結婚式の披露宴でよく見かけるキャンドルサービス。ケーキカットなどと並んで定番の演出ですが、私たち夫婦は、自分の結婚式でこのキャンドルサービスをしていません。あえてしなかったのには、実は理由があるんです。
私たちが行ったのは、キャンドルサービスならぬ「ワインサービス」。個性的な演出にしたそのわけと、やり方、メリットについてお話します。
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キャンドルサービスとは、本来自らを犠牲にして明かりを灯すキャンドルを、お互いの見返りを求めない無償の愛の象徴として灯していく儀式なんだとか。また、誕生日ケーキにキャンドルを灯すように、蝋燭の火には、生誕の意味もあります。新しい家族の誕生を祝う儀式として、結婚式の定番の演出となっています。
披露宴での演出を考える際、これらの意味をふまえて二人にとって大事にしたい儀式であるなら、キャンドルサービスはやるべきです。会場が暗くなってムードも出るので、素敵な雰囲気にも包まれるはず。実際私も、友人の結婚式でとっても素敵なキャンドルサービスを見て、憧れたこともありました。
しかしながら、私は自分たちの結婚式でキャンドルサービスをするつもりはありませんでした。なぜかと言うとずばり、時間とお金がかかる割に今ひとつメリットを感じなかったからです。キャンドルサービスは、一つ一つのテーブルを周るので時間がかかるのですが、ゲストとのコミュニケーションが取れるわけではありません。また、いろいろと準備すべきものがあってお金がかかるのですが、使うのはその一瞬のみ。
これではせっかくの時間(とお金)がもったいない!なにか、ゲストとのコミュニケーションがとれるテーブルラウンドの方法はないのかな…と考えていたときに、芦屋モノリスから提案していただいたのが「ワインサービス」でした。
ちなみに、芦屋モノリスにはそもそもキャンドルサービスがないそうです。挙式と披露宴の実際の様子などはこちらの記事もご覧ください。
ワインサービスとは、キャンドルの代わりに新郎新婦がワインを持って、各テーブルのゲストにワインを注いでいくテーブルラウンドです。
かなり楽しい演出でした。やってみて思うメリットは3つ。
テーブルごとのゲスト一人一人と話をすることができるのが、ワインサービスのいいところ。ワインを注ぎながら、自然とゲストとの会話が生まれます。これは、キャンドルサービスではできないことの一つです。
せっかくゲストの側まで来たなら、少しの時間でもコミュニケーションをとれる時間がある方が、絶対に思い出に残ります。全く会話のできないキャンドルサービスに比べて、ゲストとの距離がぐっと縮まりますよ。
キャンドルサービスは、新郎新婦が中心。たくさんのフラッシュを浴びて、主役気分を味わうことができます。けれども、私たちはどちらかと言うと、ゲストを巻き込んでアットホームなパーティーにしたいという思いがありました。
ワインサービスなら、テーブルラウンド中にゲストと一緒に写真をとることができます。新郎新婦だけの写真よりも、ゲストと一緒に撮れる写真が実は貴重な結婚式。ワインサービス中のゲストと笑い合う写真の数々は、後から見返しても、楽しい思い出が蘇ります。
キャンドルサービスの間は、新郎新婦を目で追って、拍手を続ける人がほとんど。これも、新郎新婦側からするととても嬉しいことですが、ゲスト側に目を向けてみると、他のテーブルにいるときまで料理の手を止めてしまうのは、少し長いんじゃないかな…と私は思います。ワインサービスなら、自分のテーブルに新郎新婦がいないときは、ゲスト同士が自由に会話や食事を楽しむことができます。席を立つのも自由だし、お酒のお代わりも頼みやすいですよね。
ワインを注ぎながらテーブルラウンドをしていると、お返しにゲストからも注いでもらえますw私たちは夫婦二人ともお酒は強い方なので大丈夫でしたが、お酒に弱い人にはあまりおすすめしません。
ゲストに注ぐだけに限定したり、ボトルを持つのは新郎だけにするなど、工夫するのもありだと思います。(私はがっつりボトルを持って歩きましたがw)
ワインを注ぐ際に、ドレスを汚さないよう注意しましょう。
純白のウエディングドレスに赤ワインがべっとり…なんてことになったら悲惨ですよね。白いドレスでもどうしてもワインを持ちたいなら、あえて赤ワインのリスクを背負わず、せめて白ワインにしてくださいね。
ちなみに私は、お色直しで真っ赤なドレスに着替えてから、赤ワインを持ちました。私たちの場合は、スタッフの方も横についてくれて水滴を丁寧に拭いてもらえたので、余程のことがなければ大丈夫なかんじでした。
当日ハプニングが起こらないよう、事前にしっかり打ち合わせしておきましょう☆
いかがでしたか?
結婚式では、「魅せる演出」ももちろん大事ですが、ゲストの過ごしやすさに配慮した自由度の高い演出も入れて、メリハリをつけることが大切です。ワインサービスは、ほっと一息できる自由な雰囲気が、ゲストにも好評でしたよ。
形式にとらわれない自由な演出をしたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね☆
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