はい、変なタイトルで始まりました。半分愚痴になっちゃうかもしれませんw
子どもが生まれてから半年が過ぎ、少しずつ育児にも慣れてきた…ような気がしていた今日この頃。赤ちゃんのいる生活にもそろそろ慣れて、通常運転に戻ってもいいはずなのに、なぜか精神的な不調やイライラすることが多いと感じていました。
いろんな原因は思い当たるのですが、私の場合、一番の原因は会話がないことだと最近気付いたので、最近夫婦で心がけていることなどまとめてみます。
目次
育児ストレスの原因って、人によっていろいろありますよね。
赤ちゃんの泣き声が辛い、寝不足でしんどい、子育てへの不安、一人の時間が持てない、家事が思うように進まない、夫の理解がない、周囲の理解がない、頼れる人がいない、孤独感、ホルモンバランスによる体調不良、情緒不安定……など、ちょっと思い当たることだけでもどんどん出てくる。
私は正直、結婚前仕事をしていたときが自分の中ではかなりストレスフルな時代だったので、「子どもができてもあの時ほどはしんどくないでしょ」と、若干軽く考えてたところがありました。
まぁ実際それは間違ってはなかったのですが(やっぱり仕事は辛かったらしい)、でもやっぱり子育てしてると、しんどさは思ってもみないところでズシンと来るときがある。仕事でのストレスとはまた種類が違うなぁと感じています。
仕事をしていたときの不調は、
『嫌なことや困ったことがある⇒どうしよう(不安)⇒悩む⇒不調』
という風に、原因が明確なことが多かった気がするので、その原因を取り除くためになんかいろいろできたんですよね。
でも子育てのストレスというのは、自分でも何が嫌なのか正直よく分からないんですよ。夫は私がイライラしていると、その日に何か嫌な事でもあったのかな…と原因を知りたがるけれど、直接的な原因はこれといってない場合が多い。
これさえ解決すればOK!みたいな簡単なことじゃない。
なんていうか、上に挙げたようなちょっとした不安とか不満がじりじりと日々積もっていって慢性的にやられていくかんじ。なので、私どっちかというと思いを言語化するのは得意な方なんですが、なかなか自分の不調を説明するのが難しかった。
なので、夫からしたら、なんかしらんけど子どもが産まれてから不機嫌な日が増えたなぁ…と感じていたんじゃないかと思います。
そんな毎日を過ごしながら、ある日ふと夫の疲れた顔を見てこのままじゃいかんと密かに焦った私。あらためて「私って一体何が一番しんどいんだろう」と考えてみました。
そしたら、気付いたことがあるんです。
私がしんどいのって「会話がない」ことなんじゃないのかと。
「会話がない」というと、めっちゃ冷え切った夫婦関係を想像されるかもしれませんが、そんなことはありませんw
普通に話はしてたんですよ。
でもその話の内容が、明らかに子どもができる前と今では変わっている現実に気が付きました。
ある日の、夫が帰ってきてから寝るまでの会話を思い浮かべてみると、
私たちの話ってほぼ、
だけやん!
