この度、無事、第一子を出産しましたユキコです。
最初の陣痛から分娩までって、実際体験してみないと分からないことがいっぱいですよね。私も出産前はいろんな方の出産レポートを読んでドキドキしてました。
私の出産は、助産師さんもびっくりの超絶スピード出産でした。陣痛開始から分娩までの体験レポートをお届けします。
目次
出産体験レポート
私は、深夜に陣痛が始まり、そのまま早朝に出産するという超絶スピード出産でした。
まずは、出産当日の私の体験を、時間軸でレポートしてみます。
朝~夜まで普通に過ごす
8:00
朝からなんとなく生理痛っぽいお腹の違和感を感じていました。とはいえ、まだ「痛い!」という感覚ではなく、なんとなく下腹部が重たいかんじ。
14:00
いつも通り、歩いて近所のスーパーに買い物へ。
17:00~19:00
夕飯にシチューを作って、モリモリ食べる。食欲もあり、陣痛らしい痛みは全くなし。
20:00
お風呂。湯船に浸かってまったり過ごす。まだまだ陣痛らしき痛みは全くなし。
22:00
安産体操。毎日の日課にしていたストレッチ、スクワット、キーゲル体操。この時もまだ、特に体の変化や陣痛はなし。
翌日0:00
就寝。
普通の一日を過ごし普通に就寝。おしるしや陣痛らしい前兆もなし。
これって陣痛?午前1時
1:00
一度寝て1時間くらい経ってから、お腹が張って目覚める。
まだ明確に「痛い」という感覚はないものの、いつもはお腹が張ったとき体勢を変えると落ち着いていたのが、どんな体勢になっても落ち着かなかったので、アレ?と思う。
弱い生理痛のような痛みを感じたので、ひょっとしてこれが陣痛の始まり?と思うものの、自分ではどうなったら陣痛なのか分からなくて、ただただ落ち着かないかんじ。
1:10
初めて痛みを感じる。
弱い痛みだったけれど、一応間隔を測り、メモに書きはじめる。
1:30
2度目の痛み。この時点で20分の間隔。
初産婦は陣痛が10分おきになったら病院に来てくださいと言われていたので、まだ様子を見る。
痛みは弱くて、痛い時間も10秒くらいなので、まだ余裕。
1:45
3度目の痛みは、2度目の痛みの15分後に訪れる。
間隔がいきなり縮まったので、これは逆に陣痛ではないのではないかと疑い始める。
10分間隔になった午前2時
1:58(記録メモより)
午前2時くらいから、「いたたたた…!」と体を丸めたくなるくらいの痛みになったので、横で寝ていた夫を起こす。
2:08/2:18
ぴったり10分おきに痛みが来る。やっぱり陣痛なんじゃないかと思って、次の痛みが来たら病院に電話しようと決意。
2:28
さっきよりも弱めの痛み。あれ?やっぱりそんなに痛くないかな…と思ったのでもう少し様子を見る。
2:34
ここで、6分間隔になる。
きっちり10分間隔じゃなくなったので、おかしいと思いつつ、一応病院に電話。
「あの…1時くらいから陣痛かな?と思う痛みが20分間隔、15分間隔であって、2時くらいから10分おきで痛みが来てるんですけど」
「破水や出血はありますか」
「それはありません」
「ちょうど10分で痛みがきてますか?」
「いや…きっちりかと言われると…ちょっとバラつきもあります」
「陣痛だったら、明確な痛みがきっちり10分おきに来るはずなので、バラつきがあるうちは、それは陣痛じゃないと思いますよ」
「…そうなんですか?」
「痛みは強いですか?」
「いや…今のところそれほどでもないです」
「じゃあ、今すぐ病院に来ても、出産までの時間はかかると思うので、きっちり10分おきに感じるようになるかどうか、3時まで様子を見て、もう一度電話もらってもいいですか?」
「…分かりました。」
・・・というわけであと30分ほど様子を見ることに。
おぉ…やっぱり緊急性はないのかと呑気に思ってました。(ちなみに、あとから思えばこれは完全に陣痛でした)
急な痛みからの3分間隔!
このあと、2:47/2:59に痛みがあるものの、やっぱりきっちり10分間隔ではなくなってきたので、さらに陣痛ではないかもしれないと疑う。
一応、すぐに病院に行けるように準備はしつつ、自宅のベッドで待機。
3:10
ここで、急に猛烈な痛みに襲われる。
正直、これまでの痛みとはレベルが違いました。お腹というよりもお尻?あたりが、ずしーんって痛い。ベッドで横になったまま絶叫。
もしかして、これから破水するのか…!?と思うものの、破水はなし。出血もなし。でも痛い。とにかく痛い。そして、何かに押されてるかんじがすごい。あとから思えば、これは、赤ちゃんが下りてきてたみたいなので、実際押されてたんだと思います。
あまりの悶えように、夫が慌てて病院に電話。
この時点でいきなり3分間隔くらいの猛烈な痛みになる。痛いときはベッドから立ち上がれなくなる。
「まだ産まれないから、大丈夫ですよ。必ず痛みと痛みの間があるので、落ち着いて病院に来てください」と言われ、夫が急いでタクシーを呼ぶ。
3分間隔のまま、痛みと痛みの間を使ってなんとかタクシーへ乗車。車内でも死にそうな声で呻き続ける。緊迫の車内。
車やたら赤信号にひっかかり、車で10分もかからない距離なのに恐ろしく遠く感じる。
病院へ到着・分娩台へ直行
痛みでしばらくタクシーから降りられず、うずくまる。
しばらく経ってからなんとか痛みの合間に、深夜のナースステーションへ。こっちの緊迫した空気を全く読めてない看護師が中から出てくる。
「母子手帳と健康保険証と診察券をお願いします」
「いたっ…たたたたたたた(…いやちょっとまて!それどころじゃないねん!)」
「今、何分間隔の陣痛ですか?」
「3分です」
「いや、3分だったらここまで歩いてこれるはずないんで、違うと思いますよ」
えぇぇぇぇええ・・・いやホントに3分なんだってば!!!!
