我が家は、夫と私と娘の3人家族。昨年の1月に産まれたわが子も、もうすぐ1歳になります。
産後は夫の協力が得られず、夫婦の関係性が危うくなることが多いとよく言われますが、うちの夫は産後の私への理解もあったし、本当によく子育てに参加してくれるすごい人です。
けれど、私は子どもが生まれてから、休日の夫にどうしても言いたかったことが1つありました。それは、子どもと同じ時間に一緒に起きてほしいということです。
実際起きてくれるようになると、1日がスムーズに流れるようになり、すごく楽になりました。解決した今、私は何が不満でどうしてほしかったのか、まとめてみようと思います。
子どもが生まれる前の休日
子どもが生まれる前は、休日の朝は夫婦で思いっきりダラダラしていました。
前日の夜に好きなだけお酒を飲んで、朝は目が覚めるまでぐっすり寝て。下手したら昼くらいまで布団でダラダラしたあと、朝ごはんを食べて、お昼ご飯は2時過ぎ…なんてこともしょっちゅう。
前の晩ごはんの洗い物は、起きてから気が向いた方がすればよかったし、洗濯物だってそれほど溜まらないから、1日くらい洗濯機まわさなくても別に平気だったし。掃除だって気が向いたときに掃除機かけるくらいでそこまで気にならなかった。
夕方くらいから近所に買い物行って晩御飯の用意しても普通に間に合ったし、それすらも面倒なときは近場に飲みに行ってもよかったんですよ。
それで何の問題もなく、平日より遅い時間からスタートした1日が普通に過ごせていました。
子どもが生まれてから生じたズレ
ところが、子どもが生まれると、そんな休日は不可能になります。
子どもは毎朝遅くても8:00には起きるので(もっと早朝にも一度泣くけど、それはちょっと置いておいて…)、私は子どもと一緒に起きるしかない。なのに夫は寝てるという状態が続くと、以下のような現象が起こりました。
生じるズレ①ごはんの時間
起きたらすぐにお腹が空いて泣く娘。私は急いで朝ごはんを作ります。
子どもの朝ごはんを作って食べさせて、食べ終わって、掃除洗濯皿洗いが終わり、やっと一息つける…と思ったら、次に夫が起きてくる。
そしたら今度は夫の朝ごはんを作り、全ての洗い物が終わるころにはもうお昼…。子どものお昼ご飯を作るけど、夫はまだお腹空いてない…。子どもが食べてから、夫のお昼…、そしたらあぁ次もう晩御飯やんけ…!!!!ってなる。
なんか私、1日中ごはんのことに追われてるなぁ…ってなるんですよね。
夫の起きる時間で、家族のごはんの時間がズレるのは、正直とてもしんどかった。
生じるズレ②お出かけの時間
朝のスタートがズレてしまうと、みんなでちょうどいい時間におでかけすることも難しくなります。
赤ちゃんって、一日の時間のうち機嫌のよい時間帯と機嫌の悪い時間帯があるんですね。赤ちゃんのペースでおでかけしたいと、私の頭の中には、常に1日のタイムスケジュールがありました。
朝ごはんを食べたあとの、暖かくて子どもの機嫌もいい午前中から出かけて、遅くても暗くなるまでには帰宅したい(その後のお風呂・夕食・寝かしつけのことも頭にあるから)。授乳の時間が○時くらいだから、その時間までに授乳室のある施設に到着しておきたい。お昼ご飯は公園のベンチで食べたらいいかな…など。
でも、この私の頭の中のスケジュールが、夫が寝てることによってめっちゃズレる!
