我が家は引越しに伴い、うさぎをいろいろな乗り物に乗せてきました。
これまで体験したうさぎと一緒に乗った乗り物(車・新幹線・電車・飛行機・タクシー)について、乗せ方と注意点をご紹介します。
やむを得ずペットうさぎと一緒に移動する場合の参考にしてみてくださいね。
目次
うさぎを乗り物に乗せて大丈夫?
ペットのうさぎと一緒にドライブや旅行を楽しみたい!と思う人もいるかもしれませんが、環境の変化でストレスを感じやすいうさぎにとって、乗り物はあまりオススメできるものではありません。
乗り物の多くは、振動、音、気温の3つが気になるものばかり。
これらは全て、静かで落ち着いた環境を好むうさぎさんにとっては、負担になってしまいます。できれば、乗せないに越したことはありません。
どうしてもやむを得ない場合にだけ乗せるということは大前提として、覚えておきましょう。
乗り物の乗せ方・注意点
どんな乗り物に乗せる上でも、振動と音をなるべく抑える工夫をすること、水分補給をしっかりさせること、気温の調節に気を配ることが重要です。
①車の場合
車に乗せる方法(長距離)
- ケージごと後部座席に乗せてシートベルトで固定。
- ケージの中に動くものは置かない。
- ケージの上から布をかける。
- 休憩はこまめに長くとる。
- ケージに牧草と野菜(水分補給用)を入れておく。
注意点
うさぎを車に乗せる場合、注意すべきことはケージを後部座席にしっかりと固定するということです。シートベルトを使って固定すれば、車が揺れても落ちることがないので、オススメです。
短距離移動の場合は、キャリーに入れたまま、落ちないように人が押さえておいてもOKです。
また、車は人間が思っている以上に音と振動が激しいもの。特に、高速道路よりも下道の振動は、うさぎにとってかなり落ち着かない様子でした。
こまめに休憩を取りながら、水分補給や牧草を食べる時間を確保するよう注意しましょう。
詳しくは、こちらの記事もご覧ください。
②新幹線の場合
新幹線に乗せる方法
- 規定のキャリーに入れる(長さ70cm以内、タテ・ヨコ・高さの合計が90cm程度でかつ、ケースと合わせた重量が10㎏以内)。
- 手回り品切符を購入する(280円)。
- キャリーに布をかける。
- 足元に置いて乗せる(キャリーは絶対に開けない)。
- キャリー内には牧草と野菜(水分補給用)を入れておく。
注意点
新幹線は、比較的安全に乗せられる乗り物でした。
キャリーに入れて一緒に乗ることができるので、他のお客さんの迷惑にならないよう気を付けましょう。キャリーに布をかけておけば、防音対策にもなるのでオススメです。
うさぎの様子も、キャリーごしに見られるので安心です。パニックを起こして飛び出してしまうこともあるので、絶対にキャリーは空けないようにしましょう。
詳しくは、こちらの記事もご覧ください。
③電車の場合
電車に乗せる方法
- キャリーに入れる。
- 手回り品切符を購入する(270円)
- 足元に置くか、キャリーごと抱えて乗せる。
注意点
電車は、キャリーに入れて切符を購入すれば簡単に乗せられますが、振動が激しいので、できるだけ短時間で済むようにしたい乗り物です。
また、たくさんの人が利用するので、混雑する時間帯や車両を避けて、できるだけ人の少ないときに乗せるようにしましょう。
④飛行機の場合
飛行機(国内線)に乗せる方法
- 航空会社ごとの規定を確認する(ANAとJALはペットOK)。
- 規定のペットクレートを予約しておく(3000円~6000円)。
- キャリーで連れていき、そのまま入る場合はキャリーごとペットクレートに入れる。
- 保冷剤をキャリーにくっつける。
- キャリー内は牧草と野菜(水分補給用)を入れておく。
- 手荷物預かり所で係の人に預けてから搭乗し、降りたあと受取り所で引き取る。
注意点
飛行機は、正直一番心配な乗り物です。
手荷物預かり所で、いったん預けなければならないので、搭乗中は離ればなれです。ペットを預かってもらえる場所は冷房が効いているとのことですが、実際乗せてみるとやはり暑さは気になりました。キャリーに保冷剤を装着して、少しでも涼しい空間になるようにしておきましょう。
搭乗前と到着後のうさぎの体調チェックをしっかりして、具合が悪くなった場合はすぐに病院に連れていけるよう、準備しておく必要があります。
詳しくは、こちらの記事もご覧ください。
⑤タクシーの場合
タクシーに乗せる方法
- タクシー会社または運転手さんに乗せてもよいか確認。
- キャリーに入れて一緒に座席へ乗車。
- キャリー内は牧草と野菜(水分補給用)を入れておく。
注意点
タクシーの場合は、必ずタクシー会社か運転手さんに、うさぎを乗せてもよいか確認しましょう。あらかじめ確認して、予約しておくことをオススメします。
私が今まで経験したタクシーは、キャリーに入っていればOKとのことで、一緒に乗せてもらうことができました。
走行中に跳び出してしまうようなことがないよう、キャリーは絶対に開けないようにしてくださいね。
どの乗り物を選ぶべき?
移動の際、どの交通手段を選ぶかということは、悩みどころです。どの乗り物にも心配な面はあるので、これがオススメという乗り物はありません。
うさぎによって苦手なものも違うので一概には言えませんが、移動距離と所要時間を考えて、できるだけ少ない時間で移動が完了する手段を選ぶのが最適です。
私たちの場合、京都~東京間は新幹線と電車、東京~愛媛間は車、東京~沖縄間は電車、飛行機、タクシーを利用しました。幸い、乗り物で具合が悪くなることはなく、無事引越しを完了することができました。
利用できる交通機関をよく検討して、一番うさぎに負担がかからないであろう手段を選んであげてくださいね。
うさぎとの移動手段で悩んでいる人は、よかったら参考にしてみてください。