と思うも、あまりの陣痛の進行の速さに信じてもらえず、看護師さんのテンションはそのまんま。
「まずモニターをとるのでこちらへどうぞ~(普通のテンション)」
こっちは死にそうなのに、酷い!!!!と、私がただ大げさに痛がっていると思っている看護師に噛みつきたくなる焦燥感。とにかく痛すぎて、分娩台に上がるのもキツイ。
「痛いときは習った呼吸法(フッ・フッ・フー)ですよー!」と言われながら、なんとか分娩台に乗ったところで、助産師さんが登場。
内診をすると、助産師さんは驚きの表情に。
子宮口全開。
今にも産まれるとのこと。
ちなみに、平均的な初産婦の陣痛が始まってから分娩までの時間は12~13時間。1時間という進行の速さで子宮口が全開になるのは驚異的なスピードだったようです。
「うっそ!」と驚く看護師。
だから3分間隔だって言ったじゃん……!!!!!!!(涙)
そこから、看護師の顔色は変わり、大急ぎで分娩の準備が進められ、あれよあれよという間に、立会い希望の夫を呼ばれ、分娩に入りました。
分娩時間まさかの1時間
本格的に陣痛を感じたのは2:00くらい。
病院に到着したのが、3:45くらい。
出産した時刻は、なんと4:42。
病院に着いてからの時間は1時間。トータル3時間弱の超スピード出産でした。
お産の陣痛はもちろん痛かったですが、MAXで痛い状態よりも、家を出発するときとタクシーの中で感じた痛みの方が、不安感が大きかったぶん、しんどかったような気がします。
それにしてもこの早さは、私も夫も看護師も助産師もお医者さんも、みんなびっくりの出産でした。
お医者さんからも「初産婦とは思えない」と言われ、2度目以降があるならもっと早まる可能性があるので、次はもっと早めに病院に来るようにした方がいいと言われました。
じゃないと自宅で産んじゃうみたい。怖すぎ…!!!!
それにしても、もう少し遅れていたら、病院にたどり着かなかったかもしれないと思うと、ゾッとします。十何時間痛みと戦う覚悟をしていただけに、安産は嬉しいけれど、こういうケースもあるのか…とこれはこれで怖い。
本当、自宅やタクシーの中で生まれなくてよかった…。
安産のために妊娠中できること
今回の私の出産は、早すぎて怖い思いもしましたが、なんだかんだ言っても安産すぎるくらいの安産で、母体の回復はかなり早かったです。
陣痛で苦しむ時間が短かった分、身体の負担は少なかったのだと思います。
こうすれば安産になる!と言い切れることはありませんが、私が安産のためにやっていたことや心がけたことは以下の4つ。
- 毎日のストレッチ・スクワット・キーゲル体操
- マタニティビクス・マタニティヨガ
- 普段の生活の中でよく歩く
- 体重増加に気を付ける
病院から、出産予定日が近づいたら、体を動かした方がよいと聞いていたので、毎日おうちでストレッチ・スクワット・キーゲル体操を続けました。
股関節のストレッチを中心に、自宅で体を伸ばしていました。キーゲル体操とは、足を開いたまましゃがみ、股関節を開いてその間で合掌してキープ。スクワットと同じく、赤ちゃんが下がってくると言われています。これも毎日続けました。
また、週に1度のマタニティビクスやヨガにも積極的に参加しました。お産の体位の取り方は、ここで詳しく教えてもらうことができ、本番も活用することができました。骨盤を動かして、赤ちゃんの通り道を確保するための動きを普段から何度も練習できたのがよかったですね。
これらの運動に加えて、普段の生活の中ではできるだけ歩くことを心がけました。スーパーに買い物に行ったり、週末遊びに行ったりするときも、できるだけ歩くことを心がけました。
さらに、妊娠中を通じて、体重が増えすぎないよう気を付けました。助産師さん曰く、痩せている人の方が安産になる確率は高いのだとか。私はもともとガリガリなので、妊娠中に10キロ増えましたが、妊婦にしてはかなり体重は軽めだったはず。妊娠中の体重管理は、出産時にも影響してくるようです。
これらのことに気を付けたことで、今回の超絶安産につながったのかもしれません。
これほどまでに早いのもどうかと思いますが、安産に向けて、できることをやってみるのは無駄ではなかった気がします。
個人差があるので何とも言えませんが、これから出産を控えている人は、無理をしない程度に体を動かしたり、体重管理に気を付けてみるとよいかもしれません。
以上、出産レポートでした!!!!何はともあれ、無事に終わってよかったです。これから子育て頑張ります!!!!