うさぎを飼う上で、グルーミング(毛のお手入れ)をすることはとっても大事なことの一つです。普段から抜け毛をお手入れするためには、グルーミング用ブラシが必要です。
うさぎ用ブラシと言っても、その種類は様々です。初心者はどれを選んでいいか、迷いますよね。今日は、我が家が試した2つのタイプのブラシの比較と、実際に使った感想、おすすめのブラシをご紹介します。
目次
グルーミングが大事な理由
うさぎにとって、グルーミングをすることはなぜ大事なのでしょうか。
うさぎの細い毛は、常に抜けたり生えたりを繰り返しています。特に、春や秋に訪れる換毛期には、その抜け毛の量はものすごいことになります。
この抜け毛を、ブラッシングをすることでとってやる必要があるんです。
うさぎは自分の体をキレイにしようと毛づくろいを繰り返します。そのときに、自分の毛が口の中に入ってしまいます。少しくらいなら問題ありませんが、グルーミングを怠っていたら、その毛がお腹にたくさん溜まってしまい、毛球症という病気になることもあるんです。ちなみに、うちのユキはなりかけたことがあります。
こちらの過去記事にもその時の様子を書いています。
毛球症はひどい場合、手術をしなければならず、死に至ることもある大変な病気です。病気の予防のためにも、できれば毎日、少なくとも2日に1回くらいはブラシで毛をとってやることが大切です。
購入したブラシを紹介するよ
グルーミングをするためには、ブラシが必要です。うさぎ用のブラシには、様々なタイプのものがありますが、うちが購入したタイプは2種類。それぞれ、使ってみた感想をご紹介します。
1.毛の柔らかいブラシ
最初に購入したのが、こちらのブラシの毛が柔らかいタイプ。お掃除ブラシのような形のコンパクトなブラシです。
これは、毛が柔らかいため、うさぎがあまり嫌がらずに使用することができました。最初は警戒していましたが、頭をなでなでしながら始めはそーっとブラシで体をなでていくうちに、嫌がらなくなりました。うさぎにブラッシングを慣れさせるためには、毛の柔らかいタイプがおすすめです。
ですが、このタイプのブラシは、肝心の抜け毛があまりとれません。毎回ブラシにうっすらと絡む程度しか取れないので、換毛期などのしっかり毛をとりたい際には、あまりおすすめできません。
以下のようなグルーミング用スプレーをブラシに少しかけて、ブラッシングすれば多少は改善されますが、それでも、ごっそりと毛をとるのは難しいブラシです。
2.毛の硬いブラシ
そこで、次に購入したのがこちらのスリッカーブラシ。このブラシは、ブラシの毛、一本一本が硬い針金できています。
ブラシの毛が硬いタイプは、かなりたくさん抜け毛をとることができます。針金部分にしっかりと抜け毛がひっかかるので、換毛期にはあっという間に3回分くらいごっそり抜けて、気持ちいいです。
1,2回梳かしただけでこんなに取れた!
また、ひっかかった毛は掃除機で吸えば一瞬にしてキレイになります。何度も繰り返し使いやすいところもおすすめです。
しかし、針金でできているため、押さえつけすぎには注意が必要です。うさぎがケガをしないように力加減をする必要があります。また、うさぎにとっては毛の柔らかいブラシに比べると違和感が大きくなるので、嫌がる子もいると思います。グルーミングをしようとしたら逃げ惑って結局できなかった…となることもあるかもしれません。
どちらが使いやすいか
両方試してみて、我が家では主に2の毛の硬いブラシを使っています。
結果的に、うちのユキの場合は、1のブラシでブラッシングに慣れさせ、2のブラシへ移行したことで、嫌がることなくできるようになりました。
グルーミングを嫌がるようであれば、柔らかい毛のものから、段階を踏んで練習するのもアリかもしれません。
その他おすすめのタイプ
毛が柔らかいのによく取れる「ラバーブラシ」
これは、ブラシの毛の部分がゴム製になっているラバーブラシ。最近では一番メジャーな商品のようです。
柔らかいため衝撃は少なく、それなのに毛もたくさん取れるのだそうです。私は試したことはありませんが、まずはこのブラシから入ってみるのもいいかもしれません。
細かい部分にも使える「コームブラシ」
ミニサイズのコーム型のブラシは、お尻のあたりや、足の付け根など、大きいブラシが届きにくい部分でもブラッシングしやすいのが特徴的。
ただ、届きにくいところほどうさぎは嫌がるので、うまく使いこなすには飼い主の技術も必要かと思います。
まとめ
いかがでしたか?
うさぎ用ブラシにもいろいろなタイプがあります。うさぎさんに合ったものを選んで、使いたいですね。
最近のユキは、グルーミング中も気持ちよさそうに歯を鳴らしています。慣れてくれれば、うさぎとのコミュニケーションにもなって楽しいですよ。病気予防のためにも、欠かさずグルーミングをするよう心掛けましょう!