てなったんですよね。
もちろん、赤ちゃんに話しかけて一緒に笑ったり、週末の予定を一緒に考えるというだけでも夫婦間のコミュニケーションになってることはなってる。なってるんですけどね。この2つだけじゃ何が問題かというとですね。
まず、赤ちゃんをあやしてると自分たちの話はできません。この場合の「自分たちの話」というのは、妻自身・夫自身こと。赤ちゃんと関わっていると、場の雰囲気は和むし、笑顔になれるし、成長を夫婦で共有できたら嬉しい。でもそれが直接ストレス発散になってるかというとちょっと違うんですよね。
今後の予定の話も一見楽しげに思える。でも、今立てられる予定なんてせいぜい「週末スーパーであれ買わなきゃ」とか「オムツが切れるからホームセンター行こう」とかその程度。楽しいおでかけを予定したとしても、今度はそのおでかけに子どもを連れて行くとなると、めっちゃいろんなリサーチしなきゃ…ってなる(授乳室あるかとか、人ごみどうよとか、電車の乗継しやすさとかいろいろね)。
そしたら、結局「あれしなきゃ」「これしなきゃ」が溜まっていく。
日々の生活は、夫が帰ってきたら娘の抱っこをバトンタッチ。その間に私がごはん用意して、2人であやしながらごはん食べて、お風呂入れて寝かしつけ。寝たらすぐ食卓の片付けして、交代でお風呂入って、うさぎの世話してさぁ寝るぞ…!(これで頑張って12時)と思ったら、夜泣き!みたいなループなわけで。
この間、夫婦間では必要事項くらいしか話せないんですよ。
毎日楽しいはずなのに、なんか……日々をこなしてるだけのような感覚。
夫婦間での雑談が消えていたという事実に愕然としました。
つまり、0歳児と一日中2人きりでいる私は、毎日毎日話し相手がいないことに飢えていたんですね。夫とは話してるつもりだったけど、やらなきゃいけないことばかりに脳内が支配されて、実は全然会話できてなかったんです。
そこで、あえて私と「どうでもいい話」をしてくれと提案しました。
娘のことと、やらなきゃいけないことの話はちょっと置いといて、全然関係ないしょーもない話を日常にもっと入れていこう。その日にあった些細な出来事とか、ネットで見た面白い動画だとか、好きな植物や動物の話だとか、冗談だとか。
そんな「どうでもいい話」ができてないことが、心のゆとりを失っているのだと。
なんでもいいから私の話し相手になってくれと。
切実に変なお願いをしてみたのでした。
じゃあ具体的にどうやって時間を減らしたかというと、簡単にできることは3つ。
まずは、気が付いたら二人とも見てしまっているスマホ時間を減らすことから始めました。
それだけでも実はかなり会話できる時間って増えます。
「なんか面白い記事あった?」「今日捕まえたポケモン見せて(夫は未だに根気強くポケモンGOをやり続けてる)」と一言聞けば、自然と話題なんて広がっていくわけです。
ポケモンくらいどうでもよい話がちょうどいいw
毎日じゃなくてもいいんで、たまにご飯中のテレビを消せば、自然と会話が生まれます。
見たいならいいんですけどね、大して見たくもないのにテレビ付けて、わざわざ会話の機会を奪うのは勿体ない。
その日の夕食のちょっとした感想言ってくれるだけでも、元気になれるんですよ。
たまに子どもが早めに寝てくれたときは、早く寝るのもいいけど、たまにはゆっくり2人で過ごす時間にします。
寝室はリビングのすぐ隣なので、泣いたらすぐに行けるようにして、2人でお酒を飲みながら話をしたり。子どもが生まれる前よくやってたファミコンミニのゲームをしたり、花札したり。
その日の皿洗いや片づけは思い切って翌日にして、忙しくてついやらなくなってたことをあえて再開してみる。途中で子どもが泣いたら中断になっちゃうけど、それでもやらないよりは心のゆとりが生まれるような気がします。
そしたら、自然と雑談も増えるんですよ。
子育てが始まった途端、なんだか妻がイライラして不機嫌になって、夫は家に帰るのが苦痛になって、いつの間にか夫婦仲が崩壊…なんて悲しいですよね。お互いが少しずつ歩み寄ればいいんだけど、実際何をどうしたらいいのか分からないままそこへ至ることって多いんじゃないかと思うんですよ。
私は、やらなきゃいけないことが急激に増えるこの時期こそ、夫婦の雑談を増やすことが大事なんじゃないかと思います。
自分をふり返ってみると、ちょっとした雑談が増えるだけでも、少し心のゆとりが生まれました。ふっと心の荷が軽くなるかんじ。それだけで自然といろんなことがいい方向に向かっていきました。最近は不機嫌になる頻度がだいぶ減りました。
何がいいかは人によりますが、意識的に「どうでもいい話」を増やしてみることが、ストレス発散につながる…かもしれません。