子どもが生まれてから、夫婦の関係が悪化してしまったという人は、意外と多いそう。
正直、うちは関係ないわーと思ってたのですが、産後、なぜか旦那にイライラしてしまうということは私にも起こりました。ケンカや関係悪化に発展しなかったのは、夫の心の広さのおかげだと思います。
最近はその時期も無事乗り越えたのですが、産後のイライラは、ホルモンバランスの影響もあってか2ヶ月くらいは続きました。一体私は何にイライラしていたのか、ちょっと分析してみたいと思います。
目次
これまでの私たち夫婦の関係
子どもが生まれる前の私たちは、基本的にケンカすることもほとんどなく、言いたいことはちゃんと言える、穏やかで健全な関係性。
よく聞く妻から夫への不満は、子どもが生まれたばかりで大変なときに、夫が一切家事を手伝ってくれないだとか、子どもに興味をもってくれないだとか、そんな話じゃないですか。
いや、それは絶対うちはないわと思ってました。
夫は家庭的な人だし、家事も私よりできるくらいだし、育児だって参加したがってるし。
私は怒りの沸点は高めで基本的になんでも許せる方だし、例えば夫が服を脱いだまま放っていても別に怒らない(というかそれほど気にならない)。
正直、子どもが生まれたところで、何も変わらない。私が夫に急にイライラし始めるなんてあり得ない。
夫もきっと変わらないし、私も今のまま変わらないだろうと思ってました。
現実はどう変わったか
ところがね。
ところがですよ。
現実はどうだったかというと、まず私の何かが変わりました。
正直自分でも戸惑ってしまうくらい、急に神経質になりました。今まで全く気にならなかったようなことが急に気になりはじめるんですね。
産後1~2ヶ月くらいをピークに、それはもういろんなことにイライラしてました。
この場合、イライラの原因は夫に対してだけとは限らないのですが、一番身近にいるのが夫なので、イライラの矛先は夫に向いてしまうことが多いんですよ。
イライラの原因を考えてみた
産後すぐというのは、ホルモンバランスの影響で情緒不安定になるのだそうです。
なので、それが原因と言ってしまえばそれまでなのですが、ホルモンバランスの乱れは前提として、イライラには何かしらきっかけがあるんですね。
いったいどんなきっかけでイライラしていたか、ちょっと冷静になって考えてみると、3つのことが思い当たりました。
1.子どもの安全が常に気がかり
子どもが生まれた瞬間から、私は、子どもの安全が常に気がかりでした(これは今もずっとそうです)。
例えば、寝ている子どもの頭上に夫が何か置いていたり、クローゼットを開けた状態で近くに寝かしていたりされると、何か落ちてきたらどうすんねん!!!!と内心とても焦ります。
これまではどうでもよかった部屋の片づけも、抱っこしながら躓いたらどうしよう…!と思うと、きれいにせずにはいられない。床に物が落ちてるのもめっちゃ気になります。
抱っこひもで子どもを抱っこしながら、「荷物持ってあげるよ」と言ってくれる優しい夫。
これまでなら、「ありがとう」と甘えていたけれど、今は「荷物は私が持つから、子どもを落とさないように気を付けて!」と言ってしまう。
夫が子どもを抱っこしていたら、「机の角に気を付けてね」「足元気を付けてね」「首支えてね…」とつい言ってしまう。
分かってるだろうこともつい言っちゃう。きっと口うるさくなったと思う。
夫のことを信じてないようでいやだなーと自分でも思うけれど、なんだろう、多分、これが子どもを守る母性本能というやつなのかもしれません。
2.子どもが泣くと苦しい
子どもは泣くのが当たり前…というのは頭ではもちろん分かっています。
これもすごく不思議なんですが、子どもがずーっと泣き続けてると、私もとても悲しくなるんですよね。子どもが生まれるまでは、話には聞いていても、私は絶対そんなことにならないと思ってたんですけど、実際子どもが泣き続けてると心が乱れます。
なんとかしてあげたいけど、何をしても泣く。子どもが可哀想なんだけど、どうしてあげることもできない自分にイライラ。
でも、夫は子どもが泣いてても、自分が辛くなるということはないらしい。
夫はとても理性的なので「俺は泣いてても気にしないよ」と言ってくれるのですが、私はその言葉に引っかかっちゃう。「泣いてたら可哀想やんか!気にしてよ!」と思ってイライラ。めんどくさい女ですw
一概に男女の違いとは言い切れないけれど、やっぱり女の方が感情的なのかも。これに関しては、夫の方が正しいと思う。私が悲しんだところで子どもは泣きやまないわけだし、何の意味もないんですよね。
もっと冷静にならなきゃいけないなと反省です。
だけど、どうしようもないときもあるんです。
3.しっかりしたい
なぜだか、子どもが生まれてからというもの、心のどこかでいつも「しっかりしたい」と思ってしまうんですね。
例えば、洗濯物が溜まってても、これまでは「まぁいっか」と思ってたけど、今は「やらなきゃ!」ってなる。
それは多分、自分のペースでいろんなことを進められないから。
子どもはどのタイミングで起きて泣きはじめるか分からないから、できるときにやっておかなきゃ!子どもの服が足りなくなってからじゃ遅いから、こまめにやらなきゃ!みたいな。
「ちゃんとやらなきゃ」「しっかりしなきゃ」と、思わざるを得ない状況になる。余裕がなくなるとイライラ…。そんなイライラが夫に飛び火…なんてこともあります。
変わらないのは無理!2人で変わることが大事
この3ヶ月を経て、私が感じることは、子どもが生まれてからもずっと変わらないなんて無理!ということ。ていうか、変わらないとやっていけない気がします。
よく「妻が変わってしまった…」と言って嘆く人がいますが、妻は子どもが生まれると、その瞬間にある程度は「嫁」から「母」へと変わるものなのかもしれません。
でもね、それ自体は嘆くようなことじゃないはずなんですよ。
でもやっぱり、日々イライラしてる妻を見るのは、嫌になるのも分かる。
だからこそ夫は、妻のイライラの原因を知って、少しでいいので妻の思いに寄り添ってあげてほしい。ちょっとの共感があれば、イライラは解消していきます。
子どもの安全に関することは、口うるさくなったなーと思っても、素直に「ごめん」と一言言って、聞いてほしい。
子どもが泣いたら、妻もしんどいことを知っててくれるだけでもいい。
「しっかりしなきゃ病」に陥っていたら、肩の力が抜けるような言葉が1つあれば、救われます。
私自信、イライラしている自分は大嫌い。イライラしてしまったら、それだけですでに自己嫌悪。妻も好きでイライラしてるわけじゃない。抜け出したくて必死なんです。
だから、イライラしている妻に反撃したら逆効果です(ちなみにうちの夫は、一度軽く追い打ち発言をしてしまい私が大号泣して余計めんどくさいことになってから、一切反撃しませんw)。
我儘だけれど、ちょっと思いに寄り添ってくれると嬉しいなぁと思います。
まとめ
子どもが生まれたら、家庭内の状況が変化するのは自然なことです。
変わらない2人でいることよりも、2人で変わっていくことが大切なんじゃないかなと思います。
もちろん、夫の思いに妻が寄り添うことも必要です。
たまには「母」の自分を忘れて可愛く甘えましょうw
産後変化するいろんなことを乗り越えて、夫婦が仲良くし続けるには、お互いの気持ちを知って受け止める努力をすること。
いろいろぶつかったりもしながら、一緒に子育てに参加していくことが大事なのかなと思う今日この頃なのでした。
おしまーい