大阪池田市にある老舗うどん屋『吾妻』は、創業1864年(元治元年)、現存する大阪最古のうどん屋さんです。
行列のできる名店で、名物ささめうどんを食べてきました。
お店・店内の様子やメニュー、食べた感想などご紹介します。
大阪池田市の老舗うどん屋『吾妻』
『吾妻』の歴史
『吾妻』は、1864年(元治元年)創業、150年もの歴史がある大阪最古のうどん屋さんです。1864年ていったら幕末ですよ。ちらっと1864年を調べてみると、南北戦争だったり、池田屋事件だったり、え?大河ドラマかな?というような出来事が並んでいましたw
そんな、めちゃくちゃ長い歴史のあるうどん屋さんです。すごすぎる。
しかも、出口付近にある看板は創業時のまま残してあるそう。
これですね。
おー…確かに歴史を感じる看板です。江戸時代からここにあると思うと、なんだか不思議な気分ですね。
お店の外観・店内の様子
木造の建物にも趣があって、なんともいえない渋い雰囲気。
入口のところに名前を書く用紙があるので、名前を書いて呼ばれるのを待ちます。入口と出口が別々になっているので、入口付近でも待ちやすいように工夫しているのかも。
私たちは日曜の午後に訪れたのですが、混雑するお昼時を外して14時頃に訪れたにもかかわらず、数組待っている人がいて10分程度待ちました。すごい人気。
店内は、テーブル席が20席と座敷のテーブルが2つあります。
私たちは赤ちゃん連れだったため、座敷席に通してもらいました(ベビーカーは座敷の側に畳んで置かせてもらいました)。
名物「ささめうどん」とは
『吾妻』のメニュー
うどん・そばのメニューは、定番のものから変わり種までいろいろ。
自慢の出汁で炊き上げているというかやくごはんは数量限定とのことで、私たちが行ったときには、もう売り切れでした。
名物は「ささめうどん」。
ささめうどんとは、細いうどんのことで、とろっとしたあんかけ出汁がかかっています。夏場にあんかけは暑すぎる…という人には、冷やしささめきつねやささめ天ざるもよさげです。
夏でしたが、やっぱり名物を食べてみたかったので、ささめうどんを注文。
上にのってる具は、きざみあげ、すりごま、かまぼこ、三つ葉、塩昆布、おろし生姜とわりとシンプルなラインナップ。
麺を取り出してみると、確かにうどんが細い!
四国出身の私としては、ちょっと普段は食べない細さでした。麺が細いので、ひや麦のような食感を予想してたのですが、想像以上にコシがありました。
とろっとしたあんかけの出汁には、生姜がめっちゃ効いてます。おいしい。
それぞれの具が、どれも邪魔しないかんじで上品な美味しさを引き立ててます。多分ここに肉とかのっちゃうとダメなんだと思う。この出汁のおいしさと生姜の風味を味わううどんなんだと思いました。
生姜とあんかけで体中ポカポカです。冷え性改善にもなりそう。
……が、やっぱり夏に食べると汗だくになった上しばらく汗が引かなかったので、おすすめは冬ですねw
子連れでも行きやすい?
今回は、店内に2席ある座敷席に通してもらうことができたので、子どもをベビーカーから降ろして寝かせることもでき、ありがたかったです。
待ってる間に寝てしまった…w
ただ、混雑時だと待ち時間が長くなったり、なかなか座敷席に座れなかったりすると思うので、平日に行くか、できるだけお昼時を避けて訪れるとよさそう。
お店の雰囲気自体は、子連れにもあたたかい雰囲気でしたよ。
まとめ
『吾妻』は、歴史あるこの店ならではの出汁とうどんを楽しめるうどん屋さんでした。
見た目はシンプルでも、この味はきっとここでしか味わえないのだろうなーと思います。近くに訪れることがあれば、ぜひ食べてみてほしい!
ちなみに、近くには五月山公園があるので、お散歩ついでに立ち寄るのもおすすめです。今回私たちは、五月山動物園の帰りに訪れました。
このあたりを散策する際の参考にしてみてくださいねー。
【店舗情報】 ■所在地 大阪府池田市西本町6-17 ■TEL 072-751-3644 ※予約不可 ■営業時間 10:30~18:00(L.O17:45) ※火曜定休(祝日の場合翌日) ■アクセス 阪急「池田」駅より徒歩7分 ■公式HP |