大阪府池田市にある「五月山動物園(さつきやまどうぶつえん)」は、赤ちゃん連れでも楽しめる小さな動物園です。
規模は小さいですが、日本に数匹しかいないというウォンバットを飼育していることでも、密かに注目を集めている動物園です。
子どもの動物園デビューでも、ここなら安心。生後7ヶ月の子どもと一緒に遊びに行ってきたので、子連れに嬉しいポイントや授乳室の情報など、ご紹介します。
私たちが訪れたのは9月の日曜日。
動物園内の混雑はそれほどなかったのですが、駐車場は30分くらい並びました。
というのも、五月山動物園の駐車場は第1~第3まであるのですが、動物園入口の門に一番近い第1駐車場が丘の上(67台)、第2駐車場が坂の途中(28台)、第3駐車場が坂を上る前に右折した場所(65台)にあるため、みんな入口に近いところへ止めようと上まで行っちゃうんですよね。
駐車場はこんなかんじ。
一旦五月山幹線道路を上りはじめると、「やっぱり第3駐車場に停めた方が早いかも…」と思っても引き返すのがちょっと難しい。
坂のところで並んだ状態になると、交通整備の人が空いた順に案内してくれるまで、じっと待つことになってしまいます。
混雑具合は日によって違うので何とも言えないのですが、五月山公園前の信号のあたりまで車が並んでるようなら、坂を車で上らず、第3駐車場に向かった方が、ちょっと歩くことにはなるけどスムーズかなと思います。
五月山動物園は、なんと無料で中に入ることができます。
無料の動物園ってなかなかないですよね。
動物園は、隣に広い芝生や長いすべり台のある公園があって、そのすぐ隣にあります。子連れなら、芝生のところでお弁当を食べて、すべり台や遊具で遊べて、さらには動物園にも行ける。
たくさん遊べて、全部無料。一日中ここで楽しめそう。
7ヶ月のわが子には、すべり台や遊具はまだちょっと早いので、動物園のみ見てまわりましたが、もっと大きくなったらまた来たいです(3歳~5歳くらいだと一番楽しいかも)。
五月山動物園は、ゆっくり一周しても30分くらいのコンパクトな動物園です。ダッシュすれば、5分でまわれますw
メインの通りは大きな段差もないので、ベビーカーのまま入場して、ぐるっと一周まわれます(ふれあいコーナーや展示室へ行くところには段差があります)。
ベビーカーに乗ったままでも、間近で動物を見ることができるので、動くものに興味を持ち始めた7ヶ月のうちの子は、大喜びでした。
一番の人気者は、ウォンバット。
日本で飼育されているのは、たったの3か所という珍しい動物なんです。オーストラリアの動物で、見た目(顔?)はコアラに似ているのですが、生態は異なるそうです。
この日は、外で日向ぼっこしていました。もこっとした姿と、なんとも言えないのんびりした表情が可愛いです。
動物たちは他にも、エミュー、ワラビー、羊、ヤギ、ミニブタ、ポニー、アルパカ、うさぎ、カメなどの穏やか系ラインナップ。
園内で販売している動物のえさは100円で購入できるので、えさやり体験も楽しめますよ。
エサを持ってるとわらわら集まってきますw
うさぎやカメさんのいる「ふれあいコーナー」では、決められた時間に中に入って、動物たちとふれあうことができます。
これも、ベビーカーのわが子にはまだちょっと無理でしたが、キッズたちがいっぱい楽しんでました。
うちの場合、うさぎはおうちでふれあい放題だけどw
入口の隣にある総合案内所には、軽食やおみやげを売ってる売店があり、買ったものを食べられるテーブルとイスもあります。
建物の一番奥に授乳室を発見。
乳児連れだと必要不可欠の授乳室。
動物園自体が小さいので、いつでもここに駆け込めるのも嬉しいポイントです。
授乳室は6畳の和室になっていて、大部屋を共有するスタイル。
今回は、私が行ったときにもう1人利用されていましたが、すぐに私1人になったためほぼ貸切状態でした。1人で使うには無駄に広い…w
「おしめを交換時にお使いください」と書かれたおむつ替えシートも置いてくださっていたので、ここでオムツ替えをするのもOKなようです。
大部屋での授乳は苦手…という人は、授乳ケープを持って行くと便利ですね。
五月山動物園は、一般的な動物園に比べて規模は小さいし、大きい動物もほとんどいません。
ですが、子ども(赤ちゃん)連れで遊びに行くには、ちょうどよい動物園です。ゆったり動物たちとふれあえるので、子どものペースで過ごせますよ。可愛いウォンバットにも会えるし、エサやりもできて、我が家のような動物好き夫婦にとっては大人も楽しめました。
子どもが小さいから、広い動物園に遊びに行くのはちょっと大変…という人でも、ここなら大丈夫。動物園から出て公園内をお散歩するのもいいし、芝生でのんびり過ごすのも気持ちよさそうでした。
秋のおでかけ・ピクニックにおすすめです!よかったら訪れてみてくださいねー。