我が家は転勤族。賃貸マンションでうさぎを飼っています。
うさぎはあまり鳴かないし、ペット不可のマンションでもこっそり飼えるんじゃないか?と思っている人もいるかもしれません。けれども、マンションではペット不可の場合、犬猫はもちろん、うさぎも飼ってはいけないところがほとんどです。
今日は、我が家のように転勤族の場合、どうやってマンションでうさぎを飼っているか、家探しのコツをご紹介します。
目次
多くの賃貸マンションは、ペットを飼うことが禁止されています。「ペット不可」の表記がある以上、犬猫はもちろんのこと、うさぎ、ネズミ、小鳥などの小動物も飼ってはいけないことになっています(金魚や熱帯魚はグレー)。もし飼っていることが発覚した場合は、強制退去、違約金請求になります。
では、ほとんどの賃貸マンションでうさぎを飼ってはいけないのは何故でしょうか。主に3つの理由があります。
うさぎは、物をかじるのが大好きな動物です。以前、このサイトの「うさぎの部屋んぽ」の記事でも紹介した通り、うさぎは普段からかじり木をガジガジ噛んで遊んだり、ちょっと目を離すと家具を傷つけたりしてしまいます。
賃貸マンションの場合、建物を傷つけてしまう事は大家さんにとっては一大事。次にその部屋に住む人たちにも迷惑がかかります。
うさぎは物をかじる習性のある動物なので、なかなかしつけでどうにかなることでもありません。おうちを傷つけないために、賃貸マンションではウサギを飼うことが禁止されている場合が多いのです。
賃貸マンションには、たくさんの人が入居しています。中には、動物アレルギーのある人がいることも考えられます。
「ペット不可」の物件なら、アレルギーの心配はないと思って入居している人もいるかもしれません。もしそこでアレルギーが発症し、こっそりうさぎを飼っていることが発覚した場合、傷害罪で訴えられてしまう可能性もあるのです。
契約違反を分かった上でうさぎを飼っているなら、明らかにこちらが悪いと言うことになりますよね。ご近所トラブルを招かないためにも、規約を守る事は必要なのです。
動物を飼っている以上、どうしても無臭というわけにはいきません。うさぎ自身からは、あんまり匂いはしませんが、糞の匂いはどうしても出てしまいます。
うさぎが大好きで毎日一緒にいる人にとっては何でもない臭いでも、動物が苦手な人にとっては耐えれないということもあります。周りの住人に迷惑をかけないためにも、「ペット不可」の物件でウサギを飼う事は控えましょう。
以上、3つの理由から、ほとんどの賃貸マンションでうさぎを飼う事は禁止されています。じゃぁやっぱり転勤族がうさぎを買うことは諦めなきゃいけないかな…と思われるかもしれません。
でも、安心してください。
中にはうさぎを飼うことのできる賃貸マンションもあるんです。犬猫に比べれば、まだ探しやすいと思います。我が家がどうやってペット可の物件を探しているかご紹介します。
1つ目は、suumoやhomesなど、賃貸物件検索サイトで「ペット可」物件を探す方法です。
「二階以上」「バス、トイレ別」などのこだわり条件選択の中に「ペット可」という項目があります。その他の条件と合わせて、「ペット可」を選択し、検索すれば、賃貸でもペットを飼えるマンションを探すことができます。
こうして探した物件は、うさぎだけでなく、犬や猫もOKです。玄関の入り口に、ペット用の蛇口があったり、動物用のゲートが付いていたりするところもあるので、いろいろと便利です。
基本的にペットを飼っている人たちがたくさん集まって生活しているので、普通のマンションに比べれば他の住人への気兼ねもいりません。堂々とペットを飼うことができます。
東京では、我が家も「ペット可」物件に暮らしていました。お隣さんは小型犬、反対側のお隣さんは猫飼っていました。ワンちゃんの吠える声が聞こえてくることもありましたが、みんながペットを飼っているので、トラブルはなく、お互い様と言う感じで過ごせました。
このような、「ペット可」と表記されている物件を探すのが1番なのですが、1つ問題があります。それは、ペット不可の物件に比べて圧倒的に数が少ないと言うことです。
場所と広さ、家賃の予算だけで検索すると何千件もあった候補が、「ペット可」を選択するだけで10数件くらいまで減ってしまうこともあります。選択肢がかなり少なくなるので、マンションの設備や立地等、他の面で妥協しなければならないことも多いです。
また数が少ないので、倍率も高く、あっという間に空室が埋まってしまうことも多いです。なかなか希望に合ったマンションを探すことが難しいのが現実です。
「ペット可の物件を探したいけれど、希望に合ったところが見つからない!」「契約したいけれどすぐに埋まってしまって契約できない」と困ってしまったときは、どうすれば良いのでしょうか。
犬猫ではなくうさぎなどの小動物であれば、ここでちょっとした裏技があります。
実際に不動産屋に足を運んだり、電話で問い合わせて、うさぎであれば飼うことを許可してもらえる物件がないか、聞いてみましょう。中には、「ペット可」と書いていなくても、「ケージに入れて飼育するのであればOK」という物件もあるのです。
そういった物件を探すためには、大家さんや管理会社に直接問い合わせてもらう必要があります。たくさんの不動産屋にメールを送るなどして、相談に乗ってもらえそうな担当の方に出会えるかどうかが鍵です。不動産屋に探してもらうことができれば、今まで候補にあがることのなかった新たな物件を紹介してもらえることもあるのです。
契約の際にしっかり説明しておけば、後からトラブルが起きる心配はありません。物件探しはペットのいない人よりも確実に大変になりますが、正直に相談すれば、許可してもらえる場合もあるので、根気よく探しましょう。
最後に、大事なことをまとめておきます。
転勤族がペット飼うのは色々と大変なことが多いですが、物件選びの視点から考えれば、うさぎは、犬猫に比べれば飼える物件が見つけやすいです。
ペットも人間も、快適に過ごすことのできるマンションを探したいですね。