滋賀県にある紅葉の名所、湖東三山をご存知でしょうか。
西明寺、金剛輪寺、百済寺の3つのお寺があり、11月になると、美しく彩る紅葉を見に多くの人が訪れます。
2年前に訪れた金剛輪寺の紅葉があまりにも綺麗だったので、ご紹介したいと思います。
目次
■所在地
滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874
■TEL
0749-37-3211
■入山(拝観)料
600円
■拝観時間
8:30~17:00
■アクセス
(電車の場合)
・JR「稲枝(いなえ)」駅よりタクシーで15分
(車の場合)
・湖東三山スマートインターチェンジより1分
※ETC車以外は「名神八日市インター」より20分
※駐車場400台無料
琵琶湖の東側にある3つのお寺「湖東三山」。
そのうち、真ん中に位置するのが「金剛輪寺(こんごうりんじ)」です。天台宗のお寺で、奈良時代に行基によって創立されたと言われています。
境内は広く、入口から本堂まではゆるい石段を上っていきます。途中の参道沿いには、千体のお地蔵さんがずらりと並んでいて、不思議な雰囲気を醸し出しています。
紅葉の本数もこれでもかというくらいあり、見ごたえ十分です。本堂近くにある三重塔と紅葉のコラボレーションは圧巻。真っ赤に染まる庭園の紅葉は、「血染めの紅葉」として、全国に知られています。
京都の有名寺にも引けをとらない美しさです。それなのに人の多さは京都ほどではないので、じっくり楽しめるのもおすすめですよ。
私たちが訪れたのは、2014年11月下旬。
ドンピシャで一番の見頃でした。年によって多少違いはありますが、だいたい11月20日頃が最も紅葉が真っ赤に染まる頃だと思います。
当時、京都に住んでいた私たち。車で約1時間半くらいです。滋賀に行くならやっぱり車が便利です(というか他の手段は不便です)。
門をくぐる前から紅葉がすでに美しく、受付を越えると、真っ赤な紅葉のトンネルが。
角度によっては、木々の間から差し込む光と、色づく紅葉のコントラストも楽しめます。
この色が重なり合うかんじ、すごくいい!ちょっと絵画のようじゃないですか?
いくつかのお堂をお参りしながら、苔の庭園や紅葉を見物しつつ、参道を上って行きます。
ゆるやかな段差になっていて、地味に疲れますが、子どもや運動不足の私でも、余裕をもって歩けるくらいの道のりだったので、安心してください。
だいたい20分くらいかな?
参道沿いに並ぶ千体地蔵。
ずらりと並んだお地蔵さんに、なんだか圧倒されます。
みんな風車を持ってて、ちょっとオシャレです。
ラストの石段を上れば、本堂へ到着。
立派な二天門をくぐると、本堂があります。
紅葉に囲まれた本堂が、美しすぎる!
そして、一番の見どころは本堂の奥にある三重塔。
歩いて行くと、もはや埋もれて塔が見えなくなるくらい、圧巻の紅葉が色づいていました。
上を見上げて、ぽかーんと口が空いてしまいます。
赤一色ではなくて、黄色も混ざったグラデーションがまたよいと思いませんか?
本堂付近から、三重塔を見上げるこのあたりが、撮影のベストポジションだと思います。
三重塔まで行くとこんなかんじ。
ここもたくさん紅葉がありました。
水面に浮かぶ紅葉も風情があってよいですね。
湖東三山へ行くには、車でのアクセスが便利です。
人の多さはそこまで激しくありませんでしたが、シーズン中は、駐車場が心配ですよね。金剛輪寺の駐車場は2つあります。
1つは、本堂のすぐ近くまで車で行って停めることができる場所、もう一つは総門(入口)のすぐ近くにあります。(本堂の近くまで車で行く場合は、拝観受付で伝えてくださいとのこと。)
駐車場で待たされるのは嫌だったので、私たちはインターを降りたところにある道の駅「湖東三山館あいしょう」のだだっ広い駐車場に車を停めて、歩きました。
A地点あたりの駐車場に車を停めて、B地点(金剛輪寺の総門)まで歩いたルートは、こんなかんじ。
お寺の入口まで歩いても、徒歩10分程度だったので、混雑を避けるためにはアリだと思います。
受付にいた看板犬(?)かわゆい!
いかがでしたか?
今年の秋にちょっと行ってみたくなった!という人は、ぜひ行ってみましょう!
滋賀県の紅葉は、京都に比べると知名度はあまり高くありませんが、風情あるお寺で、美しく色づく紅葉を見物するなら、訪れる価値ありのお寺ですよ。
秋のドライブに合わせて、おでかけしてみてはいかがでしょうか♪