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桜の名所を歩いて巡る!元京都人が考えるお花見散歩コース8選

京都でお花見を楽しめる場所はたくさんあります。しかしながら、京都の土地勘があまりない人にとっては、どんなコースで桜の名所を巡ればよいか悩みますよね。私は、10年間京都に住んでいる間に、たくさんのお花見スポットを訪れました。

のんびり歩いて桜を楽しむのにちょうどよい、京都のお散歩コースを8つご紹介します。

観光地&お寺拝観コース

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まずは、定番の有名寺を拝観できる3つのお花見散歩コース。京都観光と合わせて楽しめるので、観光客におすすめのコースです。その分、混雑も激しいことが予想されます。

1.清水寺→ねねの道→高台寺→円山公園

清水寺からスタートする場合は、清水寺の桜を拝観後、ねねの道を通り、高台寺を拝観、そのまま円山公園へと抜けるコースが定番です。円山公園を抜ければ、祇園にも訪れることができるため、観光客に人気です。また、逆のコースをたどって、清水寺の夜桜ライトアップを楽しむのもおすすめです。

見どころはなんと言っても、清水寺に咲く1500本の桜。清水の舞台からの景色は素晴らしいですよ。高台寺は豊臣秀吉の妻ねねのお寺です。波心庭にあるシダレザクラが有名です。

お散歩するのにぴったりの風情ある石畳を歩いていると、円山公園に到着します。円山公園は学生さんなどが多く集まってお花見を楽しんでいる公園です。公園の中央にある大きなシダレザクラは圧巻です。

2.銀閣寺→哲学の道→平安神宮→岡崎疏水

銀閣寺を拝観して、哲学の道を歩き、平安神宮と岡崎疏水に到着するコース。哲学の道の桜のトンネルが美しく、歩いている間とことん桜を満喫することができます。

このコースに関しては、過去記事でも紹介しているので、よかったら参考にしてみてください☆

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3.渡月橋→嵐山天龍寺→常寂光寺→二尊院

嵐山散策コースも人気です。

阪急「嵐山」駅より渡月橋を渡って、天龍寺へ。天龍寺の奥を抜けて竹林を通ったあと、常寂光寺、二尊院へとめぐるコース。嵐山は頑張れば他にも見どころはたくさんありますが、ぷらっと歩ける距離的にはこれくらいがちょうどいいかな?と個人的には思います。

天龍寺は、世界遺産の曹源池庭園と桜の競演が素晴らしいです。常寂光寺と二尊院は、特に紅葉で有名なお寺ですが、桜も綺麗なんですよ。

お寺を巡ったあとは、桂川沿いを歩いてお花見を楽しむのもおすすめです。

自然満喫コース

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お寺がメインではなく、公園や川沿いをお散歩する3つのコース。京都ならではの鴨川や、中心部から外れた山の中をハイキングするのもおすすめです。観光客は比較的少ないので、じっくり桜を楽しみたい人にはぴったりです。

4.出町柳→鴨川沿い→府立植物園

京阪「出町柳」駅から「鴨川デルタ」という三角州のようになっている広場へ行き、鴨川沿いを北上すれば、桜並木が続いています。ここを歩くだけでも十分桜を満喫できます。川沿いでお弁当を食べるのもいいですね。

出町柳から鴨川を北上して北大路通りまで来れば、「京都府立植物園」があります。

植物園には130品種、450本の桜が植えられているので、早咲きのものから遅咲きのものまで様々な桜を楽しめますよ。園内では、桜以外の春の植物や温室の見学もできるので、飽きることなく過ごせます。

5.男山→石清水八幡宮→淀川背割堤

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京阪「八幡市」駅より「男山散策路こもれびルート」というハイキングコースに入ることができます。1時間くらいで山頂の石清水八幡宮へ到着できるので、気軽に歩けますよ。

ハイキング中に見られる桜はちらほら…というかんじですが、石清水八幡宮に到着すれば、圧巻の桜が見られます。帰りは山頂からケーブルカーで下ってくることもできるので、楽ちんです。八幡市駅まで戻ってきたら、淀川の方へ向かって15分ほど歩けば、淀川背割堤に咲き乱れる桜も見ることもできます。

ハイキングと桜を両方楽しみたい人にはおすすめのコースです。

6.山科疎水→毘沙門堂→南禅寺→蹴上インクライン

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京都市山科区から蹴上へ抜けるハイキングコース。あまり知られていない桜スポットがたくさんあります。

JR・地下鉄「山科(やましな)」駅を降りて、北に向かって歩くと、山科疎水という水路があります。その水路沿いに咲く桜を楽しみ、毘沙門堂を目指します。毘沙門堂には、宸殿の前に見事な枝垂桜があります。「毘沙門しだれ」と呼ばれているその桜は、枝が直径30メートルもある大きな桜で、見ごたえがありますよ。

毘沙門堂から、南禅寺へと抜けることのできるハイキングコースがあるので、ゆっくりと歩きたい場合は挑戦してみましょう。ハイキング中に桜はあまり見られませんが、南禅寺まで出れば、三門から眺める絶景の桜を楽しむことができます。南禅寺の近くには、「蹴上(けあげ)インクライン」という今は使われていない線路跡があり、線路を歩きながら両脇に咲く桜も楽しむこともできますよ。

町中散策コース

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町中だけ歩きたいなーという人におすすめのコース。買い物をしたり、食べ歩きをしながら楽しめます。

7.知恩院→八坂神社(円山公園)→祇園→木屋町

知恩院の桜は有名で、高さ24mの巨大な三門(国宝)の周辺に見事な桜が咲いています。知恩院は京都の繁華街の近くにあるので、京都の町中で桜を楽しみたいならぜひ立ち寄りたいスポットです。知恩院を拝観した後、隣の八坂神社で円山公園の桜を見て、祇園周辺で買い物や食べ歩きを楽しむことができます。

そのまま四条大橋の方に向かって歩いて行けば、高瀬川沿いに咲く桜を楽しみながら、散歩することもできます。

8.木屋町→鴨川沿い→丸太町付近

京都の繁華街は「四条」「三条」周辺です。京阪電車「祇園四条」駅で降りた後、町中を散策しつつ、桜を見ながら木屋町通りを通って三条まで歩き、三条大橋から鴨川沿いを北上するのもおすすめです。

「神宮丸太町」駅付近の鴨川沿いに咲く桜もとてもきれいなので、そこを目指して鴨川沿いをお散歩してみてくださいね。

まとめ☆

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いかがでしたか?

京都には、おすすめのお花見散歩コースがたくさんあります。

桜をたくさん楽しみたいなら、どんなコースでお散歩するか、あらかじめ考えて出発しましょう!
ぜひ、素敵なお花見散歩を計画してみてくださいね☆