我が家は転勤族です。今回、県外へ引越するにあたって、アート引越センターの「おまかせパックフルコース」を利用しました。
フルコースとは、荷造りから荷解きまで、全て業者さんがやってくれるという楽ちんコースです。実際の流れと、体験してみて感じたメリット・デメリットをお話します。
目次
アート引越センターに引越し作業をお願いする際、様々なパックが用意されています。そのうち基本となるのが、「おまかせパック」の基本コース、ハーフコース、フルコースの3種類。
基本コースは、荷造り荷解きを自分で行い、運び出しや運び入れのみを業者さんが担当するコース。ハーフコースは、荷造りを業者さんにお願いして、荷解きは自分でするコース。フルコースは、荷造りも荷解きも業者さんがやってくれるコースとなっています。
もちろん、それぞれのコースによって、かかる費用は違います。
私は、この引越しのとき、ちょうど妊娠3か月でした。普通に生活していてもつわりで辛い時期で、引越し作業を自分でするのはかなりの負担でした。
妊婦は重い物を持ち運ぶこともできない上に、体力もないので、フルコースを利用するのはとてもオススメです。
また、引越前日まで仕事で忙しいという人や、移動した翌日から普通の生活をおくりたいという人、小さな子どものいる人にもありがたいコースだと思います。
引越しで体験した「おまかせパックフルコース」の流れと感想をご紹介します。星3つで満足度も評価してみました。
(この時点で私がやっていたことと言えば、貴重品の梱包と、リビングに飾っていた置き物を箱に戻していたことと、冷蔵庫の物をできるだけ片付けていたくらいで、ほとんど何も部屋を触っていない、普通に生活していたままの状態です。)
引越しの前日の午前中、荷造りのため女性スタッフが3人来てくれました。
明るくてテキパキした30代くらいのリーダーさんが1人と、アルバイトらしき若い女の子が2人でした。
まずは、リーダーさんからの説明を受け、3つのことをお願いされました。
我が家は3DKの2人(と1匹)世帯。
アルバイトの子が洋室と寝室、リーダーさんがキッチンに分かれて荷造りが開始されました。
私は体調が優れず、邪魔にならないようソファに座って、聞かれたことに答えたり、お願いしたいことを伝えたりしました(本当に申し訳ないくらい任せっきりでした)。
リーダーさんは、雑巾で丁寧に家具を拭きながら、梱包も一つ一つとても丁寧にしっかり作業してくれました。キッチン下の棚などは、マンションの備品かどうかも全て確認してくれたので、間違えて持って行くこともなく、安心できました。
梱包は、どこに何が入っていたかをダンボールに記入しながら進められます。棚の中のものについては、メモ書きを添えながら、棚のどこに入っていたかも記入してくれるので、後で荷解きをする際にスムーズに片づけられるようにしてくれていました。
午前中だけで、洋室・キッチン・寝室の荷造りが80%くらい完了しました。驚異的に速かったです。お昼休憩を40分挟んだあと、午後にも引き続き行い、最終的には15:30までかかりました。
ほぼ一日仕事となりましたが、たった1日で、普通に生活していた状態からいつでも運び出せるようなダンボール屋敷にできるのは、さすがプロの技だなぁと感心!1人だと絶対に間に合わないと思います。
翌日、搬出作業に訪れたのは男性スタッフ3人と女性スタッフ1人。
前日に梱包してあったダンボールをスイスイと運び出し、あっという間に部屋は空っぽになりました。アートさんは、マンションに傷がつかないように丁寧に養生してくれるので、大きな家具の運び出しも安心です。
組み立て式のベッドは、そのままだと玄関を通せなかったので、解体と組み立ても一緒にやっていただくことができました。これは自分たちでやらなければならないと思っていたので、とても助かりました。
また、ダンボールには全て番号をふり、紛失することがないよう、チェックしながら作業が進めてもらえるのもありがたかったです。
数日後、搬入に来てくれたのは、男性スタッフ4人。
