収納・インテリア

片付けられない女だった私が夫から5年で習得した部屋の片づけ方

早いもので、今年ももう師走。

新年を迎える前に、部屋の掃除・片付けに取りかかりたいという人も多いのではないでしょうか。

部屋がなかなか片付けられないと悩んでいる人に、「元片付けられない女」だった私が、5年で習得した、そこそこ片付いた部屋を保てるようになったコツをご紹介します。

掃除好きの人にとっては当たり前のことばかりかもしれませんが、よかったら参考にしてみてください。

片付けられない私はこうだった!

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幼い頃から、親からきちんと「片付け」の教育を受けていた人にとっては、片付けって当たり前にできることなのかもしれません。

ですが、私の母親がそうであるように、片付けられらない人の親は、大抵片付けられない人種と言っても過言ではない。

20数年生きてきた中で、「部屋を片付けなさい!」と怒られることは何度もあっても、「どうやって片付けたらいいか」という具体的なやり方を教えてくれる人は、私の周りにはいませんでした。

 

そんな私を変えてくれたのが、今の夫ですw

 

ほんと、付き合い始めの頃の私の部屋の状態を知りながらよく結婚できたものだと、今となっては感謝しかありません。

 

当時の私にとって、「片付け」というものの認識は次のようなものでした。

  • 物が散らばっていたら、積み上げる
  • 床に置いてあるものは、隅っこに寄せる
  • 服はクローゼット内に詰め込む
  • 捨てたいものはとりあえず一か所に集めて保留

 

最低ですよね。

でも、本気でこれで片付いたと思ってたんですよねw

 

さすがにいわゆる「汚部屋」と言われるところまで至ってなかった(と自分では思ってる)のは、食べ終えた後のゴミや生ごみ、生活ごみなんかは一応ちゃんと捨ててたよ…というレベルの言い訳はできた…という程度の話。

完全に「片付けられない女」でした(しかも自覚すらなかった)。

 

「片付けたい」願望はあった

そんな最低な私ですが、決して汚い散らかった部屋が好きなわけではありませんでした。

常々オシャレでキレイな部屋には憧れていて、インテリアなんかにも興味はありました。ですが、どうやったらそんなキレイな部屋を保てるのか、その方法が全く分かってなかったんですよね。

 

それが、今の夫と同棲を始めた頃から少しずつ変わっていきました。

夫が部屋を片付ける様子を見ながら、1つずつ学びました。

 

「片付けられない嫁・夫」に嘆く皆さん、「片付けてよ!!」と怒るのではなく、片付け方を教えてあげることって実はすごく大事です。

できないのが悪いのは明らかなのですが、できないものはできないんだから、仕方ない。根気強く教えること、それから教えられる側は素直に聞くこと。大事です。

うちの夫は本当に偉大だと思います。感謝してもしきれません。

 

片付け方のコツを知ればできるようになる

そうして、私が知った片付け方のコツは以下の3つでした。

1.物の居場所を決めてやる

はい、当たり前やんけー!!と思った人、本当にすみません。

 

とにかく何でも物の居場所を決めてやることが大事です。

例えば、服ならタンスの1段目は下着、2段目にインナー・靴下、3段目はトップス、4段目はボトムス…というように、徹底的に居場所を決めてやります。そして、それ以外のところには決して入れません。

 

 

また、引き出しの中もさらに区切ります。

靴下はこの中、肌着はこの中、タイツはこの中…というように、どこに何を入れたらいいのかを明確にするのが大事です。

 

この区切りで大活躍するのが、実は紙袋。

こんな風に、底だけ残した状態でハサミで切ります。

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夫の靴下の居場所。

小さな箱なんかでもいいのですが、なかなかぴったり収まるサイズの箱を調達するのって大変じゃないですか。私だったら、その箱を探してる間にどうでもよくなって、またぐちゃぐちゃになってしまいます。

 

 

紙袋は、底の部分を残して、バシッと切るだけで、自分の好きなサイズに調整することができて、引き出しの仕切りには超おすすめです。

これを引き出しに入れるとこんなかんじ(左端)。

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ちょうどいいサイズで区切りができました。

 

服以外も同様に、リビングのこの棚のこの部分にはアルバム、このカゴの中にはパソコン周辺の物、雑誌はこのカゴの中に立てる…といったかんじで、とにかく物の居場所を決めてやるのが大事だと知りました。

 

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雑誌の居場所。

 

物の居場所が決まっていれば、たとえ散らかしてしまっても、片付けやすい!!

