがちな、両親のありがたさを身に染みて感じられるのも離れているからこそだと思っています。

まとめ☆

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ふぅ。ちょっぴり真面目に語ってしまいました。

転勤族は気の毒だと思われがちですが、考え方によってはそうでもないんですよ!大切な家族と離ればなれになるよりも、いろんな不便があったとしても、一緒に過ごしていれば乗り越えられると私は思います。私は今や仕事を辞めて本当によかったと思ってます。

とはいえ結局のところ、自分の人生は自分で選択してこそ。自分の気持ちに正直に、選択し続ける人生を歩みたいと思うのでした。