東京銀座にある喫茶「トリコロール」は、レトロで雰囲気のよい老舗喫茶店です。入口から店内に至るまで、アンティークでお洒落な佇まいは、年代を問わず多くの人に親しまれています。
普段現代風のカフェには立ち寄ることの多い私ですが、こういった昭和の味わいが漂った喫茶店も大好きです。喫茶「トリコロール」の情報と、訪れた際の感想をご紹介します☆東京観光の際に立ち寄りたいお店でしたよ。
目次
喫茶「トリコロール」本店
基本情報
■所在地
東京都中央区銀座5-9-17
■TEL
03-3571-1811
■営業時間
平日 8:00〜20:30 ( L.O 20:00 )
土日祝 8:00〜21:30 ( L.O 21:00 )
■アクセス
都営地下鉄線「東銀座」駅より徒歩3分
地下鉄「銀座」駅より徒歩5分
喫茶「トリコロール」ってどんなお店?
喫茶「トリコロール」は、創業昭和11年。長い歴史のある老舗喫茶店です。銀座に本店があり、現在は東京に3店舗、北海道、仙台、名古屋にそれぞれ1店舗ずつお店があります。
銀座本店はレトロな西洋風の建物で、入口は回転扉になっています。回転扉には「別世界に来たような気分になってほしい」という願いが込められているのだとか。扉ごしには、優雅にコーヒーを飲みながら仕事をしている紳士の姿が見え、銀座の街を象徴しているようなハイカラなイメージでした。
店内も、歴史を感じるレトロな雰囲気。1階が喫煙席、2階が禁煙席となっています。私たちは2階のお席へ行きました。2階は1階よりも広々としていて、4人掛けのテーブル席がいくつもあり、窓際は2人掛けの席になっています。窓際のお席には、1人で訪れているお客さんもわりといました。
テーブルやイス、お部屋の装飾など一つ一つがタイムスリップしたようで、眺めているだけでゆったりと時間を過ごすことができます。有名なお店なので混んでいるかな…と思っていたのですが、平日16時頃に訪れるとタイミングよくすんなり入れました。
美味しい喫茶メニュー
薫り高いコーヒー
丁寧に抽出されるコーヒーは、香りが高く、苦味の中にも美味しい味わいが広がります。
「トリコロール」のコーヒーは、ペーパードリップではなく、布製のネルを使用したネルドリップで淹れられています。コーヒーは、ペーパードリップよりもネルドリップの方が、口当たりが滑らかだと言われているそうですよ。
ネルで作られた布製フィルターを使う抽出方法を、ネルドリップと言います。ペーパーよりフィルターの目が粗いため、コーヒーの微粒子が布フィルターから抜け落ちるので、舌触りの滑らかなコーヒーになると言われています。
パフォーマンス付きカフェオレ
アイスカフェオレを注文すると、ネルドリップで抽出したコーヒーと、新鮮なミルクを目の前で調和させてくれます。
コーヒーとミルクの割合の希望も聞いてもらえるので、自分の好きな調合をしてもらえるのも魅力的。ちなみに私は、コーヒー多めミルク少なめで注文しました。
コーヒーの味が濃厚で、ミルクで薄めていてもしっかりとコーヒーの香りが残っています。一杯1060円となかなか高価なカフェオレですが、飲む価値ありの美味しさですよ。目の前で注がれるコーヒーとミルクの演出も面白いので、ぜひ一度注文してみてくださいね。
看板メニューエクレア
戦前からの看板メニューというエクレア。注文後にクリームを詰めて作っているとのことです。これを一度食べてみたくて、迷わず注文しました。
チョコが最初からかかっているエクレアと、プレーンのものが2つお皿にのっていて、ナッツは自由に自分でかけることができます。サクサクの生地と、程よい甘さのクリームが絶妙で、とっても上品な味わいです。自家製ケーキやアップルパイも捨てがたいですが、一度は食べておきたい、ここでしか食べられない味です。
エクレアは単品で440円。コーヒーとのセットで1220円です。本気を出したら一瞬で食べちゃいそうなサイズなのですが、ここでその食べ方はおすすめできませんwゆっくりとコーヒーを飲んで語ったりしながら、雰囲気と一緒に少しずつ味わいましょう。
まとめ
いかがでしたか?
「トリコロール」は、銀座でショッピングを楽しんだデートの合間や、東京駅に到着した観光客におすすめの老舗喫茶です。店員さんも親切で丁寧なので、気持ちよく過ごすことができますよ。
東京銀座の素敵なレトロ空間で、おいしいコーヒーを味わってみてはいかがでしょうか。