人気の温泉地草津温泉。草津の湯は、強酸性で効能が強く、大変熱いです。
温泉地巡りが大好きな我が家の中でも、訪れた中で2番目に熱かった。(ちなみに一番目は和歌山の「湯の峰温泉」。ここは湯の中に入ることすらできない熱さですw)
冬の露天風呂は、顔がひんやりと冷たいので、湯が熱くても意外と入っていられます。私は熱いお湯が苦手なのですが、わりと大丈夫かも・・・と思って入ってました。
ところが、油断は禁物でした。
全然余裕と思っていても、湯から上がろうと立ち上がった瞬間、視界がぐらり。湯あたりで倒れ、脱衣所で倒れるという残念な結果に。急に目の前が真っ暗になり、気分が悪くなって、フラフラでした。あれは本当危険だと思います。
草津の湯は熱いので、入り方を間違えば大変なことになります。
草津には、熱さをやわらげるために「湯もみ」という方法があります。旅館によっては温度を下げているところも多いとのことですが、これから草津に行くという方は、知っておいて損はないはず☆また、「時間湯」という独特の方法は、昔から草津に伝わる湯治療法です。かなり効果があるようなので、よかったら参考にしてみてください☆
「湯もみ」とは
草津温泉は源泉によって差はありますが、なんと50℃~90℃もあります。湯もみとは、草津に昔から伝わる湯の温度を下げる方法です。湯の中に六尺板を入れて湯をもむように混ぜることによって、熱い源泉温度を一定まで下げているんです。
水を足さずに板でもむことによって、温泉の効能も薄めることなく温度を下げる、草津ならではの方法です。
草津にある「熱の湯」では、本場の湯もみショーを見ることもできます。湯もみショーを見に行けば、「草津よいとこ~」で有名な草津節に合わせて湯もみをする姿を見せてもらえます。
湯もみ体験もできますよ。
ちなみに、私が宿泊した旅館には、温泉の傍に板が置いてありました。ここでやり方を教えてもらっておけば、自分で入るときにも役立つかもしれません。
湯もみショー
【時間】
9:30 10:00 10:30 15:30 16:00 16:30
※一日6回公演
※メンテナンス等の臨時休演あり
【料金】
大人600円・小学生300円
湯もみ体験
【日時】
土日祝 11:30~14:00
4月29日~5月1日、5月4日~6日、8月8日~8月31日は毎日営業
※平成28年1月1日~3日は、休止
【料金】
250円(小学生以上)
「時間湯」とは
時間湯とは、江戸時代から明治頃にかけて始められた、草津に伝わる伝統的な温泉療法です。高温の強酸性の源泉にこの方法で入浴すると、様々な病気に効くと言われています。
その効能は、眼病、皮膚病、腰痛、関節痛、冷え症、リウマチ、神経痛、糖尿病、アトピー、病後の保養など様々で、精神病に効いたという例もあるのだとか。
独特な入浴方法は次の通り。
時間湯の入浴順序
1.湯もみ
板を使って湯の温度を下げます。
2.かぶり湯
手桶で30杯以上の湯をかぶり、のぼせを防ぎます。
3.入浴(3分間)
号令で一斉に入浴します。3分間経ったら一斉に上がります。
※これを4回繰り返します。
かなりユニークですよね。昔から伝わる草津独特のスタイルだそうです。
アトピー性皮膚炎の方や、本気で体質改善や病後治療を考えている方などに人気だそうですよ。湯長さんと相談後、入浴できるようです。現在は2つの温泉で、時間湯を実施しています。
時間湯を実施している温泉
【地蔵の湯】
■入湯時間
7:00 11:00 15:00 17:30
(他に病状により、特別回あり)
■入湯相談
湯治について湯との相性を知るための短期入湯もあります。
■料金
8600円(10日分)
21600円(1か月分)
(券を面談後に購入)
【千代の湯】
■入湯時間
9:00 11:00 14:00 17:00
■料金
560円(1回分)
8600円(10日分)
(相談してからの適用)
まとめ☆
いかがでしたか?
「湯もみ」と「時間湯」の方法を知っていれば、熱い草津温泉をさらに満喫できるはず。熱いからといって水で薄めてしまっては勿体ないですよ☆
よかったら試してみてください☆
ちなみにこちらは、草津熱帯圏のお話。
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