厳選!伊坂幸太郎ミステリー小説*好きなフレーズと感想11選

伊坂幸太郎ミステリーにハマって結構読んだので、記録的な何かを残してみたいと思います。心に残ったフレーズと、一言を添えてみました。

ちなみに、作品の感想ではなく、心に残ったフレーズの感想なので、私の感想文と作品の内容はほとんど関係ありません。

作品の内容やあらすじには触れていませんが、フレーズの引用がありますので、読みたくない方は読まないようにお気を付け下さい。

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伊坂幸太郎ミステリー厳選11作

『オーデュボンの祈り』

蟻の巣の中身は、中にいる蟻より、外から眺める人間の方がよく見えるんですよ。

引用:『オーデュボンの祈り』P185

自分が置かれている状況を、自分自身が理解できないでいるって怖いですよね。でも、蟻の巣の中にいる蟻が、巣の中身を知らないでいるように、傍から見ていたらよく分かるのに、渦中にいるときは分からないなんてことが、実際たくさんあると思うんです。

どんなことでも、第三者の目というのは大事だなあとふと気付かされる一言。

『ラッシュライフ』

優しいって字はさ、人偏に『憂い』って書くだろう。あれは『人の憂いが分かる』って意味なんだ。ようするに、想像力なんだよ。

引用:『ラッシュライフ』P79

人に優しくしなさいと、大人は子どもに言ったりするわけですけど、結局全ては想像なんですよね。

相手がどんなふうに思うかを想像する。

どんなに頑張って相手に優しくしても、自分の中の想像の域を超えることはできないわけです。相手にとって何が優しさかは人それぞれ。時と場合によっても違います。落ち込んでいるときに慰めることが優しさである場合もあれば、時には厳しい一言を伝えることが優しさにもなる。

そこが少し間違うと、「私はこんなに相手のことを思っているのに!」と、すれ違ってしまうんですよね。

「優しさ」って難しいです。

私は人に優しくするよりも、しっかりと思ってることを伝え合うことの方が、人間のコミュニケーションには大事なのではないかと思いますね。

『重力ピエロ』

人の一生は自転車レースと同じだと言い切る上司もいれば、人生をレストランでの食事に喩える同僚もいた。つまり、人生は必死にペダルを漕いで走る競争で、勝者と敗者が存在するのだという考え方と、フルコース料理のように楽しむもので、隣のテーブルの客と競う必要はなにもないという構え方だ。

引用:『重力ピエロ』P145

人生観。あなたはどっちですか?

私は後者です。

けれど、数年前まで働いていた職場の世界は、前者だったような気がします。必死に毎日を過ごして、よい成果を出さなければならず、よい成果を出すための努力と結果が全て。そういう仕事に生きがいを感じた時期も少しはありました。

でも、やっぱり違うなと。辛い思いを堪えながら、さらに上を目指して未来のために頑張り続けるよりも、ささやかでも毎日の出来事一つ一つに幸せを感じる生き方をしたいと思うようになり、仕事を辞めました。

今は競争する相手のいない世界で、穏やかな毎日をゆっくりと楽しむ生活です。誰も私を評価しないし、責任もないし、収入も大幅に減りましたが、私には、こっちの人生観が合っているみたいです。

『砂漠』

生きていくのは、計算やチェックポイントの確認じゃなくて、悶えて、「分かんねえよ、どうなってんだよ」と髪の毛をくしゃくしゃやりながら、進んでいくことなのかもしれない。

引用:『砂漠』P347

生きていればいつだって、思いもよらないことが起こるんですよね。

10年前の私には、自分が仕事を辞めて結婚してるなんて思いもよらなかったし、ましてや転勤族として、日本中を飛び回るなんて想像もしなかった。

何か大きな転機が訪れるたび、人は悩んで悶えて、自分で選択をしながら生きていく。それをしなくなったら、それは自分の人生ではないんじゃないかな。

私は自分の人生は自分で選んで、何が起こったとしても人のせいにしない人生を歩みたいと、いつも思っています。

『ゴールデンスランバー』

人間の最大の武器は笑えることではないか?どんなに困難で、悲惨な状況でも、もし万が一笑うことができれば、おそらくは笑うことなどできないのだろうが、笑えれば何かが充電できる。それも真実だ。

