どうも、転勤族の妻ユキコです。
引越の際には、役所での手続きがいろいろあります。正直面倒です。ただでさえ引越前後はいろいろとバタバタするのに、役所に何度も足を運びたくありません。できるだけ一気に終わらせてしまいたいですよね。
役所で必ずしなければいけない手続きは、転出届と転入届の提出です。最初は私も戸惑うことが多かった手続きですが、引越を何度も繰り返していると慣れてきます。引越が決まったらさっさと一気に片づけてしまえるように、今日は転出届と転入届の手続きについてまとめてみたいと思います。これから引越しをする人は、よかったら参考にしてみてください☆
目次
引越前の手続き:転出届
転出届とは
転出届とは、違う市区町村へ引越する場合に必ず必要な届け出です。同じ市区町村の引越の場合は不要です(その場合、引越し後に転居届の手続きが必要)。
転出届を提出すると、「転出証明書」を発行してもらえます。これを持って行って、引っ越し先の役所に提出しなければいけません。なくさないように注意!
手続きに必要なもの
- 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
- 印鑑(必要な場合あり)
<加入者のみ必要なもの>
- 印鑑登録証
- 住民基本台帳カード
- 国民健康保険証
- 後期高齢者医療被保険者証
- 介護保険被保険者証
- その他、乳幼児医療証等
いつ手続きするの?
引越前に住んでいる役所で、引越の2週間前くらいからが目安です。引越し先の住所が決まってから手続きしないと、受け付けてもらえません。
なにかとバタバタする時期ですが、行くのを忘れないよう注意!
記入内容は?
転出届の記入内容は市町村区によって様々ですが、主な記入内容は以下の通り。
- 引越前の住所と世帯主氏名
- 引越後の住所と世帯主氏名
- 届出日
- 移動日(引越し予定日)
- 引越する人の氏名と生年月日
- 本籍・筆頭者
- 申請者
- 連絡先電話番号
代理人でも提出できる?
転出届は、代理人でも提出できます。ただ、代理人が提出する場合は委任状が必要です。委任状はホームページより印刷できるので、誰かにお願いする場合はその委任状に署名・押印して渡しましょう。
代理人提出の際に必要なもの
- 署名・押印された委任状
- 代理人の本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
転出届の提出を忘れたらどうするの?
忘れないように提出するのが一番スムーズですが、私のように忘れっぽい人なら多いにあり得る出し忘れ。万が一転出届の提出を忘れてしまったら、もとの役所まで取りに行かなければいけないのでしょうか。
安心してください。本人であれば、転出届は郵送でも提出することができます。
市区町村役場のホームページで、郵送の依頼書を印刷して署名・押印して郵送します。証明書が届くまでは3~7日程度かかります。窓口と違って記入漏れなどがあると二度手間になり、かなりめんどくさいことになるので、注意して記入しましょう。
ちなみに、後述しますがこのあと転入届の提出は、転居後14日以内にしなければならないので、できるだけ急ぎましょう。速達も受け付けてくれる自治体もあるようなので、確認するとよいと思います。
郵送の際に必要なもの
- 本人確認書類(免許証・健康保険証等)のコピー
- 自分の宛名と宛先(新住所)を書いた返信用封筒
- 返信用の切手
引越後の手続き:転入届
転入届とは
引越しが終わったら、新しい住所の自治体で転入届を提出します。このとき、転出届を提出した際に発行してもらった「転出証明書」が必要です。この手続きによって住民票の移動が完了します。
手続きに必要なもの
- 転出証明書
- 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
- 印鑑(必要な場合あり)
いつ手続きするの?
新しい住所に住み始めた日から14日以内に提出しなければいけません。
稀なケースのようですが、遅れると5万円以下の過料に科される場合もあるそうなので、忘れないうちにできるだけ早く済ませてしまいましょう。
記入内容は?
転入届の記入内容も市町村区によって様々ですが、主な記入内容は以下の通り。
- 新住所と世帯主氏名
- 旧住所と世帯主指名
- 新しい住所に住み始めた日
- 引越した人の氏名と生年月日
- 本籍と筆頭者
- 申請者
- 連絡先電話番号
代理人でも提出できる?
転入届も、転出届と同じように代理人でも提出できますが、委任状が必要です。
代理人提出の際に必要なもの
- 署名・押印された委任状
- 代理人の本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
住民票の写しをもらっておこう!
転入届を提出したら、住民票の移動が完了します。ここで、忘れてはいけないことが、住民票の写しをもらっておくこと。この後、いろいろな登録情報の住所変更において住民票が必要になることがあります。
私はいつも、運転免許証の住所変更用、会社への提出用、予備で3枚はもらうようにしています。わざわざもう一度行かなくて済むように、ここで住民票をもらっておくの大事。
その他役所関係の手続き
転出届・転入届の手続きと同時に、世帯の状況によっては以下のような手続きも必要になります。必要な場合は、一気にやっちゃった方が楽ですね。
- 印鑑登録
印鑑登録をしている場合は、引越前に廃止の手続きをしましょう。印鑑登録証を持参して手続きをしなければならないところと、転出届を出せば自動的に廃止してくれる自治体もあるので、確認するとよいですよ。ちなみに京都市の場合は、自動的に廃止してくれました。
- 国民年金・国民健康保険の手続き
厚生年金の場合は不要ですが、国民年金・国民健康保険に加入している場合は、手続きが必要です。引越前に必要なのが国民健康保険の手続き。国民健康保険証を持参して「資格喪失届」を発行し、引越後再加入します。国民年金は、引越し後、住所変更が必要です。
手続きをする場合は、国民健康保険証と年金手帳を持参しましょう。
- マイナンバーの手続き
2015年から手続きが一つ増えました。マイナンバーは、通知カードか個人番号カードを転入届と一緒に提出すれば、住所変更をしてもらえます。持って行って一緒にやっておくことをおすすめします。
- 福祉・医療関係の手続き
市町村に関係している乳児医療費助成や児童手当、介護保険、後期高齢者医療費助成などの福祉医療や手当なども、該当する場合は確認が必要です。
- 犬の登録手続き
犬を飼っている場合は、旧鑑札、予防注射済票、印鑑を持参して手続きしましょう。
まとめ☆
いかがでしたか?特に大事なポイントは以下の5つ。
- 引越前には転出届!忘れた場合は急いで郵送!
- 転出証明書をなくさない。
- 転入届は14日以内に提出。
- 転入届を提出したら、住民票の写しを3枚もらおう。
- 印鑑登録、マイナンバー、その他手続きは一緒にやっちゃおう。
引越しの際の手続きは、他にもいろいろあります。けれど、まずはこの転出届と転入届の提出が基本です。
ただでさえ忙しい引越の際は、できるだけスムーズに手続きを終えたいですよね。引越しが決まったら、動き出す前にまず、何をしなければいけないかしっかり把握して、二度手間にならないよう心掛けましょう!