東京都内にある広い動物園なら、多摩動物公園がおすすめ。とにかく広くてたくさんの動物がいるので、1日がかりでまわらなければまわりきれません。目立つ動物ばかりを見ていたら時間がなくなっちゃった…なんてこともあるほど、敷地も広く、動物もたくさん飼育されています。
多摩動物公園は、目立つ動物ばかりが見どころではありません。見逃さないようにしたい稀少動物たちもたくさんいるんです。今日は、他の動物園ではなかなか見られない多摩動物公園の動物たちをご紹介します☆
訪れた際には、ぜひ注目してみてくださいね☆
目次
■所在地
東京都日野市程久保7-1-1
■TEL
042-591-1611
■開園時間
9:30~17:00
※16:00を過ぎると見られない動物もいます。
■入場料
大人 600円
中学生 200円
■アクセス
京王線・多摩モノレール「多摩動物公園」駅すぐ
東京都日野市の自然豊かな環境に作られている動物園。「アジア園」「オーストラリア園」「アフリカ園」「昆虫園」の4つのゾーンに分かれています。
約320種類もの動物がいるこの動物園には、見どころがいっぱい!
アジアゾウとアフリカゾウを見比べてみたり、よく動く可愛いコアラたちを観察したり、ライオンバスに乗ってライオンを間近で見たり。オラウータンが檻を出て、空中の綱を使って自由に遊ぶ様子を観るのも面白いですよ。
たくさんの人に人気の多摩動物公園。ゾウやライオンももちろん見たいのですが、多摩動物公園へ行くなら、他の動物園ではなかなか見られない珍しい動物もチェックしておきたいところ。
私が選んだ、おすすめの7種類をご紹介します!
ユキヒョウは、野生では数千頭しかいないと言われており、その姿を見ることもとっても稀な動物だと言われています。寒い地域に生息するユキヒョウの足の裏には、肉球部分にも毛が生えていて、雪の上でも自由に歩くことができるのだとか。
日本でユキヒョウが見られる動物園は6か所だけ。
銀色の体が美しくて、見とれてしまいます。
多摩動物公園のユキヒョウは、じっと一点を見つめてカッコいいな…と思っていたら、視線の先には空中で元気に遊んでいる可愛いオラウータンが。ひょっとして獲物を狙う目だったのでしょうか。
ブータン、中国などの地域で、2500〜4000mの高山地帯に生息する動物ゴールデンターキン。
黄金色の姿は、輝いていてきれいなのですが、なぜか毛はいつもべとついているという彼ら。体中に臭腺(しゅうせん)があり、油じみた液体を分泌して、霧で体がぬれるのを防いでいるのだそうです。そのせいか、何とも言えない汚れっぷりです。
見た目はおっとりしていて、可愛い動物。日本で飼育されている動物園は3か所しかないんです。
現在生息している野生馬は、シロウマ、ノロバを除けば、モウコノウマのみ。
かつてはモンゴル周辺に多く生息していたものの、野生では一度絶滅し、その後再野生化の取り組みによって、少しずつ増えてきているそうです。
サラブレッドなどのイメージとは少し違っていて、ロバと馬の中間のような体型です。多摩動物公園にはモウコノウマがたくさんいますが、日本でこの馬が見られる動物園は,千葉市動物公園とここだけなんです。
シフゾウは、漢字で書くと「四不像(中国語でスープ―シャン)」と書くシカの一種。封神演義にも神獣として登場する動物です。
シカのような角だがシカではなく、ウシのような蹄だが牛ではなく、ウマのような顔だが馬ではなく、ロバのような尾だがロバではない…という4つのどの動物にも似ているようで違うというところからついた名前なんだとか。
野生のシフゾウは、残念ながら絶滅してしまっていますが、イギリスで繁殖に成功したことから、種の絶滅は免れたそうです。
日本でシフゾウが見られる動物園は3か所だけ。名前も存在も、珍しい動物です。
ワライカワセミは、「はっはっはー!わはははは!」と笑い声のような鳴き声が特徴的なカワセミです。カワセミの中では最大の種類で、ハトくらいの大きさがあります。
鮮やかな青ががキレイで、見た目は可愛らしいですが、ネズミなどを捕えて食べるなかなかたくましい鳥です。
キングチーターとは、チーターの体にある斑点が繋がり、帯状になっているチーターのことを言います。チーターの突然変異個体なんだとか。世界的にも珍しく、数十頭しかいないのではないかとも言われています。
日本国内で見られるのは、多摩動物園だけなんですよ!ぜひチーターの体の模様に注目してみてくださいね!
2013年には5匹の赤ちゃんも誕生したのだそうです。
正直怖すぎて写真を撮ってないので、蝶でごまかしますw
多摩動物園には、昆虫園という虫嫌いの人にとっては苦行のような展示があります。バッタや外国のゴキブリなどがうじゃうじゃ…。生態をかなり詳しく説明してあり、じっくり観察できるすごいところ。特別虫嫌いではない私でも、ちょっとぎょっとしてしまいました。
その中でも、特に珍しいのがハキリアリのコロニー。
木の葉を切り取って巣に運ぶハキリアリ。ハキリアリがどうやって巣を形成しているのか、その過程や、実際にアリの集団が動いている様子をじっくりと…それはもうじっくりと見ることができます。
こんな展示が見られるのは日本で多摩動物公園だけ!ぜひ一度覗いてみては?(ただし自己責任でお願いしますw)
公式ツイッターにハキリアリの蛹化したての様子が上がっていたので載せておきます。これは可愛い・・・かも?
いかがでしたか?
あえて、ちょっぴりマニアックな希少動物を並べてみました。動物園の主役たち以外にも、ぜひ見ておきたい動物ばかり!(ハキリアリは自己責任で←まだ言ってる)
多摩動物園に訪れたら、ぜひ注目してみてくださいね!