ぐずって大変な思いをしたくないからと、いろいろ考えてるんですが、起きる時間が遅いとその分用意が遅れて、出発の時間が遅れて、全体的にいろいろ遅れて…焦って最終的に楽しい時間があまりとれない、最悪やろうとしてたことを諦めなきゃいけないというのが、私にとってとてもストレスでした。
夫に早起きをお願いした
この2つのズレってほんのちょっとしたことなんですけど、毎週続いていくとだんだん不満が積もっていくんですね。
やろうとしてることが思うようにできないって、自分が思っていた以上にストレスで、これまで通りにいかなくなった休日に、私は正直とても参っていました。
とはいっても、休日くらい夫だってダラダラしたいに決まっている。平日は仕事で疲れているんだし、できることなら寝かせてあげたいという気持ちもある。きっとこんなものなんだろう、仕方ないのだと言い聞かせては我慢。
むしろ、これくらいのことでイライラしてしまうなんて妻として失格なのでは…と悩んでいたのですが、やはり言いたいことを我慢していると、私自身がだんだん笑って過ごせなくなり、夫へ対しての当たりもキツくなっていきます。
あぁ…これはあかんやつや。
ちゃんと言おう。直してもらえるかどうかよりも、自分の言いたいことが言えてないことが実はしんどいのだ。これではお互いがより嫌な思いをするだけだと思い、伝えることに。
「毎週じゃなくてもいいから、できるだけ子どもと一緒に起きてほしい。前日が飲み会だとか、残業でクタクタだとか、そんな日まで無理矢理起きろとは言わないから、せめて起きれる日は起きてほしい。どうしても起きられないなら、前の日の晩酌を減らしてほしい。
一緒に朝ごはんを食べて、同じ時間から休日をスタートさせたい。そしたらごはんを作る回数が減るし、片付けも一気にできる。そのあとの予定も立てやすいし、家事も分担できるし、みんなでおでかけもできる。起きてから朝ごはんを作るまでの間、洗濯物を干してる間、おでかけの準備をしてる間、子どもを見ててくれるだけで負担が全然違うから、そうしてもらえると嬉しい」
一度言い始めると止まりませんw言いたいことぜーんぶ言ったら楽になりましたw
そして実際伝えてから、うちの夫は、子どもが起きるとき一緒に起きてくれるようになりました。
子どもを見ててくれるので、洗濯や洗い物はさっさと終えられるようになったし、午前中からおでかけして(お出かけ中にルンバもできる!)、お昼は外で子どもと一緒に食べることもできる。夕飯の買い物をして家に着いてからも、おうちでゆったり遊べる。まだ寝たいのであれば、子どもと一緒にお昼寝もできる。
早めにお風呂に入れて、夜も早く寝かせられる。早く寝かせられたら、その分、夫婦でゆっくり過ごせる時間も増える!
もちろん毎週完璧に全てをこなせているわけではありませんが、ちょっと早く起きてもらうだけでこんなに変わるなんて…と、正直びっくりするくらい、ちゃんと1日がまわってる気がします。
私の「まぁいっか」も大事
実際問題、外へ働きに行くということは、疲れるということを私は知っています。
数年前、自分が教員をしていた頃のことは、思い出すだけでも尋常じゃないくらいしんどかったし、休日は寝たいと思う気持ちは痛いほど分かるんです。
だから、夫が休日早起きして子どもを見てくれることを当然とは思いません。私が逆の立場だったら、「疲れてるんだから休日くらい寝かせてよ!」ってケンカになってたかもしれない。
素直にちゃんと聞いてくれて、変わろうとする夫は本当にすごいと思うし尊敬します。
なので私は私で、夫がいつもより遅くまで寝てても、予定の時間が少しくらい狂っても、たとえ思ってたことができなくても「まぁいっか」と思える余裕をもつことも大事だなと思うんです。少しくらい上手くやれなくても、きっと子どもは育つはずだと、そこは、そこまで深く考えなくてもなんとかなるでしょ精神(よく言えば大らか!)の夫を見習いたい。
夫が努力して変わってくれているのと同じように、私ももう少し子育てに対して気楽に考えられるようにしたいなと思います。
まとめ
子育てという新たな役割が生活に入ってくることで、これまで上手くいっていたことも、これまで通りにはいかないことって本当にたくさんあります。
夫に早起きをしてもらうことで、我が家の休日は上手くまわるようになってきました。たったそれだけのことを大げさに言い過ぎ!と思われるかもしれませんが、こういうちょっとしたズレこそが、不満の積み重ねになって、放置してたら結構今後に響いてくると思うんですよ。
何か思うことがあるなら、我慢せずに伝えて話し合うことは本当に大事だし、それで例えケンカになったとしても、お互いがお互いの思いを知って、変われるところは変わっていくということが、結果的には夫婦で協力し合うことにつながるのではないかな。
もちろん伝え方は大事だし、自分の要求が全て通るわけではないことは理解しなきゃいけないけれど、子育て初心者の私たち夫婦がうまくやっていくためには、ケンカを恐れず本音を伝え合うことが大切だと思った1年でした。
「早く起きろ」というだけの話がなぜかここまで長くなってしまったふりかえりでした。おしまーい。