マタニティライフ

妊娠中の便秘を解消したい!大切な食事・運動と2つの便秘薬

妊娠中は、体のいろんなところが不調をきたします。妊娠中に便秘に苦しむ人は多いですよね。私も、妊娠中は常に便秘との戦いでした。

便秘が続いたかと思えば、その後腹痛と下痢を起こしたりと、なんだかいつも不調でした。

解消のために心がけたことと、処方してもらった薬マグミット錠とラキソベロンについてご紹介します。

妊娠中便秘になりやすいのはなぜ?

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妊娠初期の便秘、中期~後期の便秘には以下のような原因があります。

ホルモンの影響

妊娠をするとプロゲステロンと呼ばれるホルモンが増加します。

このホルモンには、胃腸の筋肉を緩める働きがあります。胃腸の筋肉が緩まると、消化器官の働きが弱まり、便を押し出す力も弱まります。

このホルモンによって引き起こされる便秘を「弛緩性便秘」といいます。

子宮が大きくなる影響

妊娠すると、日に日に赤ちゃんが育ち、子宮が大きくなっていきます。

子宮が大きくなると、それと同時に大腸を圧迫してしまいます。特に、妊娠後期になると、腸は居場所がなくなり、背中の方へと移動するのだとか。

このように、普段の状態に比べて、便が進みにくなることによって起こる便秘を「直腸性便秘」といいます。

便秘解消のための食事と運動

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便秘解消のために、まずは日々の生活で心がけたいことから始めましょう。調べたらいろいろと出てきますが、特に大事なのは、食事と運動です。

1.水溶性食物繊維・乳酸菌を摂る

根菜や豆類、穀類は便秘に効くとされていますが、これらは不溶性食物繊維といって、水分を取り込んで膨らむので、ガスが貯まりやすくなってしまうことも。

オススメは、水溶性食物繊維と乳酸菌を積極的に摂ることです。水溶性食物繊維は、固くなった便を柔らかくしてくれる働きがあり、乳酸菌は腸の働きを整えてくれる作用があります。

水溶性食物繊維は、以下のような食材に含まれているそうです。

主に昆布などの海藻類、納豆や大豆などの豆類のほか、こんにゃく、ごぼう、にんじん、おくら、エシャロット、切干大根、アボカド、いちじく、洋ナシ、キウイ、パパイヤ、プルーンなどに多く含まれています。

引用:こそだてハック

とはいえ、毎日食べ続けるのはちょっと難しそうな食材も多いですよね。

私が毎日食べるように心がけたのは、納豆(水溶性食物繊維)とヨーグルト(乳酸菌)です。常に切らさないように冷蔵庫に入れておいて、毎朝朝食時に食べています。どちらも安くて簡単に取り入れやすいので、オススメですよ。

2.適度な運動・ストレッチ

便秘解消には、適度に体を動かすことも大切です。

私は常に家で過ごす生活をおくっているので、運動不足になりがち。毎日30分程度、近所の公園などを散歩をするようにしています(さりげなくポケモンも探していますw)。

また、産婦人科で行われているマタニティビクスやヨガにも参加しています。妊娠中は激しい運動がNGなので、正しい体の動かし方を教えてもらえるマタニティビクスやヨガはおすすめですよ。

マタニティビクスで教わったストレッチの中で、おうちでもできる便秘に効く簡単なストレッチはこちら。腰をゆっくりひねるストレッチです(腰痛緩和にもオススメ!)。

つらいときの便秘薬!

普段の生活で便秘予防を心がけていても、なかなかそう簡単には解消してくれない…という人も多いのではないでしょうか。

正直私も、ひどいときは食事も運動も全く効果なしでした。

そんなときは、産婦人科の先生に相談すれば、妊婦にも安全な便秘薬を処方してもらえます。ただ、あまり薬ばかりに頼っていると、薬を飲まなければ出ない…という悪循環に陥る可能性もあるので、癖にならないように気を付けましょう。

私が処方された薬は「マグミット錠(14日分)」と「ラキソベロン」というお薬です。たくさん出してもらえたのですが、病院で処方される薬は保険が適用されるため、料金は2種類合わせて710円でした。市販の便秘薬よりも安くつきます。

それぞれどんな薬か、ご紹介します。

マグミット錠

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マグミット錠は、酸化マグネシウムを主成分とする大きめの錠剤薬です。

便秘でつらい時、毎食後に1日3回服用してくださいとのことでした。便を柔らかくして、出しやすくする効果があるそうです。

錠剤が苦手な私としては、大きい錠剤なので飲みにくいかな…と思ったのですが、口の中ですぐに溶けだすので、するっと飲めました。

私は調子の悪いときにだけ、飲むようにしたのですが、夕食後に薬を飲んだ次の日には、便通がよくなりました。

ラキソベロン

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液体のお薬で、水に溶かして飲む便秘薬です。

これは、赤字で「下剤」としっかり書いてあり、注意書きも同封されていました。用法には、「コップ一杯に10~15滴を入れて飲む」と書かれていますが、飲みすぎると下痢を引き起こす可能性もあるため、先生のお話では、最初は2~3滴から様子を見てもよいとのことでした。

1日1回、夜寝る前に飲むと、次の日の朝に効くのでオススメだそうです。

実は私はこの薬はまだ服用していないのですが、マグミット錠でも改善されない状態になったら飲んでみようと思っています。

まとめ

妊娠中の便秘は、本当に辛いです。

そのままにしておくと不快な気分のまま、毎日を過ごすことになってしまいますよね。まずは便秘解消のためにできることを、始めてみてはいかがでしょうか。

私の場合は、マグミット錠を飲めば、一番つらかった時期の便秘はすぐに解決しました。

薬をもらいに行くのを躊躇っている人も、まずはかかりつけのお医者さんに相談すれば、意外とすんなり解消することもあると思います。

よかったら参考にしてみてくださいね。