ダンボールの番号表を預かり、きちんと搬入されているか、私たちがチェックしながら作業が進められます。まずは大きな家具の位置を私たちで指定しながら、その場に置いてもらい、次にダンボールが運び込まれました。
全ての搬入が終わったあと、チェック表とダンボールの番号に1つズレがあり、その番号のダンボールを探すということもありましたが、結局その場では分からず、もし見当たらないものがあればまた連絡くださいということで終了しました。(結局こちらのチェックミスか番号の聞き間違いだったようで、紛失等はありませんでした)
搬入は午前中だけであっという間に終わりました。
搬入の翌日、男性スタッフが3人、荷解きに来てくれました。
エプロン隊と呼ばれる女性スタッフが引越し先にはいなかったらしく、どうやら引越し作業スタッフが来てくれたようです。
荷造りのときのテキパキさに比べると、慣れてないかんじがあり、どこに何を入れるかをこちらから全て指示を出さなければ、なかなか作業が進みませんでした。
私たちが目の届かなかった洋室については、本棚の本が横向きになっていたり、クローゼットの中に物が詰め込まれていたり、「とりあえず箱から出して入れておけばOK」というかんじになっていて、ちょっとがっかり…。
結局そのあたりの場所については、彼らが帰った後、もう一度全て出して自分で片付けることになってしまい、正直あまり意味がなかったのでは…と思います(後日ぼちぼち片付けました)。
でも、その日のうちにダンボールが全部開き、持って帰ってもらえるので、翌日からもダンボールに囲まれて生活するということはなくなります。それだけでも十分ありがたいですよね。
フルコースのメリットは、何と言ってもとにかく楽なこと。
荷造りと荷解きは、かなりの労力を必要とします。気が重い引越し作業を全て任せることができるので、引越しでヘトヘトになってしまうことがありません。
自分でやるよりも、確実に時間短縮につながります。
引越前も、引越後も、作業ばかりに時間をとられているのは勿体ないですよね。フルコースなら、引越し作業をちゃちゃっと片づけてしまって、新しい生活をすぐにスタートできます。
作業スタッフの丁寧さにもよるかもしれませんが、プロの方の梱包は、自分でやるよりもしっかりしていて安心です。
割れやすいものや大切なものも、壊れることなく運んでもらうことができました。
引越し前後に、たくさんのダンボールの中で生活するのはストレスですよね。
フルコースをお願いすれば、ダンボールが家に来るのは、引越しの前日から引越し後の翌日まで。おうちがダンボール屋敷になってしまうこともありません。
やはり、一番楽ちんなプランなので、費用はどのプランよりも一番高くなってしまいます。
引越しの費用は、引越しの区間や季節によっても大幅に異なるので、見積もりをお願いする際に、よく確認することをおすすめします。
スタッフの方に聞かれたこと(「これはどこにしまいますか?」「どこに置きますか?」など)に、すぐに答えなければならないので、頭はフル回転です。
体力的に楽ちんとはいえ、なんとなく気疲れはすると思います。
荷解きの際に、うまくこちらの意図が伝わらないと、あとから結局自分で片づけることになります。
そうすると、せっかくのフルコースが二度手間になってしまうことも。できるだけ、どこに何を入れるかをはっきりさせておくのが理想ですね。
自分の持ち物を、全てスタッフの方に見られることになります。見られたくないものに関しては、先に梱包しておきましょう。
私はあまり気になりませんでしたが、他人に持ち物を見られたくない!という人には、向いていないかもしれません。
いかがでしたか?
アート引越センターの「おまかせパックフルコース」を利用してみて、私は総合的に満足できました。自分が妊娠中だったこともあり、全てをおまかせでき、負担が減ったということが何よりありがたかったです。
細かいところを言うといろいろありますが、今回、アートさんには本当にお世話になったと感謝しています。
フルコースを検討中の方は、よかったら参考にしてみてくださいね。