初めてうさぎを飼ってうさぎに触れ合うとき、どうやってうさぎを触ったらいいか戸惑いますよね。
うさぎさんは、触られて喜ぶところと嫌がるところが、わりとハッキリしています。「なでなで」をすると喜ぶポイントと、撫で方のコツ、触ると嫌がる場所についてご紹介します。
動物園のふれあいコーナーなどで、うさぎと触れ合う際にも役立ちますよ。
目次
まずは、うちのユキが大好きな箇所ベスト3を発表します。
うさぎは、頭を触られるのが大好きです。
特に、うちのユキはとにかく頭が一番落ち着きます。そのへんをウロウロ走り回っていても、背後から近づいてそっと頭を撫でると、その場でじっと丸まり、
「グジグジグジ・・・」
と歯ぎしり。
この歯ぎしりは、うさぎさんにとっては「気持ちいい~♪」の合図。
「頭なでなで」の途中で急に辞めると、ぐいっと手の下に潜り込んできて、なでなでを要求したりします。可愛いです(飼い主バカ)。
なでるのを辞めたら潜ってくるユキ。
続いて、首や顎付近。
両手で首のあたりに指を突っ込んで、優しくぐりぐりすると、ユキはだんだん眠りにつきます。目を細めて気持ちよさそうにしているところで、そうっと手を離すとしばらく動きません。
このへん。
ぐりぐり…。
↑寝てる(うさぎは目を開けたままでも寝ます)。
数秒後にハッと目覚めます。
頭と似ていますが、耳の付け根あたりも喜びます。
ピンポイントに指を当てて、うりうりと軽く刺激してやると、これもまた気持ちよさそうにします。
うさぎは、耳がぺったんこになってたら、リラックスしている証拠。ただし、耳自体はとても敏感な場所なので、耳を直接刺激したり、毛が入らないように注意しながら触りましょう。
以上3か所をご紹介しましたが、頭や耳のあたりは、警戒しているうさぎさんは触らせてくれないこともあります。
最初から、誰でも触ってOKなのは、背中です。
初めてうさぎを触るときには、うさぎは警戒していることが多いと思うので、頭から背中にかけて、そうっと撫でてやるのがよいと思います。
背中を触られて、うさぎは別にそこまで喜ぶわけではないですが、まずはそうっと触ってやることで安心します。
まずは、うさぎの警戒心を解いて、リラックスしてもらうところからスタートしましょう。
ちなみに、ユキは背中を触っても全く喜びませんが、別に嫌がることもありません。
背中を触るついでにお尻も触りたくなるかもしれませんが、メスのうさぎの場合は、注意が必要です。
うさぎはお尻を触られるのは好きですが、発情しているメスのお尻を触ると、お尻を高く付き出してくることがあります。
このときにお尻を触ると「偽妊娠」してしまうんだとか。
うさぎは偽妊娠すると、妊娠していないのに、妊娠したかのような行動をとり始めます。うさぎは、子どもを産むときに自分の産室を作る本能があります。
神経質になり、牧草を一か所に集めたり、胸の毛をむしり取って巣作りを始めてしまうため、うさぎさんにとってもストレスが溜まります。お尻はなるべく触らないようにしましょう。
ユキは足を触られるのが大嫌いです。
細くてちょこんとしているうさぎの足は、可愛くてついつい触りたくなるのですが、ちょっとでも触ろうとすると、ビクンと反応してすぐに引っ込めます。
すごく敏感な箇所なので、触らないようにしましょう。
ただ爪切りのときだけは仕方がないので、頭や背中を撫でながら落ち着かせ、そうっと足を掴んで素早く切ります。
それでも未だに、うちは後ろ足に苦戦しています…。
足ほど嫌がることはありませんが、お腹を触られるのも好きではありません。
お腹は皮膚が薄く、内臓が近いため、とても敏感です。
たまにお腹のマッサージをしているという飼い主さんの話も聞きますが、よほどの知識や技術がないかぎり、やめておいたほうが無難です。
内臓の調子が悪い時は、まず獣医さんに相談するようにしてくださいね。
耳の付け根はOKと書きましたが、耳自体を直接刺激したり、掴んだりするのは絶対にNGです。
耳は毛が薄く、よく見ると血管がたくさん通っているのが見えます。
すごく敏感な場所なので、無理に力を加えると出血することもあるそうです。
子どもがうさぎと触れ合う際などは、耳を掴んだりすることのないよう、約束してから始めてくださいね。
うさぎの体は、犬猫よりも骨がもろく、ぐにゃっとしています。
体も小さく、撫でる面積も狭いので、最初は戸惑うことも多いかもしれませんが、撫で方のコツはとにかく「そうっと」撫でること。
愛しいからといって、あまり「わしゃわしゃ」とし過ぎると嫌がります。
そうっと優しく撫でてあげましょう。
上手くいけば、ペロペロと手を舐めてくれることもあります。これは、うさぎの愛情表現。「気持ちいい!ありがとう」のサインです。この反応があると、めっちゃ可愛いですよ。
コミュニケーションを上手に取って、うさぎとの信頼関係を築いてくださいね♪