この事実は、「片付けられない私」にとって目からウロコでした。

 

これだけで、クローゼットに詰め込んで無理やりドアを閉めて隠したり、鏡の裏のちょっとしたスペースに雑誌の山を積み上げたりすることがなくなりました。

 

2.居場所に入らなければ捨てる

ですが、それだけで直るなら「片付けられない人」とは言えません。

居場所を決めても、そこに入りきらないから、ついつい違う場所に置いてしまう…そしてまた物が積み上がっていくという無限ループ。

 

2つ目に大事なことは、物が居場所に入らない場合は、どれかを思い切って捨てるということです。

 

これは、分かっていてもできるようになるのにかなり時間がかかりました。

 

できるようになったのは、我が家が転勤族だからというのも大きな理由の一つです。今は、必要以上に物や収納棚を増やさないように心がけているので、だいぶできるようになってます。

「そこに入るもの以上は買わない・溢れたら捨てる」を常に意識するようにしてます。

でもこれは未だに気を抜くとダメですね…。なんでこんなに物ってすぐ増えるんだろう。

 

3.目で見て分かるようにする

3つ目は、どこに何を入れているかを目で見て分かるようにすること。

きれいにしまっても、どこに何を入れたかを忘れてしまっては、何かを探すためにまた散らかってしまうんですよね。

 

私は、クローゼットの中の衣装ケースや、キッチン上の棚の中の箱に入れたものには、簡単なラベルを貼るようにしています。

あまり使わないものほど、ラベルは必要ですね。

キッチンだと「お菓子作り用品」「タッパー」、タンスだと「浴衣」「水着」など。ラベルにして貼っておくことで、必要になったときにすぐ取り出せるのは便利。

 

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分かればいいのですが、ちょっとオシャレにするには、こんなシールラベルを使ったりもします。統一できたらさらにオシャレですねー(私はできてないけど)。

 

また、収納時、奥底にしまわずに目で見てすぐ分かる場所に収納することも大事です。

収納スペースは、ダンボールを使って奥には段差を付けたり、棚にしたりして、中に入ってるものが全部見えるように工夫します。そうすれば、必要なものを掘り起こすときに、部屋が散らからなくて済むんです。

 

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収納の中に、ダンボールで作った棚。

 

普段は収納の扉を閉めてるので、見栄え的には問題なし。開けたときに、どこに何が入ってるかが分かりやすいですよね。

こうすれば、「あれ、どこにしまったっけ?」の回数が極端に減って、物がなくならない…!!

教えられながら、本当片付けられる人って賢い…!!と思いました。

 

片付けは心のゆとりも必要

片付けられるようになるためには、私の経験上、片付ける方法を知るのが一番なのですが、実はもう一つ大切なことがあります。

 

それは、心にゆとりのある生活をすること。

 

仕事に追われ、時間に追われ、家のことに手が回らない状態では、なかなか片付ける気も起こりませんよね。私も当時は、仕事が忙しくなるとさらに部屋が荒れて大変なことになってました。

 

「部屋の荒れは心の荒れ」とよく言われますが、これは本当にそうだなと思います。そんなときに無理やり「片付けなきゃ!」と自分を追い詰めてもしんどいだけ。

忙しいなら無理しなくていいと思います。別に部屋が少々散らかってても死にませんから。

 

ですが、「片付けたいけど、どうやって片付けたらいいか分からない!」と悩んでいるなら、ちょっと方法を知るだけでできるようになることもあります。

部屋がキレイになったら、心もちょっぴりスッキリしたりします。

憧れのオシャレできれいに片付いた部屋に住める日も、遠くありません。

 

私もまだまだ修行中ですが…、「片付けられる女」に近付けるよう、少しずつでも心がけていきたいですね!