うさぎと一緒に長距離移動をすることになったら、どんな方法を選べばよいか迷いますよね。移動はうさぎにとって、どうしたってストレスのかかってしまうもの。できることならしないに越したことはありません。
けれども、どうしてもうさぎと一緒に長距離を移動しなければならない場合、車に乗せて移動することもあると思います。我が家では年に2回、帰省の際に、うさぎを車に乗せています。うさぎのストレスをなるべく減らして、車に乗せる我が家の方法と工夫をご紹介します。
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うさぎは、大きな音や振動にストレスを感じる動物です。人間にとっては気にならないような音でも、うさぎにとっては爆音に聞こえていたり、ちょっとした振動でも大地震のように感じていたりすることもあります。
普段は気にしていなくても、車の中でちょっと音と振動に注意を払って乗ってみると、断続的に続いていることに驚きます。特に下道では、音は小さいものの、道路がガタガタしているので振動が激しく、高速道路では、道が整備されているので振動は少ないものの、トラックなどの走る音が激しいです。
つまり車の中はうさぎにとって、かなり過酷な状況なんです。うさぎはストレスによって病気になってしまうことも少なくありません。できることなら乗せたくないといつも思ってます。もし、車に乗せなくてもなんとかなる他の方法があるなら、よく検討した上で決めることをおすすめします。
ちなみに、こちらはうさぎと乗り物に乗る方法をまとめた記事です。よかったらセットで読んでみてください。
我が家は転勤族なので、それぞれの実家が遠く、毎回帰省の際にうさぎを車に乗せています。最近であれば、東京大阪間の片道約8時間。かなりの長距離ドライブです。
ペットホテルに預けるという手もあるのですが、一度近くの動物病院に預けたところ、他の動物たちがたくさんいる環境が辛かったのか、具合が悪くなってしまったことがあり、長期間預けるのはやめました。
実際に乗せてみて分かったことは次の通り。(あくまで我が家のユキの場合なので、全てのうさぎに当てはまるわけではありません)
このように、うちのユキは震えて動けなくなったり、車に酔ったりすることなく、わりと無難に乗りこなしています。もちろん、見えないところで負担はかかっていると思うので注意は必要ですが、 なんとか2度の片道8時間を成功させました。
走行中のユキ
長距離ドライブでうさぎを車に乗せるのであれば、狭いキャリーに入れるよりは、ケージごと乗せることをおすすめします。キャリーに乗り慣れていて、キャリーが大好きなうさぎさんがもしいれば大丈夫かもしれませんが、できるだけいつものケージ内の環境のまま移動させた方が快適なはず。我が家では、ケージを後部座席に固定しています。
やり方は、ケージを後部座席に置き、後方の柵にシートベルトを通して固定。
こんなかんじです。
これでブレーキをかけても、ケージごと倒れる心配がなくなります。
ケージの中には、水・チモシー・トイレを入れておきます。ケージの引き出しにはペットシーツも敷いておきましょう。
車の座席にケージを乗せると、どうしても斜めに傾いてしまいます。なので、トイレは手前ではなく、奥に設置することをおすすめします。うちのユキは走行中、基本トイレの上でうずくまっているので、我が家の場合はトイレ必須。
ペットシーツを敷いていれば問題はないのですが、ユキを見ていると、トイレの上の方が振動が少ないんじゃないかなーと思うので、一応入れておくといいと思いますよ。
水とチモシーは一応入れていますが、ユキは走行中は食べません。ペレットは器がひっくり返ったりすると危ないので、入れていません。
また、ケージの上からひざ掛けなどの布をかけておけば、防音効果があり、直射日光も防ぐことができるのでおすすめです。
休憩中には、水分量の多い野菜を与えましょう。なかなかドライブ中には水を飲んでくれない子が多いと思うので、水分量多めの野菜や果物を与えてあげるといいですよ。
我が家の場合は、キャベツが大好きなので、車に乗せるときはキャベツを持って行きます。SAに着いてキャベツを出すと、喜んで食べてくれるのでありがたいです。リンゴやサニーレタス、大葉などもおすすめです。
詳しくは「知っておきたいうさぎの食べ物!与えてもよい野菜と有毒野菜」の記事も参考にしてみてくださいね。
うさぎは常に食べ続けていなければ生きていけない動物です。走行中、うさぎが何も食べないのであれば、お食事休憩をとってあげましょう。我が家の場合は、長くても2時間程度走ったら休憩をとることにしています。休憩中は、できるだけ気がすむまでチモシーを食べられるよう、たっぷり時間をとってあげてくださいね。
夏場の暑い時期は必ずエアコンをつけておくことも忘れずに!エンジンを切って車内に取り残したりしたら命に係わるので、注意が必要です。
うさぎを車に乗せる方法をまとめます。
繰り返しになりますが、車に乗せなくて済むなら乗せないに越したことはありません。でも、もしどうしても乗せなければならない状況になった場合、できるだけストレスのかからないように配慮してあげることが必要です。
うさぎさんの体調と相談しながら、乗せてあげてくださいね。