長野県長野市戸隠(とがくし)は、平安時代から山岳信仰の神々が祀られてきた神聖な場所です。山の中に古社が点在していて、神秘的な雰囲気に包まれます。
近年は、パワースポットとしても人気の場所です。5つの古社を巡って、お参りしたり、御朱印を集めたりしている人も多いようです。自然いっぱいの山の参道を、夫婦で歩いてみてはいかがでしょうか。
2014年のGW(ゴールデンウィーク)に訪れた際の様子を含め、ご紹介します☆
目次
戸隠神社にある5社とは
戸隠には5つの古社「宝光社(ほうこうしゃ)」「火之御子社(ひのみこしゃ)」「中社(ちゅうしゃ)」「九頭龍社(くずりゅうしゃ)」「奥社(おくしゃ)」があります。
5つの古社は距離が離れているので、全て巡るには、車移動がおすすめです。特に、宝光社から奥社まではかなり遠いです。どんな順番で参拝するかあらかじめ決めておきましょう。
私たちが巡ったコース
私たちは、宝光社の近くの宿坊に泊まっていました。近い順に巡るのであれば、「宝光社→火之御子社→中社→九頭龍社→奥社」になるのですが、5つ全部を歩いて回るのはかなりキツイ上、奥社は参道を歩く時間もかかるため、まずは奥社へ車で向かうことにしました。
【参拝コース】
1.車で奥社の近くまで行き、九頭龍社・奥社を参拝。
2.車で一旦宿に戻る。
3.宿の駐車場に車を置いて、歩いて宝光社・火之御子社・中社を参拝。
こんなかんじです。奥社は車を置いてからも、山を登りながら歩くことになるので、スニーカーなど歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。
ちなみに、私たちが訪れたのはGW(ゴールデンウィーク)真っ只中だったので、わりと混んでました。運よく行列などはなく、駐車場に車は停められましたが、日や時間帯によっては停められない可能性もあると思います。
戸隠神社レポート
1.厳かな雰囲気「奥社」
最初に訪れた奥社は、一番見ごたえのある神社でした。参道口から奥社までは、山道を約40分ほど歩きます。
参道の途中にある隋神門。門をくぐると、参道の両脇に聳える杉並木は、迫力があります。
5月上旬でも、うっすらと雪が残っていました。
山の道はひんやりしていて、想像以上に寒かったので、上着があるとよいと思います。
奥社に到着。
やはりGW(ゴールデンウィーク)は混んでいます。お参りするための行列に並び、参拝しました。御朱印をもらうための行列もかなりできていました。が、嫌になって諦めるほどの長い列でもなかったので、ギリギリセーフかな…というかんじです。GWに多少の混雑は仕方ないですよね。
奥社の左側にある古社が九頭龍社です(人が多くて写真は諦めました)。縁結びの神様としても信仰を集めているそうです。
2.270段の石段「宝光社」
一旦車で宿に戻って、今度は歩きで出かけます。
宝光社へ参拝するには、270段の石段があります。階段はとても苦手な私ですが、がんばりました。ここにも杉の木がたくさんあります。
宝光社の建物は細かい彫刻がとても立派でした。
階段を下りずに、そのまま中社の方へ歩く道があります。途中で「火之御子社」にも立ち寄ることができるので、参拝しました。
民家のある道路を歩いていくのですが、周りには、こごみやつくしなど、春の山菜がたくさん生えていました。川には魚も泳いでいて、とても長閑。歩いているだけで、リフレッシュできますよ。
3.戸隠神社の中心にある「中社」
中社は、戸隠神社の中心です。「龍の天井絵」があることで有名です。この天井には、パワーが降り注ぐと言われているそうですよ。
入口のご神木も立派でした。
実際に巡ってみて感じたこと
戸隠神社はとても見応えのある神社です。実際に5つ全てを参拝してみると、ゆっくり巡りたいのであれば、1日では結構きついかもしれない…と思いました。
私たちは、1泊2日で訪れたのですが、1日目は松本市を観光したため、戸隠を巡ったのは2日目のみ。朝の9時頃から出かけて、お昼も食べないまま歩き、最後の中社へ到着したのが14時くらい。さすがにお腹が空いてお昼ご飯を食べると、帰りの時間が近づき、中社をゆっくりと参拝する時間がなくなってしまいました。
奥社と中社はじっくり参拝できるように、時間に余裕をもって参拝することをおすすめします。2日に分けて出かけるのもアリかもしれませんね。
歩く距離が長く、見どころもたくさんあるので、ゆったり楽しめると思います。
まとめ
いかがでしたか?
長野県長野市にある戸隠神社は、5つの古社を巡ることができるパワースポットです。厳かな雰囲気の中で、清々しい気もちでお参りすることができますよ。
ちなみに、宿泊した「宿坊小谷(おだに)」もとてもよいお宿でした。そば処で蕎麦を食べることもできるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!