長野県木曽郡にある「寝覚めの床(ねざめのとこ)」は、木曽川と花崗岩でできた自然地形が美しい絶景スポットです。とても自然に出来たとは思えないようなスケールの大きい岩の壁と、エメラルドグリーンの川は圧巻ですよ。
浦島太郎の伝説が伝わるこの場所は、観光客にも密かに人気の場所です。私たちも1年前に訪れました。どんな場所か詳しくご紹介します☆
目次
■所在地
長野県木曽郡上松町上松1704
■TEL
0264-52-2072
■アクセス
(車の場合)
・中央道塩尻インター→国道19号線(南へ54㎞)
・中央道中津川インター→国道19号線(北へ49㎞)
(電車・バスの場合)
・JR「上松」駅より定期バスあり
・JR「木曽福島」駅よりコミュニティバス倉本線
「寝覚めの床」は、木曽川の急流によって花崗岩が削られできた自然地形で、国の名勝にも指定されている場所です。ごつごつとした大きな岩が何重にも重なり、巨大な彫刻のように美しい景色となっています。
「寝覚めの床」には、浦島太郎の伝説があります。この場所は、浦島太郎が竜宮城から帰ってきた後にたどり着き、玉手箱を開けた場所と言われています。玉手箱を開けた浦島太郎は、まるで夢から醒めたかのように思えた…ということから「寝覚めの床」と言われるようになったのだそうです。
車を駐車場に停めて、少し歩いて行くと、いきなり目の前に絶景が現れます。巨大な白い岩と、深いエメラルドグリーンの川のコントラストが綺麗です。
入口から入ってすぐの場所には、数か所にベンチがあり、公園のようになっています。「寝覚めの床」の絶景を見下ろしながら座って休憩もOK。私たちは、この場所でお昼ご飯を食べました。
6月は蓮も綺麗です。
「寝覚めの床」の面白いところは、この景色を眺めるだけでなく、近付いて行って岩を渡ることができるということ。
岩は自然にできたと思えないほど、平らに削られていて、たどって歩けるようになっています。岩から岩へ、自分で渡らないといけないのでなかなかスリルがあって面白いですよ。川の中央あたりに浦島堂というお堂が建っているので、そこを目指して歩きました。
もちろん下は深い川が流れているので、歩いてみる場合は、十分気を付けて歩きましょう。岩を渡る場合は、スニーカー必須です。
浦島堂へ到着!
結構怖かったですが、超運動音痴の私でもヒィヒィ言いながらなんとか行けたので、大丈夫だと思います。ちなみに、子どももスイスイ進んでましたw
「寝覚めの床」には、浦島堂がある場所ともう一つ、「裏寝覚(うらねざめ)」と呼ばれている場所もあります。ここまでは行かずに帰ってしまう観光客が多いので、静かで人の少ない穴場スポットです。
ここは、私たちが行ったときは遊歩道が崩落していたため通行止めだったのですが、平成28年3月には復旧したようです(行きたかったなあ…)。
「裏寝覚」には、巨大な岩はありません。穴が空いている変わった岩の形が特徴的です。
これは、甌穴(おうけつ)と呼ばれる穴で、川を流れてきた岩が亀裂などに引っかかって動き続け、長い時間をかけて岩に穴を掘ったものだそうです。
「寝覚めの床」と岩の違いを比較してみると、面白そうですね。
いかがでしたか?
私も訪れてみるまで知らなかった「寝覚めの床」。自然の神秘に満ちた絶景スポットです。誰もが知っている有名スポットではないので、大混雑することもないんじゃないかなと思ってます(テレビで放送されない限りは…)。幻想的な雰囲気に包まれて、日常をちょっぴり忘れられる場所ですよ☆
長野県に訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。