大阪万博公園にあるエキスポシティに行ってきました。
エキスポシティ内にある水族館『ニフレル』は、水族館と動物園を融合した体感型ミュージアム。2歳の娘と一緒に訪れてみたので、行ってきた率直な感想をまとめてみます。
ニフレルとは
ニフレルとは、「感性に触れるミュージアム」というコンセプトのもとに作られた、水族館と動物園を融合した施設です。
全て室内展示になっていて、ゆっくりまわっても1時間程度あれば見て回れる広さでした。2歳の娘が、ベビーカーなしでも歩けるくらいの広さです。自力で歩ける子どもであれば、ベビーカーは入口のところに置いて行く方が動きやすいです。
混雑状況は?
商業施設内のこういった水族館って、かなり人が多いことを予想していたのですが、日曜日でもまあそこそこ多いなというくらい。
人が集まっていたりすると、子どもを見失わないように気を付ける必要がありますが、人がぎゅうぎゅうで展示が見られないというほどではなかったです。午前中のうちに行った方が比較的空いているみたい。
長期休暇や連休になるとかなり混雑することもあるようなので、できれば避けたいところです。
チケットは前売りもあるよ
チケットは入口前で販売しています。混雑していると、当日並んで購入するのは大変なので前売り券を買っておくのもおすすめです。
2019年3月1日から入館料が大人2000円になります(100円値上がりする模様)。
ニフレルに行ってみた感想
基本的に私たち家族はみんな生き物が好きで、動物園・水族館はたいてい楽しいのですが、今回のニフレルに関しては、「うわぁすごい!」と思うところと、「うぬぅ…これは…」と思うところとがあり、総合的には楽しかったけれど、ここは我が家にはあまり向いていないなぁという感想です。
良かったところも気になるところも、どちらも率直に書いておきます。
魚の展示がとても良かった!
魚の展示が個性的でとてもよかったです。
特に、入ってすぐのところにある魚たちの展示は新しい。熱帯魚系の魚たちが、魚の種類ごとに1つの水槽になっていて、じっくり見られます。
たくさんの魚たちを集めて珊瑚礁を再現したような水槽も素敵なのですが、「わぁきれいだねー」だけで終わってしまいがちですよね。ここは1つの水槽に1つの種類が入っていたので、じっくり観察することができたし、写真にも収めやすかったです(熱帯魚の写真を撮りたい人にはおすすめ!)。
また、ヒラメが泳いでいる様子や、砂に隠れている様子を見ることができたり、テッポウウオがエサを水鉄砲で落とす様子を見せてくれたりしたのも興味深かった。
暗い部屋にある展示は、光のアートとの融合というコンセプトで、魚たちやクラゲが照明で照らされていて雰囲気は素敵だったので、デートなんかにもよさそうです。
動物の室内展示に関して思うこと
魚の展示コーナーを抜けると、カメレオン、ホワイトタイガー、ワニなどの動物がいるフロアへ入ります。
普通のショッピングモールのような雰囲気なので、まさかここにトラがいるなんて思いませんでした。頭上にホワイトタイガーが歩ける歩道が作られていて、下から肉球を見ることもできますとのこと。
でも私は、ここをずっと歩いてウロウロしているトラさんを見ながら「うーん…ストレス溜まってるのかなー」と、なんともいえない気持ちになってしまいました。正直トラにとって過ごしやすい環境とは思えなくて、室内飼育の難しさを感じました。
次のエリアには、鳥やサル、カピバラ、ペンギン、カワウソなどがいます。ここは動物たちと人間の場所の区別がはっきりされていないので、鳥が目の前で飛んだりします。
ここも個人的には「これはちょっと…」と微妙な気持ちに。
生き物を近くに感じられるのはすごく嬉しいのですが、気になったのは、1つのフロアにいろんな動物がい過ぎなのでは…?ということ。鳥たちは警戒しているのか、天井の隅の方へ行ってしまっているし、キツネザルも天井に集まってるし、なんか、あれ?普通の動物園の方が動物たち元気だよな…と。
動物たちとの距離が近い=生き生きしている動物が見られるというわけではないと痛感しました。こういう室内展示を見ていると、私は動物園はできるだけ動物の習性に合わせた環境作りを考えているところが楽しいと思う。動物園自体が人間のエゴだと言われるとその通りかもしれないのですが、「人に動物を見せるための展示」よりも「動物たちが自由にしている様子を見る展示」の方が個人的には好きだなと思ったのでした。
まとめ
今までいろんな水族館や動物園に行ってきましたが、ニフレルはこれまでにないタイプの水族館・動物園が融合した施設でした。個人的にいろいろと思うところはありましたが、規模のわりにいろんな生き物に会えて内容は充実しているので、子どもは喜ぶと思います。
好みは分かれると思いますが、買い物ついでに立ち寄ることもできるので、興味のある人は訪れてみてくださいね。