引用:『ゴールデンスランバー』P591

笑顔は大事ですね。

どんなに悲惨な状況でも笑うなんて、なかなかできないですけど、それができる人は本当の意味での強い人だと思います。

私は辛い時は号泣してしまうタイプの単純人間なので、辛い時こそ、笑える強さをもった人になるのが人生の目標だったりします。

『オー!ファーザー』

「性善説みたいに、あまり、子供や人間に期待してると馬鹿を見る。だろ?暗い部分を分かった上で、どうにかするしかない」

引用:『オーファーザー』P108

これは、子育てをするときには大切な考え方なんじゃないかな。子どもだけに限らず、夫婦や家族に対してもそう。

誰もが心には暗い部分を持っていて、自分が思っている通りにならないことはいっぱいあるんですよね。どんなにいい夫でも、神様みたいな人なんていない。

暗い部分を分かった上でどうにかしようとしていたら、いろんなことが許せる心を持てると思うんです。

『グラスホッパー』

「俺はよ、自殺する奴ってのが大嫌いなんだ。人間だけだぜ、逃げるように死ぬのは。偉そうじゃねえか。どんなに酷い環境に置かれたって、動物は自分からは死のうとしねえよ。自分たちが生き残るために、他の動物がどれだけ犠牲になったか知ってるからだ。人間ってのは、傲慢だよ」

引用:『グラスホッパー』P266

これはものすごく心に響く言葉でした。

なんていうか、うまく言えないんですけど、人間を世の中の生き物の中の1つとして捉えたら、自殺をする動物って他にはいないんですよね。

そう考えると、ほんとその通りかもしれないなと。そういう私も人間なんだなあと。地球上の生き物たちにもっと感謝して生きていきたいなと思ったのでした。

『あるキング』

そう、「気持ち」というものは言葉で表現できるのかどうか、それ自体が疑問だ。

引用:『あるキング』P165

哲学ですね。

「気持ち」を言葉で表現するのって本当に難しい。このブログを書いてても思います。小学校の国語って、登場人物の「気持ち」を表現することが多いんですけど、それってよく考えると途方もない作業なんですよね。

登場人物どころか、自分の気持ちさえ、言葉で表現するのは難しい。気持ちを伝える手段は言葉だけに限らないけれど、その表現方法を1つでも多く知っていることが、大事なんじゃないかなあと思うのです。

『魔王』

「相手を言い負かして幸せになるのは、自分だけだってことに気付いてないんだよ。理屈で相手をぺしゃんこにして、無理やり負けを認めさせたところで、そいつの考えはかわらないよ。場の雰囲気が悪くなるだけだ。」

引用:『魔王』P46

こういう人いますよね。理屈責め大好きな人w

本当、言い争いでどちらかが勝っても、誰も幸せにならない。特に、夫婦間での言い争いは、勝ち負けになってしまってはダメですね。

お互いの思いをちゃんと伝えて妥協点を話し合ってこそ、解決するんじゃないかなあ。

『モダンタイムス』

 

「昔はよかった、とかよく言うけど、昔も良くはねえんだよ。いつだって、現代ってのは良くなくて、だからな、俺たちは生きてるその時と向き合わないといけねえんだ」

引用:『モダンタイムス(下)』P243

昔はよかったなあって、つい浸ってしまうことありませんか?

私はあります…。特にテレビで歌番組を見たときなんて、「昔の歌の方がよかったなあ」なんてよく思います。でも、その私が懐かしんでる昔には、私の親世代がさらに昔を懐かしんでいたような気がします。

昔も決して良かったわけではない。

「昔はよかった」と言うと一気に年老いたような気がするのは、生きてるその時と向き合おうとしていないからなのかもしれませんね。

『PK』

「人は過ちを犯す。どんな、立派な人間も失敗はするし、間違えるものなのだよ。大事なのは、自分がいけなかったの、と認めることだ。間違いを認めることは、何より難しい」

引用:『PK』P97

大人や偉い人ほど、これは難しくなっていくんだと思います。

最近アラサーになって本当によく思うのは、周りの知り合いがどんどん頑固になってきたということです(誰とは言いませんが)。

なかなか自分の意見を曲げられなかったり、間違いを伝えても認められなかったりする人が本当に多いです。歳をとるということは、それだけ自分に自信を持てるようになるということなのかもしれませんが、やっぱり間違いは間違いとして認められる大人にならないとダメだと思うんです。

人のアドバイスに耳を傾けたり、素直に謝ったり、自分の行動を正したり、そういうところは何歳になっても柔軟でいたいものです。

まとめ☆

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わあ…ここまで読んでくださってありがとうございますw

結局何が言いたいのかよく分からない記事になってしまいましたが、一番言いたいことは、伊坂小説は面白いということですw

ところどころに、ハッとさせられるようなフレーズが散りばめられていて、お話の中で起こってることは身近な内容ではなくても、ふと自分自身に当てはめる瞬間が訪れるから面白い。

まだ読んだことのない人は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。読書が苦手な人でも読みやすいと思いますよ~!

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