スペイン料理のパエリアは、魚介が主流ですが、牛肉を使っても美味しくできます。
魚介の下ごしらえがいらないため、牛肉パエリアは手間いらず!ホームパーティーや家飲みにもおすすめのメニューですよ。
ちょっとだけ材料をこだわれば、簡単なのに本格的に作れます。我が家のレシピをご紹介します。
目次
レシピの前に、調理器具のお話。
本場スペインでは、パエリアを作る際には、パエリア鍋を使用します。
こんなやつ。
鉄 パエリアパン(パエリア鍋)
平べったい鉄かステンレス製のものがあります。
我が家にあるパエリア鍋は、直径25cmのもの。この鍋で、毎回米2合分のパエリアを作っています。
パエリア鍋を使えば、本場感が出て食卓をオシャレに飾ることができます。また、熱伝導がよく、お米に火がまわりやすいです。
見た目にもこだわりたい場合は、購入してもよいかも。
ただ、実際使ってみて思うのは、このパエリア鍋は煮込む際にはいいのですが、材料を炒めるのにはあまり適してないようで、すぐに底が焦げ付いてしまいます。
なので私はいつも炒める作業をフライパンで行った後、パエリア鍋に移しているんですよね…。
せっかく持ってるので使っているのですが、そこまでこだわらなくていいという場合は、正直フライパンでそのまま作ってしまっても問題ないと思います。その方が洗い物も減るしね。
スキレットで作るという手もあります。焦げ付きが心配ですが、使い慣れてなじんだものなら大丈夫かな…(怖くてやったことないけど)。
次に、材料のお話ですが、本格パエリアを作りたいなら、サフランは必須です。
サフランを入れなくてもパエリアは作れますが、やっぱり味は変わってきます。個人的には、サフランの独特の香りこそがパエリアの魅力だと思っているので、ぜひ使うことをおすすめします。
我が家で使っているのは、GABANのサフラン。
ちょっと高いですが、1回につきちょっとだけしか使わないので、何度も使えますよ。
それでは、我が家の牛肉パエリアレシピをご紹介します。
野菜類は何でも好きなものを入れてアレンジしてみてください。今回は入れてませんが、マッシュルームなんかもよく合います。
味付けは、ビーフコンソメを使うと楽です。
いいかんじにコクが出るので、オススメですよ。
また、お米は洗わずにそのまま使用します(これ重要)。
ちょっとだけ芯が残ったお米がパエリアの魅力。洗って水を含ませてしまうと、どろっとしてしまうので注意しましょう。
まず最初に、サフランを大さじ3くらいの水につけて色出しします。
一晩寝かしておくとしっかり色が出ますが、20分くらいでも十分いいかんじに水は黄色くなります。
材料を切ります。
牛肉はサイコロ状、茄子とパプリカは薄切り、玉ねぎはみじん切り、にんにくは一度潰してからみじん切りにします。
牛肉には塩こしょうで下味をつけます。
次に、フライパンで材料を炒めます。
上にのせる具と、玉ねぎ+お米を別々に炒めると、煮込む際にいいかんじに盛り付けられるので、2回に分けます。
オリーブオイル(分量外)を敷いて、にんにくを炒め、香りが出てきたら、牛肉とナスを加えてさらに炒めます。
ここでは、軽く火が通ればOK。
ナスがしんなりしたら、一度お皿に取り出します。
次に、空いたフライパンに、オリーブオイル(大さじ3)を入れ玉ねぎを炒めます。
焦げ付かないように、弱火でじっくり炒めましょう。
玉ねぎの色がきつね色になったら、お米を加えます(しつこいですが、洗わないで!)。
混ぜ合わせるとこんなかんじ。
お米が透明になってきたらOKです。
パエリア鍋で調理する場合は、ここで、お米と上にのせるナス・牛肉をうつします。
フライパンのままで調理する場合は、お米の上にさっきお皿にうつしておいた材料をのせましょう。
ここで、水・サフラン・ビーフコンソメを入れます。
ビーフコンソメは、手で軽く砕いてバラバラにすると全体に味が行きわたりやすいです。
水は分量の半分(1カップくらい)をまず入れて煮込み、水分がだんだんなくなってきたら水を足しながら調整します。
10分くらい煮込めばOK。
パプリカをトッピングします。
残りの水を足したあと、5分程度アルミホイルで蓋をして蒸らします。
蓋を取って、水分を飛ばします。
最後に、塩こしょうで味を調え、ブラックオリーブとパセリをトッピングしたら出来上がり!
味見をしながら、お米の硬さを確認して、ちょっとだけ芯が残るくらいが食べごろです。
※まだ硬い!と思う場合は、水を足してさらに煮込んで調節しましょう。
慣れれば意外と簡単に作ることのできるパエリア。
見た目が華やかなので、お客さんにも喜ばれるはず!
ワインにもめっちゃ合いますよ。
おうちで試してみてはいかがでしょうか♪
★スペイン料理「アヒージョ」の作り方もよかったらどうぞ★