おうちあそび

5・6歳におすすめの絵本*娘が好きだった物語シリーズもの

娘は6歳になった今も絵本が大好きで、図書館によく通っています。

幼稚園年長でよく読んだお話はシリーズものが多め。一つ気に入れば全部制覇したくなるようで、借りてきてはたくさん読みました。

5・6歳くらいの子どもにおすすめのシリーズもの絵本をご紹介します。

『わかったさん』『こまったさん』


わかったさんのおかしシリーズ(全10巻セット)

年長さんになってから幼稚園で借りてきてドハマりしている『わかったさん』『こまったさん』。

長年子どもたちに愛されているこのシリーズ。最初見た時、思わず「うっわ懐かしい!」って声に出ました。私も小学校低学年くらいのときに図書室で借りてよく読みました。娘は今年長ですが、もうすぐ読破しそうな勢いで読みまくっています。

ストーリーは、『わかったさん』はお菓子作り、『こまったさん』はお料理がテーマのファンタジーで、いつもわかったさんやこまったさんの身に不思議な出来事が起こります。正直今私が読むと、はちゃめちゃすぎてちょっと理解に苦しむ(大人になるって悲しい…‼)のですが、娘は夢中でお話に入り込んでいます。

お菓子やお料理がどんなふうにできているのか知ることができるし、最後に載っているレシピも作ってみたい!と興味津々です。

『バムとケロ』シリーズ


バムとケロ 絵本セット(全5冊)

これも言わずと知れた人気本ですが、とにかくもう全部が可愛すぎて親の私も大好きなシリーズ。色鮮やかで独特なタッチと、可愛いキャラクターたちのお話にクスッと笑える、ほっこりエピソードやしかけがいっぱいです。

全シリーズ読んでどれも大好きなのですが、個人的な一押しは『バムとケロのおかいもの』。町に出かけてお買い物をするストーリーなのですが、自由奔放なケロちゃんにめちゃくちゃほっこりします。

細かいところまで描きこまれた美しい絵は、よく見ると文章になっていない部分にもストーリーが隠れていたりして、何回見ても飽きない。娘は読んでいる途中で、「あれ?これってさっきのページにもあった?」と何か絵に気付いては、「あーそういうことか‼」と発見があったりして楽しそうです。

読み聞かせなら幼稚園年少くらいからいけると思います。

『100かいだて』シリーズ


100かいだてのいえ(全5巻)

子どもたちの心を掴む100かいだてシリーズ。主人公が100かいだてのいえを1階ずつ上ったり下りたりして探検するお話です。

これね、正直ストーリーとしてはそこまで…と親の私は思ってるんですが、とにかく子どもは大好きなんです。絵がすごく丁寧に細かく描きこまれているので、1階ずつ上っていきながら一緒に探検しているような気持ちになれるのかも。感覚としては迷路あそびに近いというか、どんどん上ったり下ったりしていくのが面白い。平面的な絵で、上に行くほど上る、下に行くほど下るという描き方が、子どもにとっては分かりやすいのかも。

100までの数に親しめるのもこの本のよいところです(字は少ないけど、絵の内容が細かいので読み聞かせは結構大変)。

『そらまめくん』シリーズ

幼稚園でよく読まれている定番のそらまめくんシリーズ。


そらまめくんのベッド [ なかやみわ ]

お友達同士のやりとりや遊び方が可愛く、子どもたちにとって共感しやすいストーリーが多いです。自分の持ち物をちょっぴり自慢したくなる気持ちや、ケンカになっちゃうときの心の動き、仲間とのやりとりなんかが、幼児の心を掴みます。

私的にこのシリーズは、ちょっとそれは自己中なのでは…⁉と思うようなそらまめくんの言動がちょいちょい出てきたりするのが逆によい。だって心の動きっていつもお行儀よくキレイなものだけじゃないからね。お友達とのやりとりに共感できるけど、教訓的なかんじがしないのも気に入ってます(絵本が説教臭いと萎えるやん…)。

うちの場合、読み聞かせは年少さんくらいから楽しんでましたが、今でも大好きな絵本です。シリーズ全部読みましたが、定番の『そらまめくんのベッド』が一番好きみたい。

『ティモシーとサラ』シリーズ

これも私が子どもの頃に読んでたTHE懐かしいシリーズ。


ふゆのよるのおくりもの ティモシーとサラのえほん [ 芭蕉 みどり ]

ふたごのこねずみティモシーとサラを中心とした家族のお話です。

ほんわかしたパステルカラーの絵が可愛くて、見てるだけで癒される。

夫には「全員同じ顔で区別がつかん…」と言われてしまいましたが(いや微妙に違うんだぜ…)、なんだろうこの世界観はこの絵でしか出ないのです。ほっこり系のお話が好きな子どもにはおすすめ。少し長めですが、寝る前の読み聞かせにもちょうどよい長さです。

『ヨシタケシンスケ』シリーズ

なんでこれだけ作者名…ってなるんですが、ヨシタケシンスケさんの絵本は、この方の絵本というだけで全部シリーズってかんじ。

本当に独特。独特で面白い。どの絵本も物事は「いろいろなものの見方ができる」というのがテーマというか、発想がぶっとんでるところが子どもの心をぐっと掴みます。素朴なタッチの絵も可愛い。


ふまんがあります [ ヨシタケシンスケ ]

最近読んだ『ふまんがあります』は、ゲラゲラ笑いながら読んでました。子どもながらに「分かるー!!!!」「そんなバカなー!!!!」の連続だったみたい。この本はある程度大きくなってから(5歳くらいから?)の方が面白いかも。うちの娘は年長になってからがドンピシャでした。

まとめ

こうしてまとめてみると、読む絵本もずいぶんお姉さんになってきたなぁと実感しています。

娘はどちらかというと、刺激的なものよりもほっこり楽しむ系絵本が好きなのですが(いまでも赤ちゃん絵本めくったり弟に読んだりもしてます)、最近はただ可愛いだけじゃなく、気持ちに寄り添ったり、世界観を楽しんだりするようにもなってきました。

長年愛されているシリーズは、大人の私にとっても懐かしいものがいっぱい。世代を超えて楽しめる絵本も改めていいなぁと思う今日この頃なのでした。これからも子どもと一緒に楽しめるといいなぁ。