妊娠中のことを勉強したいなら、私が何よりおすすめしたいのが漫画『コウノドリ』。産婦人科の待合室でたまたま手に取り、そのリアルさに衝撃を受けました。
妊娠中に知っておきたい知識や、夫婦の出産への関わり方、赤ちゃんの命について考えさせられる感動の作品です。
妊娠中におすすめの漫画『コウノドリ』をご紹介します。
目次
漫画『コウノドリ』ってどんな話?
基本情報
産婦人科を舞台にした、産婦人科医が主人公の漫画です。1話ごとに、妊婦とその家族の物語がテーマとなっていて、それぞれの抱える問題や不測の事態に奮闘するといった形式で物語が進んでいきます。
妊娠中に起こりうるトラブルや、その詳しい内容、家族の思いなどが丁寧に描かれています。
『コウノドリ』がおすすめの理由
妊娠中のトラブルについて詳しく分かる
『コウノドリ』は、1話ごとにそれぞれのテーマでお話が展開します。
妊娠中には、切迫早産、常軌胎盤早期剥離など、赤ちゃんの命に関わる重大なトラブルが起こる可能性があります。病院で聞かされることはあっても、そんな事態になったら、実際にどんなことになるのか実感が湧きませんよね。
この漫画を読めば、実際にそれを体験したかのように、妊娠中のトラブルについて詳しく知ることができます。物語の中で詳しく語られる解説も分かりやすいので、一つ一つ自分で調べて勉強しなくても、自然と知識が頭に入ってきます。すごくリアルです。
「妊婦の喫煙」や「麻疹」の回では、禁煙や予防接種など、赤ちゃんを守るために予防できることについても触れられていて、とても勉強になりました。
もちろん、漫画の内容だけを鵜呑みにするのではなく、疑問は直接病院で尋ねることが大切ですが、危険性のあるトラブルを知るきっかけとしては、とても役立つ漫画です。
妊婦のリアルな思いに共感できる
不安を抱える妊婦の心理描写も、とってもリアルです。
妊娠が発覚して舞い上がったり、異変があったときに絶望的な気分になったり、周りからの一言に傷ついたり、「あぁそれ分かるなぁ…」と共感できる感情がたくさん。
逆に共感できすぎて、不安が増大してしまうこともあるかもしれないので、読んで重く捉えすぎないようにしなきゃ…と思うほどです。
妊婦の不安定な気持ちに共感でき、子を授かる喜びを改めて感じることができます。
夫にこそ読んでもらいたい漫画
『コウノドリ』は、夫にこそ読んでもらいたいと思う漫画です(うちは読ませました)。
子育ては夫婦で協力するものという認識は、最近では一般的になりましたが、この漫画には全体を通して、「出産も夫婦でするもの」というメッセージ性が込められています。
日に日にお腹が大きくなってくる母親に比べると、父親は子を持つ実感が生まれにくいと聞いたことがあります。実際にお腹に子を宿し、産むのは母親で、父親は何もできないというのも事実かもしれません。
けれどそんな中でも、妊娠・出産の際に父親にできることは何かということを、お話を通して考えさせられることが多いです。
夫が妊娠中の妻に対してできることは、不安定な妻の心に寄り添うこと、一緒に生まれてくる子どものことを考え、悩むこと、出産に合わせて仕事の日程を調整すること、検診に一緒に訪れること、出産に立ち会うことなど、実はいろいろあります。
どれも直接出産に関わるわけではありませんが、これらのことを「あまり意味がないんじゃないか?」と思っている人にこそ、読んでほしい。
妊娠中、夫が最もすべきことは、「生まれてくる子どものことに興味を持つこと・関わろうとすること」だと思います。
検診に必ず毎回付いて行くべき…とまでは思いませんが、結果に興味をもち、進んで知ろうとしたり、一緒に産後のことを考えたりすることで、少しずつ実感は伴ってくるんじゃないかなと思います。赤ちゃんのことだけでなく、妻の体調への気遣いなんかもできればさらに素敵ですね。
妊娠中は、父親と母親になるための準備期間でもあります。妊娠中に夫婦仲がうまくいかないと、子どもが生まれてからはきっとさらに大変ですよね。夫が、出産に対してちょっと無関心かも…と思う人は、この漫画を読ませてみるのもオススメですよ。
まとめ
久しぶりに「面白い!」と思える漫画に出会って、即買いしてしまいましたが、お話も面白くてためにもなる、とっても素敵な作品でした。
私の場合、妊娠中の今だからこそ、特に共感できる部分も多かったと思います。
子どもが生まれることって奇跡的なことなんだなぁと、改めて考えさせられました。子を授かり、元気な子が産まれてくることは当たり前のことではないということ、妊娠は命がけだということを実感させられます。
妊娠中の人や、その夫、身近に妊婦さんがいる人、これから子どもが欲しいと考えている人、若いカップルにもおすすめですよ。
ぜひ一度、読んでみてくださいね♪
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