首すわり前の赤ちゃんの抱っこは、両手がふさがってしまってなかなか大変ですよね。
お出かけの際や、家事をしたいとき、赤ちゃんを抱っこしながら手を動かすことができる抱っこ紐やスリングがあると便利です。
私が、娘の首すわり前に使ってみて便利だったのは、ベビースリング「ベッタキャリーミープラス」。使い方や実際に使ってみたレビューをお届けします。
目次
そもそも、首すわり前の赤ちゃんに抱っこ紐やスリングは必要なんでしょうか。
実際に赤ちゃんを抱っこしてみるまでは分からなかったのですが、首がすわっていない赤ちゃんの抱っこって、自分が思ってた以上に大変なんですよ。
何が大変かというとですね、
ズバリこの3つに尽きます。
何より困るのは、抱っこしている間ずっと両手がふさがってしまうということ。
支えがないとまだグラグラする首を片手で支えつつ、もう片方の腕で赤ちゃんの体を支えるので、抱っこしている間は他のことが一切できなくなってしまいます。
ちょっとした家事だとか、水飲んだりとか、本読んだりだとか、物を移動させるだけでも一苦労。
家にいても、せめて片手が空けば、あやしながらできることが増えるのに……!!!!という場面は意外にたくさんありました。
スリングだと、片手で赤ちゃんの頭は支えていないといけないのですが、片手は自由になるので、できることが多くなります。
お外へお出かけするときも、片手は空くので、少しなら荷物も持てます(とはいえ買い物などは縦抱き抱っこ紐で両手が空くものがオススメ)。
生後数か月までなら、普通に抱っこするだけで、そんなに重くないんじゃないかなと思ってたのですが、甘かった。
首がすわっていない状態は、全体重がずしっと腕にかかります。
ぐにゃっとするので、5kgくらいのお米とか水をずっと抱えてるみたいなかんじ。
長時間抱っこしてると結構体に負担がかかるんです。
スリングがあれば、ひょいと肩にかけられるので、腕への負担がかなりマシになります。
赤ちゃんがなかなか寝付かないとき、スリングに入れてユラユラすると、寝てくれることが多いです。
うちの子の場合は、スリングに入れて持ち上げるときはよく泣くのですが、しばらくそのままで歩いてやると、わりとすぐに寝てくれます。
スリングのカーブって、お腹の中にいた頃の姿勢と似ているらしいです。
お外へ散歩へ行くときにも気持ちよさそうに眠っているので、重宝してます。
おうちで寝かしつけるときは、寝たあとそのままそうっとスリングごと置いて、寝かせることもできます。
スリングと言っても、いろんなタイプのものがありますよね。
私が購入したのは、ベッタの「キャリーミープラス」。
赤ちゃん用品のお店にもよく売られている人気の商品です。
デザインは全部で20種類くらいあって、どれもオシャレです。
服を選ばないデザインのものが多いので、使いやすい。ママだけでなく、パパが使っても違和感のないシンプルさも嬉しい。
スリングってなんとなく民俗衣装っぽくなってしまうデザインも多いのですが、これはカジュアルに使えて、私的には気に入っています。
それから、「キャリーミープラス」の魅力は、とにかくコンパクトだということ。
ぺたんと折って、くるくると畳んで、付属のゴムでとめると手の平サイズになるんです。使わないときは簡単にバッグに入るので、身軽なのです。
たたみ方も簡単。
広げた状態で、端と端を合わせて、片側に折ります。
とび出してる部分を、肩ひもの方へ折り曲げます。
あとは、三つ折りにして付属のゴムで留めればOK。
サイズ比較のため、私の手も一緒に写してみました。
スリングって、リングになってて布をぎゅっと絞るタイプのものと、もともと袋状になってるものがあるのですが、袋になってるタイプの弱点は、長さの調節ができないことだったりします。
でも、キャリーミープラスは、このようにチャックが付いていて、赤ちゃんの成長や大人の身長に合わせて簡単に長さの調節ができるんです。
調節部分。
ただ、調節は4段階なので、リングタイプに比べると微妙な調節はできません。だいたいこれくらいかな…というところで妥協してます。ちなみに私は身長164㎝で、2番目に短い長さで着用するとちょうどよいくらいですね。
スリングって装着にコツがいるものが多いのですが、「キャリーミープラス」の抱っこの仕方は、とっても簡単です。抱き方のバリエーションはいろいろあるのですが、首すわり前は、「横抱き」と「逆さ抱き」の2種類。
私はいつも横抱きをしてます。
これは、説明書にも書いてあるのですが、底にタオルを敷くと安定します。
新生児ならバスタオルくらいの大きさ、首がすわってきた頃にはフェイスタオルくらいの大きさでよいとのこと。
スリングの中に赤ちゃんを寝かせます。
この時、私はわりと肩ひも側に赤ちゃんの頭を寄せて寝かせてます(足のところに余裕をもたせるため)。
赤ちゃんの頭と反対側の腕(この写真の場合、矢印の方向へ右肩を突っ込む)を中に入れて、肩ひもをかけ、そのまま持ち上げます。
このとき、着用する前に赤ちゃんを持ち上げると、落としてしまうと怖いので、寝かせたまま、体でむかえに行くようにします。
足はあぐらのように曲がっているかどうかを必ず確認しましょう。
実際にスリングを2か月使用してみて、満足している点と、ちょっと使いにくいと思う点をまとめてみます。
そもそも、私がスリングを購入したのは、首がすわる前の赤ちゃんは横抱きの方がよいと助産師さんに聞いたことがきっかけでした。
詳しくはこちらの記事に書いてます。
実際に使ってみて、確かに首がすわるまでの間は、スリングは使いやすいと思います。
最近は、首すわり前からOKの縦抱き抱っこひももありますが、なんとなく首すわり前の赤ちゃんを縦抱きにするのって抵抗あるなー…という人にはおすすめです。
縦抱きの抱っこひもはすでに持っているという人は、買い物や移動距離が長めのときは縦抱き抱っこひもを使って、おうちの中やちょっとした散歩のときにはスリングを使うなど、併用するのもアリだと思いますよ。
私個人の感想ですが、購入を検討している人は、よかったら参考にしてみてくださいねー。