最近、ペットとして人気が高まってきているうさぎさん。
ですが、可愛いからと言って軽い気持ちで飼い始めるのは大間違い。ペットを飼う前には、本当にきちんと世話ができるかどうか、よく考えることが大切です。
今日は、うさぎ1匹を飼うために必要な費用についてまとめてみたいと思います。
目次
ペットは可愛いだけじゃない!
これからうさぎを飼おうとワクワクしている人に、水を差すようで申し訳ないのですが、実際の話、ペットを飼うということは可愛いだけではありません。
世話は毎日欠かさずしなければならないし、なかなか家も空けられなくなります。部屋の物や服は齧られるし、抜け毛で部屋は汚れるし、臭いうんちもします。
そして、生き物と一緒に生活するということは、費用が馬鹿にならないということも忘れてはいけません。
今日は、我が家の場合、うさぎ1匹にどれくらいの費用がかかっているのか、まとめてみたいと思います。これから初めてうさぎを飼う人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
うさぎ1匹にかかる費用
これまでに揃えたうさぎグッズ
まず、うさぎを飼う際には飼育グッズを揃える必要があります。
上の記事で詳しく紹介していますが、絶対に必要なもの、後々必要なグッズを合わせるとかなりの数を揃えなければなりません。
我が家で購入した、うさぎグッズとその費用は以下の通り。
【購入したもの】 | 費用(円) | 購入した場所 |
うさぎ飼育スターターセット | 10,900 | 楽天 |
小動物用キャリー | 3,280 | 楽天 |
うさぎ用消臭スプレー | 740 | 楽天 |
かじり木 | 540 | ホームセンター |
うさぎ用爪切り | 560 | 楽天 |
グルーミング用ブラシ | 770 | 楽天 |
ミニホウキ&ちりとり | 216 | 100均 |
スコップ | 108 | 100均 |
部屋んぽ用の柵と留め具 | 1,620 | 100均 |
暑さ対策テラコッタ | 1,900 | 楽天 |
寒さ対策ヒーター | 1,780 | 楽天 |
掃除用コロコロ | 108 | 100均 |
うさぎグッズ収納ケース | 1,188 | イケア・100均 |
小計 | 23,710 |
さらに、トイレ(680円)は汚れと齧られ具合がひどかったため、2年で一度買い換えています。
よって、うさぎグッズにかかった費用は、これまでのところ24,390円となります。
エサ代は月にどれくらい?
次に、動物を飼う上で絶対に必要となってくるエサ代について。
うさぎの主食は、牧草とペレット。牧草はケージの中にいつも絶やさず入れておきます。ペレットは1日分の決められた分量を与えます。
うさぎの食べ物や牧草については、こちらの記事もどうぞ。
牧草やペレットの種類は、いろいろなものが販売されていて、プレミアムなものほど高価です。特に、ペレットに関しては安いものから高いものまでたくさんの種類があります。
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我が家の場合、牧草は「チモシー1番刈り」、ペレットは「ニッパイラビットフード」を与えています。
うちが一度に購入するのは、チモシー(3㎏)3330円、ペレット(3㎏×2袋)1640円。これでだいたい3か月くらいもちます。3か月で5000円程度なので、ひと月だいたい1700円くらいの出費となります。
ちなみに、うちのペレットはかなり安い方なので、ちょっといいものをうさぎさんに与えたいという場合は、さらに出費はかさみます。
うさぎトイレの消耗品代
うさぎグッズ、エサ代と見てきましたが、買い続けなければならない消耗品も忘れてはいけません。
トイレは毎日掃除しなければならないので、下に敷くトイレ砂が必要です。これは、我が家では7ℓ680円のこちらを使用しています。
これ2袋(14ℓ)でだいたい3か月分くらいです。ひと月に換算すると、だいたい450円くらいですね。
また、ケージの下に敷いておくペットシーツ(おしっこシート)も必要です。これは、我が家の場合、ユキがトイレを覚えてくれたのでほとんど必要なくなりましたが、トイレを覚えていない子はヘビロテで交換する必要があります。
ユキがそこらじゅうでおしっこをしていた頃は、少なくとも1日に2~3回はシーツを取り換えていました。
これだと1000円で60枚入っていますが、1日2~3回取り換えるとすれば、約1ヶ月でなくなってしまいます。つまり、ひと月1000円ずつの出費となります。
トイレ関係を合計すると、ひと月だいたい1450円かかっています。
病院代はとても高額!
ペットは、人間のように保険がきかないので、医療費はとても高額です。これが一番、ペットを飼う上で覚悟しなければならないところだと思います。
ちょっと具合が悪くて動物病院へ連れて行って、薬と注射をしてもらったら、3000円~5000円くらいは当たり前。
手術や入院など特別な処置の場合、数万単位でお金がかかることは覚悟しておきましょう。2~3万の場合もあれば、10万以上のお金がかかることもあると言われています。
ペット保険に加入しておくという手もありますが、いずれにしても病院代は本当に痛いです。とはいえ、可愛いペットが病気になったら、できるだけのことはしてあげられるよう、覚悟しておくことは大切だと思います。
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うさぎを飼うための費用
うさぎ一匹にどれだけの費用がかかっているか、まとめるとこんなかんじ。
費用(円) | |
うさぎグッズ | 24,390 |
エサ代 | 1,700/月 |
消耗品 | 1,000/月 |
病院代 | 3000~ ※必要に応じて |
合計すると、25000円+月々2700円+病院代(急な出費)といった具合です。
もちろん、これはあくまで我が家の場合なので、一つの目安として参考にしてくださいね。
ちなみに、うさぎを購入する場合、うさぎさん自体にももちろんお金がかかります。ネザーランドドワーフなど人気の子だと、ペットショップでの相場は2~4万くらい、専門店だと4~8万くらいする場合もあります。ユキはミックスの売れ残りちゃんだったので、5000円くらいでしたがw
まとめ
うさぎはとっても可愛いです。そこにいる姿を眺めているだけでも、ほっこり癒されるペットという存在。我が家のユキにも、時には笑わせてもらったり、温かい気持ちにさせてもらったり、もはや家族の一員として欠かせない存在です。
うさぎ好きの私としては、うさぎの人気が高まるのは嬉しいです。嬉しいのですが、人気が高まってくると、あまりにも軽い気持ちで飼い始めてしまう人もいるというのも事実。
ペットは生き物です。ファッションや食べ物のような感覚で、その場に流されて衝動的に「欲しい!」と手に入れてよいものではありません。一度飼い始めたら、最後まで責任を持って世話をするのが当たり前。飼い始めてから「こんなはずではなかった」と後悔するくらいなら、絶対に飼うべきではありません。
きちんと世話ができるか、あらかじめ費用についてしっかり知った上で、よくよく考えて飼い始めてくださいね。