沖縄観光は本島もよいですが、静かな離島で大自然を感じながらのんびりするのもオススメです。
人気の石垣島や宮古島ももちろん素敵ですが、那覇の港から行くことのできる慶良間諸島なら、本島と合わせて、気軽に離島観光を楽しめます。
今回私たちは「阿嘉島(あかじま)」という離島を訪れました。阿嘉島のビーチは、かなりの確率でウミガメに会えるビーチがあります。阿嘉島に行ったらぜひ訪れたい、2つのビーチをご紹介します。
目次
阿嘉島ってどんなところ?
阿嘉島は、沖縄本島の西にある慶良間諸島に属する島。
那覇の泊港(とまりこう)という港から、フェリーで約1時間半。高速船なら50分くらいで到着します。
那覇から近いので、わりと行きやすい島だと思うのですが、島へ降り立つと、那覇市内とはがらっと雰囲気が変わります。
「THE島」の雰囲気。
とにかく静かで、建物も港付近以外にはほとんどありません。
観光客はちらほらいますが、そこまで思い切り観光地化されていないというか、まだまだ手つかずの自然がたくさんある島です。その分人も少なくて、個人的にはかなりオススメ!
海・ビーチで遊ぶ以外はあまりすることがありませんが、ダイビングやシュノーケリングを目的に訪れるなら最適の島です。
ウミガメに会える!「阿嘉ビーチ」
ビーチからのシュノーケリングでウミガメに会える海は、とっても珍しいですよね。
(本島の海でウミガメを見ようとすると、ホテル主催の「シュノーケリングツアー」などに参加して、船でウミガメのいるスポットまで移動してから、シュノーケリングをする場合が多いです。数千円のお金がかかります)。
阿嘉島の「阿嘉ビーチ」には、たくさんのウミガメが生息しています。宿の方に聞いてみたところ、これまで20匹以上のウミガメが確認されているそうで、海を覗いていると、かなり高い確率でウミガメと会えるとのこと。
「阿嘉ビーチ」はこんなビーチ
阿嘉ビーチは、テトラポットがたくさんあり、それを乗り越えて砂浜に降り立つようなかんじになってます。
見ての通り、砂浜のスペースは狭いため、簡易テントを建てる場所はありません。テトラポットの一部を拠点にして、荷物を置いたら、そのまま海へ。
阿嘉ビーチは、人工的に整備されているビーチではありません。着替えるスペースやシャワー・トイレなどもないので、宿でいろいろ済ませてから出かけましょう。
海の様子はというと、テトラポットが波の高さをある程度和らげてくれるとはいえ、お天気のよい日でもわりと波があります。砂浜の砂は細かいので足は痛くありませんが、海に入ると砂はザラザラ。
また、水深が深く、すぐに深くなるため結構危ないです。
これだけを聞くと普通なら、ちょっとここで泳ぐのはやめておこうかな…と思ってしまうかもしれませんよね。私もビビりなので、「え、ちょっと波あるやん、怖いやん、やめとこかな…」と思ったのですが、一度シュノーケリングを始めると、想像以上に海の中が凄すぎてやめられなくなりました。
海の中の様子
海に入ったらすぐ、いきなり両手を広げたくらいの大きさの魚が2、3匹目の前を横切りました。数メートルで足は届かない深さになるのですが、もうそこはサンゴだらけ。魚だらけです。
珊瑚礁と魚たちを観察しながら泳いでいると、岩や珊瑚の間に溝が続いているような場所があります。その「通り道」のようになっているところにいました!!
ウミガメです。
(※イメージ写真。水中を写せるカメラがなかったのが残念!!)
海に入って数分で見つけられました。え、こんなすぐ見つかっていいの!?というかんじw
デカイ!デカイし近い!
絶対にウミガメには触らないように…とのことですが、これは本当に触れてしまいそうな近さでした。岩にくっついた藻?をひたすら食べていて、私たちがじっと見ていても、逃げる気配は全くありません。
こんなにじっくり、野生のウミガメを見られるところってなかなかないです。ビーチ付近で本当にウミガメに会えるなんて感動でした。
リゾート満喫!「北浜(ニシハマ)ビーチ」
リゾート気分を満喫したいなら、「北浜ビーチ」がおすすめです。「北浜」と書いてなぜか「ニシハマ」と読む、ややこしい名前です。
港からは徒歩だと30分以上かかるそうなので、宿の送迎バスで送っていただきました。
ニシハマビーチはこんなビーチ
「阿嘉ビーチ」とは、雰囲気ががらりと違う「ニシハマビーチ」。
こちらは、真っ白の砂浜がだだっ広く続いていて、いかにもリゾート!ってかんじです。長時間のんびりしたいなら、「阿嘉ビーチ」よりもこちらがオススメ!
木陰に簡易テントを建てて、拠点にしました。
ニシハマビーチでは、デッキチェアやパラソルも借りられます(数に限りあり)。午前中に行ったら貸切状態でしたが、午後になると団体も訪れていました。
シャワー・トイレもあるので、宿が遠くてビーチだけでいろいろ済ませたいという場合は、ニシハマビーチの方が便利です。
カフェもあります。
テントが張られていて、いくつかのお店がありました。浮き輪などの貸出もしてもらえるみたいです。
私たちも、お昼は日本語ペラペラの外国人の方がやってるおしゃれなカフェ「BBS」で食べました。ランチメニューやスイーツなどいろいろありました。ペットボトルの飲み物やおやつも売ってます。
海の中の様子
海には、ブイが浮かんでいて、遊泳区域外で泳ぐことはできません。監視員の方もいるので安心ですが、お魚が見られるかどうかがちょっぴり心配でした。
が、ニシハマビーチにも魚たちはたくさんいました!!
泳いでいると、魚たちの方からたくさん寄ってきます。
砂浜にはちらほら泳いでいるくらいなのですが、ブイのぎりぎりまで泳いで行って、覗いてみると、そこは魚の楽園です。
美しい珊瑚礁と、熱帯魚たちの大群が見られました。キラキラ光る小魚や、『ファインディングニモ』にも登場するクマノミ・ナンヨウハギ・ツノダシにも会えました。
阿嘉ビーチに比べると全体的に魚のサイズは小さめですが、とにかく透明度が半端ないので、「海の中の美しさ」で言うなら、ニシハマビーチがアツいです。
2つのビーチ【おすすめポイント】
「阿嘉ビーチ」と「ニシハマビーチ」のおすすめポイントをまとめてみます。
おすすめポイント | |
阿嘉ビーチ | ・ウミガメに会える ・大モノの魚に会える ・いろんな魚がうじゃうじゃいる ・港(宿などが集まる場所)から近い |
ニシハマビーチ | ・海の透明度が素晴らしい ・珊瑚礁と魚たちが美しい ・カフェ、シャワー、トイレなどの設備あり ・砂浜が広く、景観もよい |
まとめ
いかがでしたか?
どちらのビーチにも、それぞれのよさがあるので、時間があるなら両方行ったらいいと思います。感動すること間違いなしの美しい海ですよ。
阿嘉島の海はどちらも水深がわりとすぐ深くなるので、シュノーケリングをする際は、必ずライフジャケットを着用しましょう。波もわりとあるので、フィンもあると泳ぎやすいですよ。
ぜひ一度、訪れてみてくださいね。