うさぎを飼っていると、ケージが想像以上に汚れることに驚きます。
ケージの掃除は、日々のお世話の中でもつい後回しにしてしまいがち。ですが、うさぎの健康にも関わることなので、きちんとやることが大切です。
ケージを掃除する頻度や、できるだけ楽に掃除する方法をご紹介します。
目次
うさぎのケージを掃除する頻度
頻繁にできるなら、小まめにきれいにするに越したことはありませんが、目安としては、少なくとも1ヶ月に1度は、ケージを分解して徹底的に掃除するようにしましょう。
1ヶ月掃除していないと、糞や抜け毛で、想像以上にケージは汚れています。
特に、換毛期は、ケージの隅に抜け毛がごっそり溜まっていることもあるので、汚れが気になる時期は、その都度清潔にしておくのが理想的。
うちも普段は1ヶ月に1度くらい、換毛期は、2週間に1度くらいのペースでケージを掃除しています。
洗いやすいケージを購入しよう
たびたび掃除するとなると、ケージは意外と頻繁に分解しなければなりません。
ケージを購入する際には、分解しやすいものを選ぶことをおすすめします。
我が家で使っているのは、マルカン「カンタンおそうじケージ」。
これは、ケージの留め具やすのこがプラスチックで出来ていて、簡単にパチッとくっつけたり分解したりしやすいので、ケージを掃除しやすいのが特徴です。
すのこもプラスチックなので、洗いやすいです。
ケージを使ってみた詳しいレビューはこちらの記事もどうぞ。
ケージ掃除のやり方
それでは、我が家のケージ掃除の方法をご紹介します。
掃除に使っている道具
- ハンディ掃除機
- 霧吹き(水)
- トイレットペーパー
- ミニホウキ・ちりとり
- ごみ袋
- 雑巾
- 歯ブラシ(掃除用)
洗剤は使いません。
除菌をしたい場合は、すのこなどを天日干しにするか、除菌スプレーがおすすめです。
1.うさぎをキャリーへ移動
やーん…。
ケージを掃除する間、ユキさんにはキャリーに入っていてもらいます。
嫌がりますが、キャリーに入る練習にもなるのでたまには入れておくとよいかも。
2.ケージを分解する前に霧吹き!
まずは、ケージの上部分を取ります。
簡単にかぽっと取れます。
ここまではいいのですが、これ以上分解する前に、やっておくと楽なポイント。
ケージは、分解しようと外せば外すほど、溜まっている毛がファサーッと宙を舞います。特にアレルギーなどはなくても、あの大量の毛を吸ってしまうのはちょっと怖い。
そこで、即座に使いたいのがこちら。
水の霧吹き。
これとっても便利なんですよ。
抜け毛に向けて、シュッシュッっと霧吹きをかけます。
たったこれだけで、毛があまり舞わなくなり、掃除しやすいんです。
毛が舞わなくなったら、すのこの上の毛をトイレットペーパーで軽く拭きとります。
3.すのこはお風呂場で洗う!
毛を軽く拭きとったら、すのことその周りのカバーをお風呂場へ持って行って洗います。
軽くシャワーで流すだけで、ある程度汚れは取れるのですが、うんちやおしっこがこびりついて汚い場合は、使用済み歯ブラシなどを使ってこすればOK。
すのこは、うさぎが直接触れる部分なので、水を切って、雑巾で拭いた後、除菌スプレーをかけるか、ベランダで天日干しにしましょう。
4.すのこの下を掃除
すのこの下は、牧草やら糞やら抜け毛やらが積もりまくった無法地帯。
ここも、動かす前にまず霧吹き。
抜け毛が濡れて落ち着いたら、ペットシーツごとごそっと丸めてゴミ袋へ。
牧草がもったいないような気もしますが、ここに落ちている牧草は、たいてい抜け毛がびっしり付いているので、うちは、これをもう一度食べさせることはしません。
(うさぎは抜け毛をたくさん食べてしまうと、毛球症という病気になってしまうことがあるので、注意が必要です)
【参考】
ペットシーツごと処分したら、落ちている牧草は、ミニホウキとちりとりで軽く掃除。
なぜか引き出しの下にも溜まっているので、ここも忘れず掃除します。
次に、ハンディ掃除機を使って、周りにしつこく付いている抜け毛を吸います。意外とケージの外側や裏側にも毛がたくさん付いているので、細かいところまで吸える掃除機が便利。
ちなみに、うちのはコレです。
もちろん、丸洗いでもOKですが、全部洗うのは大変なので、我が家では余程汚れていなければ、すのこ以外はこうして掃除機で吸います。
ついでに、ケージ付近や下の床の毛も吸いましょう。
これで、それぞれのパーツの掃除が完了しました。
5.トイレやエサ箱の掃除
トイレやエサ箱は、日々の掃除でやっていると思うので、普段通りにすればOKです。
ペレットの入れ物に毛が溜まっている場合は、いったん全部捨てて、中をきれいにしてから、新しいペレットを入れるようにしましょう(これは普段から気を付けた方がよい)。
今回は、あまり毛は入ってませんでしたが、木くずがいっぱい入ってたので、取り換えました。
6.ケージを組み立てたら終了!
それぞれのパーツが綺麗になったら、ケージを組み立ててお掃除完了です。
引き出しの上に綺麗なペットシーツを敷いて、すのこを置いて、上部分をかぶせるだけ!
やっぱり組み立て・分解が楽なケージを使うと早いです。
まとめ
ケージの掃除は、正直言って、うさぎのお世話の中でも一番面倒で大変な作業です。
ですが、飼い主が掃除せず、不衛生なまま飼育していると、うさぎさんは病気になってしまいます。放置しているとトイレなどの臭いも気になります。
おうちで飼う以上、定期的にケージを掃除して、清潔な環境を保ってあげてくださいね。