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子どものいる人VSいない人?幸せに違いはあれど差なんてない

今日、何気なく見ていたNHK『あさイチ』のテーマに釘づけになってしまいました。「子どものいない生き方」という選択肢や、子どもがいる人といない人、それぞれの幸せについて考える…というようなテーマだったのですが、私もいろいろ考えさせられたので、私自身が思うことを綴ってみたいと思います。

結婚後考えられる3つのパターン

結婚後に考えられる女性の生き方は、3つのパターンがあります。

1.「子どもを産まない」選択をした人

結婚しても、子どもは産まないという選択肢を選んだ人。

理由はいろいろあると思いますが、夫婦での生活を続けることを望み、自分のキャリアややりたいことなどを重視した生き方です。

2.「子どもを産んで育てる」選択をした人

結婚し、子どもを産むという選択肢を選んだ人。

子どもが欲しいと思って、子どもを産んで育てている人たちです。中には仕事を退職する人もいるし、超多忙な中で仕事と育児を両立している人もいます。

3.子どもは欲しいけれどできない人

子どもは欲しいけれどできない…という人。中には、不妊治療をしている人もいると思います。

子どもを産んで育てる意思はあるけれども、思うようにいかないという、「子どもがいる人」と「いない人」のどちらになるか、まだ分からないままの状態の人たちです。

きっとみんな誰かを羨ましい

上に挙げた3つのパターンですが、それぞれがそれぞれにないものを持っています。

「子どもを産まない」という選択をした人の多くは、「子どもを産む=女性の幸せ」といったような一般的な価値観に苦しんでいます。親戚や家族からの圧力、意見の食い違いに悩むことが多いと言います。例えば「子どもを産んだ妹は家族に受け入れられるのに、自分は受け入れられていない」と感じたりすることがあるかもしれません。

「子ども産む」という選択をした人は、子どもがいなかった頃の身軽さ・自由さを失ってしまうことに悩みます。子育ての漠然とした不安も付きまといます。「こんなに日々の生活が大変になるなんて…」「あの頃みたいに軽い気持ちでは旅行になんて行けない」。子どものいない人たちは気楽でいいなぁ…なんてふと思うことがあるかもしれませんよね。

不妊治療中の人は、子どもがいる人が羨ましいので、子育て中の人たちの会話の中で傷ついたりします。「保育園のお迎えに行かなくっちゃ!」と定時に退社する同僚にイラッとしたり、「子どもがいないとどこにでも行けていいよね」なんて言葉に、「好きでこんな状態でいるんじゃないよ!」と悲しくなったりすることもあるかもしれません。

 

お気づきでしょうか。こうして見ると、みんな結局「ないものねだり」なんですよ。

「ないもの」より「あるもの」を見たい

よく言われることかもしれませんが、自分に「ないもの」を嘆いていても、結局のところ「ないもの」は「ない」んですよ。

だったら、ないものねだりをするよりも自分にあるものを数えてみたら、少し違った見方ができるようになるんじゃないかなと私は思います。

「子どもを産まない選択」をした人には、夫婦2人の幸せな毎日がある。自分の大切な仕事がある。それを一生続けられるなんて幸せなんです。他人からどう思われていようと関係ないじゃないですか。周りから受け入れられないと感じることがあっても、自分が自分の生き方を選択することに意味があるんです。私は「産まない」選択肢があって当たり前だと思うし、もっと世の中にこういう選択肢が「当たり前」として広がっていってほしいと思うけれど、現実がまだ追いついてないなら、胸張って堂々としてたらいいんじゃないかな。

「子どもを産む選択」をした人は、子どもたちの成長の楽しみがある。どんなに子育てが不安でも、自分の時間がなくなっても、それこそが他の何にも変えられない幸せだと思ったから、産むという選択をしたはずです。最近は、子育てと仕事の両立という問題も叫ばれていますが、子どもを授かって無事に出産したことは、ひとまず幸せなことなんじゃないかな。そこを忘れたらダメだと思います。

不妊治療中…は私のことです。不妊治療中は、まだ「自分の子どもができるか分からない」と揺れている段階なので、幸せとは思えない人も多いかもしれません。でも私は今、とっても幸せです。ちなみに、キャリアも数年前に完全に捨てて今やただのブログ書いてる人ですけど、それでも幸せなんです。今は夫と二人で暮らしていることが幸せだし、これからもしかしたら子どもができる可能性だってあるんだから、「産まない」人生、「産む」人生どっちに転んだとしても、私は幸せだと思います。

まとめ


幸せに「違い」はあります。だけどそこに「差」はありません。

差は、他人と自分を主観的に比べてしまうことで生まれていると私は思います。例えば、雑誌に載っている人や、SNSの友人が幸せそうに見えて嫉妬してしまう…その原因の根本は、自分の内なる不安にあると思います。

メディアってそういう意味では本当に恐ろしい。不安を増大させてくるものからは距離を置いたっていいんです。(私はfacebookが苦手です。多分それは、自分と他人をどうしても比べてしまう材料になってしまうからだと思います。だから距離を置いてますw)

「子どもがいる人」と「いない人」は、状況は違っていても決して敵対関係ではありません。誰かと比べてしまう自分から解放されたら、きっと皆が幸せになれるんじゃないかな。

今の自分に自信を持って、胸を張って「幸せ」って思える生き方をしたいな、と今日の『あさイチ』を見て感じたのでした。