最近流行りのミニマリストってご存知ですか?
持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語。
引用「コトバンク」より
あれもこれもと物を買うよりも、必要最低限のものだけあればいいという考え方に憧れ、家の中にあるものを断捨離している人も多いのではないでしょうか。
「いらない物は買わない・余計な物は捨てる」というこの考え方、引越の多い我が家としては、わりと自然に身についたところがあり、「ミニマリスト」という言葉が出てくる以前から、我が家ではいくつか実施していたことがあります。
ですが最初に言っておくと、私はミニマリストではありません。
ミニマリストになるつもりもありません。
でも、「これは一般的なおうちにはよくあるけど、うちにはいらんよね。買わんでええよね」と思う物は買わないことはとっても大事だと思ってます。
今日は「わりと皆のおうちにはあるけど我が家にないもの」をご紹介したいと思います。
目次
掛け時計のない生活
我が家には、掛け時計がありません。
友人が遊びに来ると必ず、「この部屋にいたら何時か分からん」と言われます。え、それって不便やんと思うかもしれませんが、うちはリビングに掛け時計を置いていません。
リビングというのは、くつろぐ場所。
時計って、あったらつい見る癖がつきます。特に、掛け時計のような大きい時計であればあるほど、存在感もでかいです。知らず知らずのうちに、時間に拘束されてしまうかんじが嫌なんですよね。
掛け時計があると、嫌でも時間が目に入ってくるので、気にしなくていいときまでつい時間を気にしてしまう。時計を外したあとも、ついその壁を見てしまっている自分がいたりして、それってちょっと怖いことだなあと。
温泉宿って時計置いてないところがほとんどですよね。時間に縛られずにゆっくりとリラックスするためには、時計は必要ないんです。
最近は携帯でもパソコンでもテレビでも、時間を確認できる手段はいっぱいあります。「今何時だろう」と感じたときだけ、調べられれば十分なんです。
うちは朝の忙しい時間のみ、テレビを付けて時計を表示します。引越の際にも取り外さなくてよいので楽ちんです。
玄関・キッチン・トイレマットって必要?
実家では置いてあったのが当たり前だった玄関・キッチン・トイレのマット。
家具屋さんやホームセンターに行くと、なんとなく買ってしまいそうになります。でもよくよく考えてみると「これって本当に必要なのか?」と思い至りました。
マットを清潔に保つのは意外と大変
そもそも、玄関・キッチン・トイレマットは何のためにあるのでしょうか。
調べてみると、一番多かったのは「汚れから床材を守るため」というものでした。新築マイホームなどで床が直接汚れるのが気になる!という人には必要かもしれません。
ですが、マットの洗濯・掃除って意外と大変なんですよね。
清潔を保つために置くはずのマットなのに、マット自体が汚れてしまって、むしろ汚い…なんてこともあり得ます。小まめに掃除ができる人はいいですが、私のようなズボラ主婦には、ない方がありがたいということに気付きました。
特にキッチンマットは、野菜の切れ端が落ちた後、菌が繁殖しやすく、カビも生えやすいですフローリングそのままの方が、汚れたらさっと床拭きできて楽なんです。
マットが危険な場合も
マットを敷くと、素材によっては滑りやすくなることもあります。小さいお子さんがいる家庭でも、ずるっと滑ったりしないか、よく調べておきましょう。
我が家の場合は、毛足の長いマットはうさぎが食べる心配があるので、危険です。
ちなみに、我が家でマットを敷いているのは脱衣所のみ。
お風呂上がりの濡れた体にマットは必要かなと思い、使っています。IKEAのNACKTENバスマットは吸水性がよく、しっかり床にもくっつくのでおすすめですよ。
市販のドレッシングは買わないで作る!
我が家の冷蔵庫には、市販のドレッシングがありません。
これも割と驚かれるのですが、我が家では、ドレッシングは必要なときにその場で作るもの。ドレッシングって、意外と簡単に作れちゃうんです。
- 洋風…オリーブオイル+バルサミコ酢+塩こしょう
- 中華風…ごま油+ポン酢
- 和風…ごま油+ポン酢+ごま+大葉
- 焙煎ゴマ風…ごま油+マヨネーズ+醤油+すりごま
こんなかんじで、適当に調合すれば作れます。
市販のものを購入すると、賞味期限までに食べきれなかったり、同じ味ばっかりで飽きちゃったりすることって多いんですよね。
それって無駄だなぁと思うんです。
手作りで必要なぶんだけ、その場で作るのが経済的で満足度も高いですよ。
買い置きのお菓子はいらない!
スナック菓子を常備してあるおうち多いですよね。我が家には、ほとんどお菓子がありません。
お菓子は、欲しい時だけ買えば十分。
なんとなく買って、なんとなく置いてあるお菓子は、「なんとなく間食」の習慣が身に着いてしまうだけ。習慣というのは恐ろしいもので、それが当たり前になると「食べなければ物足りない」と感じるようになります。
どうせ食べるから買っておこうという買い置きをなくすだけで、節約にもなるし、健康的だし、一石二鳥ですよ。
ちなみに我が家のお菓子の代わりの買い置きは、ドライフルーツとナッツ類。これはお酒のおつまみにもなるので、おすすめですw
まとめ
「必要最低限」というのは、どこで線引きをするかは人それぞれ。
極論を言えば、食べるものと着るものと寝る場所さえあれば、生きていけるんですよね。でも、生活を彩るために、人はいろんなものを買ったり作ったりして満たされているのも事実です。
世間一般から見たら不必要なものだとしても、その人にとって大切なものはあるし、当たり前に皆が持ってるものでも、いらないものはいらない。
結局のところ大切なのは「自分(自分たち)にとって本当に必要なものかどうか」ということを見極める目なのではないでしょうか。
物の溢れている時代だからこそ、人それぞれのミニマリズムがあるのは、面白いなあと思います。
物を購入する際には、ちゃんと考えて、シンプルな生活を心がけたいですね。