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しまかぜの洋風個室が子連れに最高だった!帰りの便が狙い目かも

冬の家族旅行は、三重県の伊勢・鳥羽へ旅行に行ってきました。

1泊2日いろいろ楽しんだのですが、帰りに乗った近鉄特急『しまかぜ』がとにかく最高でした。特に子連れにおすすめしたいのが個室の座席。ちょっと奮発してでも乗る価値ありだったので、ご紹介したいと思います。

近鉄特急『しまかぜ』の洋風個室

『しまかぜ』とは、大阪難波駅・京都駅・近鉄名古屋駅から賢島駅までを走る観光特急電車です。

座席のバリエーションがたくさんあり、カフェ車両や個室もついている贅沢な空間。

プレミアムシート、展望車両、サロン席…どれも魅力的すぎるのですが、人気の個室(3~4人用)を予約することができたので、洋風個室を利用してみました。個室は和風と洋風の2種類あります。和風個室では靴を脱いでくつろげるのが特徴、洋風個室は座席がソファのように全部つながっていて並んで座れるのが特徴です。

ハイハイの赤ちゃん連れなので、靴を脱げる和風の方がいいかな…と思いつつ、洋風のみ空きがあったので洋風個室を予約しました。

ひっっろ!!!!

いや、事前にネットで見てたのでどんな座席なのかなんとなくは知ってたんですけどね、実際に入ってみても期待を裏切らない特別感。家族4人(夫婦+5歳幼児+1歳幼児)で利用しましたが、入った瞬間めちゃくちゃ広くて感動しました。横並びにみんなが座っても余裕で広くて、かなりゆったり過ごせました。

大きな窓からは景色もよく見えるし、プライベート感が凄くてとにかく快適。なんだこの贅沢空間は。こんな素敵な電車に乗ったのは初めてで、家族みんな大喜びでした。

子連れに個室が最高な理由

しまかぜの個室、大人だけの利用でももちろん最高だと思うのですが、普通車両だといろいろややこしいことの多い子連れにとっては、さらに快適さが際立ちます。

食事がしやすい!

まず、食事がしやすい!!!!

車内での食事って旅行ってかんじでワクワクしますよね。ただ、前向き2人席だと子連れは食事がとにかく大変。狭い中で抱っこして、食べさせながら、落とさないようにいろいろ押さえ、子どもの「あれ取って~あれ開けて~」に対応。そして自分も食べる…をこなすので、結局何食べたか分からん状態になりがち。

しかもコロナ感染対策で、最近は特急電車で座席を向かい合わせにすることができません(これが…地味に大変!!!!)。

なので夫婦でうまいこと協力しつつもとにかく狭いんですよね。

しまかぜの個室は、テーブルが広くて子どもの食べ物を落とす心配もないし、食べさせるにもゆとりがあってめちゃくちゃ食べさせやすい。さらに食事はオーダーしたら運んできてもらえるので、大人も優雅に食べられます。

メニューも豊富。

近鉄の観光特急しまかぜで、最高級のくつろぎとともに、伊勢志摩へ。沿線の名品を取り揃えた、多彩な車内メニューについてご案内いたします。
車内メニュー|観光特急しまかぜ|近畿日本鉄道 - www.kintetsu.co.jp

少々割高とはいえ、せっかくなので食べてみたい!!とシーフードピラフと松坂牛膳を注文してみました。

はまぐりのシーフードピラフ(1700円)。

子ども用の取り分け皿まで…ありがたすぎる!!!!

こちらが松坂牛膳(1700円)。

電車内でこんなホカホカのごはん食べれることある⁉と夢みたいな気分で食べました…。そして美味しい。飲み物は缶ビールなどを駅で買って持ち込むのもいいですが、車内でアルコールも注文できます。ワインは1人用の瓶で運ばれてきます。素敵すぎる。

ちなみに、しまかぜにはカフェ車両もあり、そこで注文して食事することもできます。そっちも興味はあったのですが、子連れで移動するのはいちいち大変なので、至れり尽くせりの個室がとにかく楽でした。個室だとトイレが隣にあるのも地味に嬉しかった。

赤ちゃんが泣いても大丈夫!

THE公共の場である電車。

毎回移動の度に、子連れは緊張せざるを得ません。わけわからんタイミングで泣き出す乳幼児の機嫌を取るためにあの手この手を尽くし…、結果うまくいくかは運まかせ。眠くなって泣き出したら抱っこして立ってあやしたい…でも普通席だと立ってテラスまで行って、そのままなかなか帰れない、座席に戻ったらまた泣く…の繰り返しだったりします。

個室なら赤ちゃんが泣いても周りを気にする必要もなく、とにかくフリーダム。

広いので立って抱っこすることも余裕だし、広い窓の外の景色を見せながら抱っこでの寝かしつけだって楽ちんです。寝ちゃったあとは座席に寝かせることだってできる。マジでこの泣かせないように気を遣うストレスから解放されるだけでもお金払う価値ある…。

ipadやゲームの音が出せる

我が家には1歳息子の他に5歳娘もいます。1歳児のように訳のわからないタイミングで泣いたりはしませんが、子どもというのはただただじっと待てない生き物。

長時間移動に飽きてくる5歳児には、ipadやゲーム、シールやパズルなど持たせて適当に時間を潰してもらうのですが、個室だと電子機器の音を出せるので、子どもも飽きることなく過ごせました。机に置いて何か描いたり貼ったりもしやすいので、移動に飽きてグズグズ言い出すこともなく、ずっと楽しく過ごせました。

「このまま○○駅(家の最寄り駅)まで連れていってほしいーーー‼」と言う娘に「それな」と思いました。

景色をみんなで楽しめる

個室の座席は、大きな窓に向かって横並びになっているので、みんなで広い窓を眺めながら外の景色を楽しめます。

そもそも親は普段なら景色を楽しむ余裕自体がないんですが、しまかぜでは景色を見ながら電車の旅ならではの良さを実感することができました。ただ、冬の夕方からの乗車だったため、辺りが暗くなるにつれて窓の外は真っ暗。景色をずっと見ていたい!という人は、明るいうちに乗った方がいいかも。

帰りに利用してみて良かったこと

今回私たちは、難波~鳥羽間の復路を利用しました。

行きに乗りたい気持ちもありましたが、空きがなかったため仕方なく、じゃあ帰りにするか…という感じで決定したのですが、これが意外にもめっちゃ良かった。

行きはワクワク感とこれから始まる旅行のテンションのおかげで、子どもたちも親も座席が狭くてもそれなりに楽しめちゃう。だけど帰りは、旅の疲れで子どもはぐずりがちだし、お土産も増えてて荷物も重い。私は私で帰ってからの晩御飯どうしよう…とだんだんテンションガタ落ちになる。

今回の旅は最後にお楽しみが用意されていて、しかも帰って晩御飯作らなくていい!という安心感もあり、旅行を最後まで楽しめました。帰りの贅沢おすすめです。

まとめ

初めて乗った特急しまかぜですが、家族みんな大満足でした。

5歳娘はその後何度も「また乗りたい!」と言うのですが、なかなかそんな頻繁に乗れるようなものじゃないのよ…と遠い目で語りかけているところですw

だけどたまに奮発する価値はある‼私だってまた乗りたい‼と思える素敵な電車でした。電車での子連れ旅を考えている人は、よかったら参考にしてみてくださいねー。

ユキコ

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