うさぎを飼う際に、必要なケージ。各メーカーからいろいろなタイプのものが販売されています。初めてうさぎを飼うときには、どんなケージを選べばよいか迷いますよね。
うさぎが快適に過ごせるケージを選ぶために気をつけたいポイントと、私が今使っている「【マルカン】うさぎカンタンおそうじケージ」のレビューをお届けします。
目次
うさぎのケージを選ぶポイント
1.大きさ・広さ
まずは、うさぎが十分に体を伸ばすことのできる広さが必要です。うさぎが前足、後ろ足を伸ばして寝転んでも十分の広さがある空間を選びましょう。また、うさぎが立ち上がれる高さもあるかどうか確認しましょう。
飼い始めたときは赤ちゃんだったけれど、大きくなってきたらケージが小さすぎた…!ということのないように、成長後のうさぎの体に合わせて選ぶことが大切です。うさぎの種類によっても体の大きさは違うので、ペットショップで購入する際に、どれくらい大きくなるかということは確認しておきましょう。
ちなみに、うちのユキはミニウサギ(ミックス)のため、どれくらい大きくなるかはちょっと分からないと言われましたwミニウサギさんの場合は、予想外に大きくなることもあるそうなので、余裕をもって大きめのケージを買っておいた方が安心です。
2.床材に注目!
2つ目の大事なポイントは、ケージの床材です。ケージの床は、大抵の場合すのこになっていると思うのですが、すのこの素材は、大きく分けて3種類あります。
まず、木製のもの。木製のすのこは、安定感がありガタガタしないのが特徴で、木の素材によってはうさぎがもし齧っても安全です。一方、木製すのこは掃除が大変なため、衛生面が心配です。うんちやおしっこが染み付いてしまうので、洗い落とすのが難しい上、洗った後は乾かす時間も必要になります。掃除が苦手な人には向かないと思います。
次に、金属製のもの。金属製のすのこ(金網)は、汚れがつきにくく、うんちやおしっこも上手く下に落ちてくれます。しかし、金網は固く頑丈なため、うさぎの足の裏に負担がかかると言われています。また、爪を引っ掛けてケガをする危険もあるため、個人的にははおすすめしません。
最後に、プラスチック製のすのこです。プラスチック製は、足への負担が少なく、簡単に水洗いや水拭きができるので、掃除もしやすいのが特徴。ケージ全体も軽くなり、最も扱いやすいおすすめのケージです。ただ、軽いことでかえって安定性が悪いものも。うさぎが動くたびにガタガタと音のするものは、ウサギにストレスがかかってしまいます。購入の際には、すのこの安定性を確認する必要があります。
【3つの床材比較チャート】
3つの床材を安全面・衛生面・安定性で比較してみました。
マルカンカンタンおそうじケージ
以上のようなことを比較して、私たちは広さが十分あることと、床材がプラスチック製であることにこだわったケージを購入することにしました。
購入したケージはこちら。
ケージの特徴
- 商品名:うさぎのカンタンおそうじケージ
- 価格:
- 大きさ;W635×D500×H500mm
- 入り口扉・天井扉付き
- おしっこカバーでとびちり防止
- ペットシーツ用引き出しあり
- キャスター取付可
なぜこのケージを購入したか
広さのあるプラスチック製すのこのケージを探していたのですが、正直それでもたくさんあってどれがいいのかよく分からなかった私たち。また、初めてうさぎを飼うケージを探していたため、ケージ以外の備品も欲しかったんですよね。
そこで、このスターターセットを試してみることにしました。
この中に入っているケージが「マルカンうさぎのカンタンおそうじケージ」です。
別売りのケージに比べると大きさにはやや不安があったものの、必要なものは揃っていて、安全性は問題ないと判断しました。一度にいろいろ揃ってこの価格なら、うさぎ成長後、もし大きいケージに買い換えることになったとしても許せるかなと思ったというのもひとつ。あまり大きいと部屋に置けないしなぁ…という切ない賃貸暮らしの現状もひとつ。
そこはどう考えるかは人それぞれなので、最初から大きめのケージを購入した方が結果的にコストがかからない場合もあると思います。これなんかだと、かなり大きいです。
実際に使ってみました【レビュー】
メリット・よかったこと
1.掃除がしやすい
ケージの掃除をする際には、ケージをバラバラに分解して、一気に水洗いができます。中のすのこももちろん、一気に掃除できるのがとっても便利。さすが「カンタンおそうじケージ」という商品名なだけあって、掃除が楽で衛生的です。
うちのユキはトイレを覚えてくれたので、すのこが汚れることも今では滅多にありませんが、盲腸糞や抜け毛の汚れはどうしても付いてしまうので、定期的に掃除できるのは嬉しいです。
2.広さも今のところ問題なし
現在生後2年(2016年5月現在)、今のところ広さも大丈夫です。よく前足後ろ足を伸ばしてくつろいでいます。
でもだいぶ大きくなってきたので、実はヒヤヒヤしています。これ以上体が大きくなると、狭いかもしれません。今後もし買い換えるようなことがあれば、追記したいと思います。
3.天井の扉が便利
入り口以外に付いている、天井の窓が便利です。
爪切りを嫌がってケージに逃げ込んだときは、入り口から出すのは難しく、抱っこしようとしても暴れて危険ですが、うちの場合は、天井の扉から頭を撫で、そっと抱き上げると大人しく捕まります。
4.車の後部座席に乗せられる
我が家は帰省の際、うさぎを連れて車で移動することがあります。うさぎのことを考えると、車の移動はできるだけしないほうがいいのですが、やむを得ない場合、ケージごと乗せられるというメリットがあります。
キャリーでは狭すぎて可哀想ですが、大きすぎるケージだと乗せられませんよね。このケージは、ケージごと普通車の後部座席に乗せるにはちょうどいいサイズだと思います。
デメリット・気になる点
というわけで、安く手に入るケージのわりには、満足して使っているのですが、いくつか気になる点もあるのでお伝えしておきます。
1.入り口が高くて滑る
これは他の市販ケージにも多いのですが、入り口の高さが高いように感じます。また、「マルカンかんたんおそうじケージ」の入り口は透明の扉を開けると、扉が斜面になり、滑ります。
ケージから出ようしてズルッと滑ったり、ケージに入ろうとジャンプしたものの失敗してぶつかったり…というようなことが何度かあり、ヒヤッとしたことがあります。今では慣れて上手に入れるようになりましたが、赤ちゃんうさぎや高齢のうさぎだと、ケージの前にクッションで高さを出したり、木の段差をつけてやるといいかもしれません。
2.引出しが閉まりにくい
ペットシーツの引出しを奥まで入れようとすると、ちょっと力がいります。
カチッととまるまで押し込むと、ケージ内に振動が大きく伝わるため、私はいつもちょっとだけ開けてます。特に不自由はありませんが、若干気になる点です。
まとめ
いかがでしたか?
うさぎのケージは、快適性、安全面、衛生面にこだわって選ぶことが大切です。そのためには、ケージの大きさ、床材、掃除のしやすさは選ぶポイントとして大事な視点になります。
ペットのうさぎにどんなケージが一番合うかをよく検討して、購入してくださいね☆