沖縄県の島、慶良間諸島の宿なら、阿嘉島(あかじま)の「ハナムロイン」がおすすめです。
島での宿泊って宿の詳細が分からないところが多くて、行くまでちょっぴり心配ですよね。今回行ってきた「ハナムロイン」は、こじんまりとした民宿ですが、満足度の高いところでした。
どんなお宿か、詳しくご紹介します!
目次
阿嘉島「ハナムロイン」
まず、阿嘉島ってどんなところ?と思う人もいるかもしれませんが、那覇からフェリーで約1時間半で行くことのできる離島です。
ビーチがいくつもあって、ウミガメにも会うことができます。
本島のビーチよりも魚も多くて透明度も抜群!ダイビングやシュノーケリングをするなら、海の中は魚の楽園なので、ぜひ訪れてほしい!
ハナムロインってどんな宿?
阿嘉島の宿は、あまり数が多くありません。
そのほとんどが民宿で、いくつかの候補の中から選ぶのですが、口コミなども少ないので、正直どこがよいのか今一つよく分からない。
今回、いくつかのサイトを見てから、なんとなくよさそうだった「ハナムロイン」に宿泊してみたのですが、思ってた以上に快適でした。
「ハナムロイン」は、こじんまりとした民宿で、部屋も6部屋しかありません。外から見ると、赤いパラソルとデッキがあり、なんとなく小洒落た雰囲気。画像奥の建物が客室です。
私たちが訪れたときに宿泊していたのは、私たちの他に、女性2人のお客さんが2組、外国人4人グループ(関係性が謎の男女)が1組でした。女性客はリピーターさんでした。
宿のスタッフさんは朗らかで、島のことをいろいろ教えてくれて、すごく親しみやすい人でした。初めて訪れた私たちへの対応も丁寧で、安心して過ごせましたよ。
港からは徒歩3~5分で歩けるので、立地もよいです。ビーチは、阿嘉ビーチまで徒歩8分くらい、ニシハマビーチには送迎してもらえます。
お部屋と設備がキレイ!
気になるお部屋と設備のお話。
民宿だし、少しくらい汚くても仕方ないかなぁと思っていたのですが、女性客にも人気なだけあって、オシャレで清潔感があります。
客室にはベッドと机のみ
白を基調としたお部屋には、ベッドが2つ。
部屋の中は狭いです。ほぼベッドで埋め尽くされていますが、寝るだけなら特に問題ありません。
壁に服を掛ける場所や、鏡、ティッシュ、小さいですが机とイスもあります。
入口側とベランダ側がガラスの窓のようになっていて、横一列にお部屋が並んでいます。おそらく音はお隣さんに筒抜けですが、入口もベランダもカーテンを閉めればプライバシーは守れます。鍵は内側からなら、かけられます。
入口側から外へ出ると、すぐにテラス(共同スペース)に出られるようになっています。
ベランダには物干しとハンガーがたくさんあるので、水着を乾かすのに便利。こういうちょっとした配慮がありがたい!
シャワー・トイレ・洗面台が綺麗
私が一番気に入ったのは、シャワーとトイレが綺麗だったこと。
シャワー室は、トイレと同じくらいの小さい個室が2つあるのですが、壁と床が綺麗なつるつるの石の素材で整備されているので、清潔です。よくある海水浴場のコンクリートの個室みたいなやつを想像してたので、だいぶ満足度高かったです。
シャンプーとボディソープも置いてあります。
海に入ると髪の毛がギシギシになっちゃうので、トリートメントは持参するとよいかも。
トイレも洋式で普通にキレイでした。
洗面台はこんなかんじ。
全て共同なので、順番待ちをすることもあるかもしれませんが、そこは譲り合って使ってくださいね。
湯船もあるよ
実は「ハナムロイン」には、湯船もあります。
シャワー室とは別の場所ですが、テラスに2つ湯船があります。宿の人に声をかければ、水着着用で利用できます。
わりと丸見えのスペースなので、私たちは利用しませんでしたが、空を眺めながらのバスタイムも素敵かもしれません。
シュノーケリングのセットが充実!
阿嘉島へ来たら、とにかくシュノーケリングかダイビングを楽しむしかありません。
島までシュノーケリングのセットを持って行くのは大変…!という場合も大丈夫。「ハナムロイン」では、シュノーケリングに必要なもの一式を1000円で借りられます。
フルセット(マスク・シュノーケル・フィン・ライフジャケット)を借りて行くのがおすすめですよ。ちなみに、1つだけ借りたいという場合は500円で借りることもできます。
みんなで食べる食事!
