これからうさぎを飼いたいと思っている人は、どんな準備をすればよいか、どんな風に育てればよいか、いろいろと知りたいですよね。
我が家は、ペットのユキをおうちにむかえてから、2年半が経過しました。
これまでうさぎを飼いながら分かったことを中心に、うさぎの飼い方をまとめてみたいと思います。初めてうさぎを飼いたい!と思っている人は、よかったら参考にしてみてくださいね。
目次
うさぎをおうちにおむかえするなら、まずは、うさぎが暮らすケージを準備しましょう。なわばりを必要とするうさぎさんには、自分のおうちとなるケージが必要です。
うさぎは警戒心が強いので、慣れるまではケージの中にいる方が安心します。また、物を齧る習性があるので、いきなり部屋に放してしまうと、コードや家具を齧って家じゅう大変なことになりかねません。
ケージ内は、うさぎが快適に過ごせるように、食べ物・水・トイレは最低限備え付けておきましょう。うさぎが身を隠すためのハウスや、暑さ・寒さ予防グッズなどもあるとさらに快適です(うさぎさんによってはこれらはいらない場合もあります)。
最初の段階で最低限必要なものは、以下の記事にまとめています。
これを揃えてから、うさぎさんをおむかえしてあげてくださいね。
ケージの選び方と、我が家が使っているケージのレビューはこちら。
ケージは抜け毛がたまるので、定期的に掃除するのも忘れないようにしましょう。我が家の掃除の仕方はこちらの記事にまとめています。
うさぎは環境に慣れるためにも、飼い始めて1週間くらいは、構わないでそっとしておいてやることが大切です。
ですが、その期間を過ぎてもずーっと狭いケージの中に入れっぱなしにしていると、うさぎもストレスが溜まります。
1日1回1時間程度は、ケージから出して走らせてあげるといいです。
最近は、外へうさぎを連れ出す「うさんぽ」をしている人も多いようです。これはいろいろな意見があると思うのですが、私はうさんぽ反対派です。
もし外へ連れ出す場合は、リスクを知ったうえで行ってくださいね。必ずリードを付けて、一時も目を離さないことが最低条件かなと思います。
うさぎは、部屋の中でのお散歩でも、必要な運動量はこなせます。うちでは、うさんぽをしていない分、毎日「へやんぽ」をしています。
【追記(2018.3.9)】最近はこのへやんぽスペースを常設して、家に人間がいる間はいつでも出入り自由にしてます。
うさぎは、草食動物。草食動物は、常に食べ続けることで体を維持しています。
なので、ケージの中にはいつでも牧草をたっぷり入れておきましょう。うさぎがいつでも食べたいときに食べられるようにしておくことが大切です。
牧草には、繊維質がたくさん含まれていて、うさぎの体調を維持する大切な役割があるので、どんどん与えてあげてください。食べ放題でOK。牧草の食べ過ぎで太ることはありません。
牧草だけでは足りない栄養分を補充できるのが、ペレットです。
ペレットに関しては、うさぎが育ったペットショップや専門店で使っていたものを聞いて、初めは同じものからスタートするとよいです。
ペレットは牧草と違い、与えすぎると太ってしまうので注意してくださいね。
水もウォーターボトルにセットして、常に飲めるようにしておきましょう。
うさぎ用のおやつもたくさん販売されています。
おやつもたまに与えるのはOKですが、与えすぎには注意。
うさぎは甘いものが好き(ユキはそうでもないんですが)なので、与えすぎると大事な牧草を食べなくなってしまう子もいるそうです。
太りすぎや虫歯も心配ですよね。
我が家では、ユキのおやつは基本的に野菜です。りんごやバナナなどの果物もOKですが、これも与えすぎは注意。
また、与えてもよい野菜と与えてはいけない野菜は、しっかり把握しておきましょう。
ペットを飼う上で、しつけは必須。
人間とペットが仲良く過ごすためにも、最低限のしつけは頑張りたいところです。
