おうちでパンを作りたいと思って本を見ながら作っても、あまり上手くいかないことって多いですよね。パン作りは、他の料理と違った特別なスキルが必要です。
私もパン作りは苦手だったのですが、パン教室の先生の免許を持った友人に教えてもらったこのやり方で作れば、失敗しなくなりました。コツを掴めば、自分でアレンジを加えながら、意外と簡単に作れるようになりますよ。
パン生地の作り方と、ハムとウインナーを使ったパンのレシピをご紹介します。
目次
まずは、パン作りに必要な材料を揃えましょう。
スケッパーとは、パン生地を切るときに使用する器具です。シリコン素材のものとステンレスのものがありますが、どちらでもOK。シリコンの方がボウルの粉を集めたりするのは使いやすいです。他の器具を傷つける心配もないので、どちらかというと友人宅で使ったシリコンの方が使いやすかった気がします(うちのはステンレス)。
生地をこねる際に、下に敷くシートもあれば便利です。なければキレイなまな板などで代用できますが、シートの方がくっつきにくいので、おすすめです。
※バターは冷蔵庫から出して、常温の柔らかい状態にしておきましょう。
材料が準備できたら、パン生地作りに入ります。
水をチンするか、給湯器を使って40℃くらいのぬるま湯にします。そこへ、ドライイーストを入れて5分間待ちます(予備発酵)。
今回使ったドライイーストはこちら。
酵母を使えば、より美味しくできます。ちょっと高いですが、本格派にはオススメです。酵母を使う場合は、5gをしっかり予備発酵させましょう。
強力粉、砂糖、塩をボウルに入れて簡単に混ぜます。
そこへ、1で予備発酵させたドライイースト入りの水を少しずつ入れていきます。入れながら木じゃくしで混ぜます。水分がなくなってきたら、木じゃくしをスケッパーに替えて、周りに付いている粉を集めながら混ぜます。
ある程度まとまったら、手で1つにまとめましょう。
ここから生地をこねていきますが、このこね方にコツがあります。まずは、「片手ごね」という方法で生地をこねます。
写真のように、片手で生地を押さえ、もう片方の手でぎゅーっと生地を伸ばします。
伸ばしきったら、伸びた先からくるくるともとに戻して丸めます。
丸まったら、向きを変え、またぎゅーっと伸ばして、先から丸めて…の繰り返し。
これを、粉っぽさがなくなり、伸ばした生地が弾力で勝手に戻ってくるくらいまでやり続けるのがポイントです。
片手ごねが終わったら、「両手ごね」という方法に移行します。
両手ごねは、両手で生地をコロコロと頃がし、棒状にします。
棒状になったら、折り曲げてもう一度コロコロ…の繰り返し。
これを3~4回繰り返したら、空気を入れるために真ん中を切ります。
切った断面をくるっと裏返し、2つを合体。
合体できたら、もう一度両手ごねを3~4回やりましょう。
生地がこねられたら、生地を広げて、真ん中にバターをのせます。
のせたバターを包むように、手前からころころと巻いていきます。
バターを包めたら、スケッパーでざくざくと細かく切りましょう。
手で全体にバターを馴染ませ、1つにまとめます。
バターのついた状態で、もう一度3.4(片手ごね→両手ごね)を繰り返します。
この時の片手ごねは、とにかくドロドロしていて、最初は全然まとまらなくて焦るのですが、気にせず続けていれば、だんだんいいかんじになるので大丈夫です。
ここでは、生地が切れずに伸びるようになってきたら、両手ごねに移行しましょう。
両手ごねまで終えて、いい感じにまとまったら生地の完成です。
生地を丸めてラップをします。
オーブンの発酵モード40℃で30分発酵させましょう。(ここでしばらく休憩ですw)
発酵が終わったら、生地をグーで押さえて広げます。
スケッパーで8等分にしてそれぞれを丸め、さらに5分休ませてください。
①丸めた生地の1つを使い、ハムより一回り大きく伸ばします。
②生地の上にハムをのせます。
③手前からくるくると巻いていきます。
④二つ折りにして、つなぎ目を指でしっかり止めます。
⑤横向きにして、間にスケッパーで切り込みを入れます。
⑥手で切り口を広げれば、ハート型の完成!
上からマヨネーズをかけるとおいしくなりますよ!
①生地を細長く伸ばします。
②ウインナーの端からぐるぐるっと巻きつけます。
(※このとき、ウインナーにマスタードかマヨネーズを付けた状態で巻けば、味がついておいしいです。)
③巻き終わりは、生地同士を指でしっかりとくっつけます。
オーブンにクッキングシートを敷き、パンを並べます。パン同士が膨らんでくっつかないように、できるだけ間隔を上手くあけて並べましょう。
ラップをして15~20分発酵させます。
余熱したオーブン180℃で15分焼けば、完成です!
いかがでしたか?
私は、この方法なら失敗なくおうちでパンを作れるようになりました。自己流でこねるよりも、やり方のコツを教えてもらってからの方が、格段においしくなりましたよ!
ツナやコーン、明太子など、具を変えればアレンジも可能!
生地をこねるのはそれなりに時間がかかってしまいますが、手間をかけた分だけ、きっと美味しいパンになるはずです。また、材料が意外と少ないので、お菓子作りに比べるとかなり経済的なんです。
見た目も可愛いので、手土産にもオススメですよ。
おうちで焼きたてのパンの美味しさを味わってみてはいかがでしょうか。
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