「ハナムロイン」は、ごはんも美味しいです。宿泊者みんなが同じ時間に集まり、テラスで食べます。
席は真ん中の大きめのテーブルと、奥のカウンターテーブル、4~5人用テーブルがあります。それぞれ決められた場所に座って、いただきます。宿泊者同士で交流が深まることもあるそうですよ。
「うぇーい!」ってかんじの若者が盛り上がりすぎてたら怖いな…とも思ってたんですが、私たちが訪れたときは、それぞれがしっとり楽しんでるかんじでした。アットホームでよい雰囲気。
夕食は日替わりで!
テラスにその日のメニューが貼り出されます。沖縄の食材を使ったオリジナルメニュー。どれも手作りで温かみのあるお料理ばかりでした。
この日のメニューは、こちらの6品。
マグロの刺身はこの大きさ!!
沖縄混ぜそば。
ジャージャー麺のような味付けの沖縄そば。沖縄そば特有の麺のもっちり感が新感覚でした。なるほど、こういう食べ方もあるのか…!
マグロのスパイシー炒め。
トマト煮込みのような見た目ですが、カレーのスパイスがよく効いていて、エスニックな味わい。美味しいです。
ご飯にも合うし、お酒にも合う!
量はそこまで多くありませんが、ご飯はおかわり自由です。
お酒はオリオンビールとボトルワインがあります。
クーラーボックスの中から自分で取って、横に置いてあるメモに、何本取ったか「正」の字を書き足していくという究極のセルフサービスwチェックアウトのときに清算です。
ちなみに、水と氷は無料でもらえます。
ヘルシーな朝ごはん
朝ごはんはこんなかんじ。
野菜たっぷりでヘルシーです。BLTバーガーおいしかった!
周辺情報ーお散歩してみましたー
「ハナムロイン」周辺を散歩してみました。夜は美しすぎる星空に感動し、朝は日の出に感動。
那覇の近くとは思えないほど、自然がいっぱいです。
前浜ビーチをお散歩
宿のすぐそばにある前浜ビーチ。
ここは宿の目の前にあり、海岸が広くて歩きやすいので、泳ぎに行くよりものんびり散歩するのにおすすめです。
夜は海岸に腰かけてぜひ、満天の星空を眺めてみてくださいねー!
買い物なら商店へ!
阿嘉島にコンビニはありません。
何か食べ物や飲み物を買いに行きたい!という場合は、「中村商店」か「たつのじょう」というスーパーへ行きましょう。「たつのじょう」は徒歩5分で行けます。
おやつやお酒、生活用品などが置いてあります。
阿嘉島唯一のバー「ヨナミネハウス」
散歩をしていると、民家・民宿の中に、古民家を改装したオシャレなバーが!!
「ヨナミネハウス」という阿嘉島唯一のバーだそうです。
宿でご飯を食べた後、ここでまったり過ごすのもいいですね。
御殿(うるん)の木
村指定文化財「うるんの木」は、アカテツと呼ばれる大きな木。
高さ13m、樹齢400年以上に推定される郎大木です。円形状に広がった枝が、独特の雰囲気を醸し出しています。
阿嘉大橋からの朝日
早朝、橋の上を散歩すると朝日を見ることができます。
めちゃくちゃ綺麗でした。
宿から橋までも5分くらいで行けるので、早起きして見に行ってみてくださいね。
朝の澄んだ海と朝日が昇る様子は、写真におさめるにはばっちりです。
まとめ
「ハナムロイン」の魅力をまとめるとこんなかんじ。
- こじんまりとしたアットホームな宿
- 清潔感があって設備が使いやすい
- シュノーケリングセットの貸出が安い
- 阿嘉ビーチが近い(ニシハマビーチ送迎もあり)
- ご飯がおいしい
- 徒歩圏内に売店やバー、絶景スポットあり
ちなみに、宿泊料金は1泊9100円、2泊以上の場合は連泊割引で8100円です。安い!!
阿嘉島に訪れる際には、ぜひ宿泊してみてくださいね。
【ハナムロイン基本情報】 ■所在地 沖縄県島尻郡座間味村阿嘉52 ■TEL 090-6857-5430(9:00~18:00) ■営業期間 3/11~5/8、6/17~11/3(平成28年) ■公式HP |