うさぎは、トイレを覚えることができる…と一般的には言われています。
実際、うちの子は無事半年でマスターできました。我が家が実践したトイレのしつけはこちらの記事にまとめています。
が、全てのうさぎさんができるようになるわけではないようです。
ユキもマスターしたとは言っても、おしっこは100%完璧ですが、うんちに関しては、トイレでできるのは75%くらいです。
また、環境や季節の変化、体調などによってちゃんとできる日とできない日もあるので、寛大な気持ちで、気長に教え続けましょう。
うさぎが物をかじってしまうのは習性なので、完璧に治るものではないかもしれません。
ですが、人に対しての噛み癖や引っ掻き癖は治せます。
ユキもうちに来た最初の頃は、私たちがケージに手を入れたり、抱っこしようとしたりすると、よく思いきり噛まれました。思いきり引っ掻かれることもよくありました。生傷の絶えない毎日でしたw
でも今は、全くなくなりました。
大事なのは、噛まれても引っ掻かれても、飼い主が動じないこと。
噛まれたときに、飼い主が大騒ぎすると、うさぎも怖くなってさらに警戒し、逆効果。「大丈夫だよー」「安心していいよー」と優しく撫でながら、少しずつ慣らしていけば、だんだんなでなでが大好きな子になるはずです。
ユキは今では、「なでなで」大好きです。抱っこは未だに嫌いですが、以前のように暴れることはなくなり、仕方なく抱っこされています。
定期的に、うさぎの体のお手入れをしてあげることも大切です。
ただし、うさぎをお風呂に入れるのはNGです。
お手入れで大事なのは、グルーミング。ブラシを使って、毛を取ってやります。
うさぎは、1年に2度換毛期があり、夏毛と冬毛に入れ替わります。
そのときにはそれはもう、ごっそり毛が抜けるのですが、この抜け毛を放置していると、自分で毛づくろいをするときに食べてしまうんですね。
その食べた毛がお腹に溜まりすぎると、病気になってしまうこともあるんです。
なので、特に換毛期には、グルーミングをこまめに行うようにしましょう。
おすすめのブラシはこちらの記事にまとめています。
室内飼いのうさぎの爪はよく伸びます。
爪が伸びていると、ケージ内や部屋んぽ中に、爪を引っかけてしまうことがあり、ケガにつながります。
ユキも一度、抱っこから落下して爪から流血したことがあるのですが、そのときも爪が伸びていて可哀想なことをしました。
爪切りは、1~2ヶ月に1度くらいのペースで行うとよいです。
うちは1人がユキを押さえて、もう1人が爪を切るという2人がかりでやっているのですが、最初は身を切ってしまうのではないかと、かなり怖かったです。
不安な場合は動物病院でもだいたい500円くらいで切ってもらえるので、連れて行くとよいですよ。
うさぎと仲良くなるために、たくさんコミュニケーションをとりましょう。
マイペースな生き物ですが、構ってやると喜びます。優しく撫でてやることで、うさぎもなついてくれますよ。
なでなでのポイントは、頭や背中がおすすめです。詳しくはこちら。
うさぎをよく見ていると、しぐさからその時の気持ちを知ることもできます。
以上、うさぎを飼う上で知っておいてほしい飼い方をまとめてみました。
うさぎは本当に可愛いですよー。
我が家にとって、ユキは「あなたがそこにただいるだけでその場の空気が明るくなる あなたがそこにただいるだけでみんなのこころがやすらぐ…」と相田みつをさんの詩が浮かんでくるような存在ですw
実際、夫婦間でちょっとイラッとすることがあっても、ユキを見たら癒されたりします。
そんな超絶可愛いうさぎさんですが、可愛いという理由だけで無責任に衝動買いは絶対にやめてくださいね。
動物を飼い始めるときには、ちゃんと詳しく飼育方法を知って、責任を持って最後まで飼うことを必ず覚悟して、飼い始めましょう!