引越・転勤

転勤族の私、両親が生きている間にあと何回会えるか考えてみた。

どうも、転勤族の妻ユキコです。今回は、たまに語りたくなるシリーズ(いつの間にシリーズ化したんだろう)。

夫の転勤によって起こる最大の悩みとも言えるのが、帰省が大変だということ。遠方に住んでいると、実家に帰省したい気持ちがあっても、なかなかお金と時間が許してくれないことが多々あるんですよね。うちの場合なんて、ペットもいるので、大移動が本当に大変です。

あーもー、帰るのめんどくさい!と思ってしまうことも正直あります。

けれど、ある日ふと思ったことがあります。それは「生きている間にあと何回両親に会えるのか」。転勤族の方に限らず、ちゃんと考えてみたことってありますか?

私たちの場合はどうなのか、リアルな回数をたたき出してみました。

親に会えるのってあと何回?

1年間に親に会っている日数

私たちの場合、主にお盆と正月の年2回はお互いの実家へ帰省するようにしています。

この先さらに遠い場所への引越になったら、年に2回というのも実現できなくなる可能性もあるのですが、とりあえずは今の状況のまま、年に2回帰省し続けるとして考えてみます。

お互いの実家は関西と四国なので、その間の移動も考えると、夫の休み期間中に2人で帰省するには2泊ずつが限界。その他の時期に実家へ帰れることはほとんどありません。

つまり、一度の帰省で3日間。

一年間に帰省によって親に会っている日数は、たったの6日間です。

我が家はわりとお互い両親と仲がいいので、たまに旅行にも行ったりします。1年のうち1回は1泊旅行にも行くとして考えても、1年のうちに両親に会っているのは8日間ということになります。

生きている間に会える日数

両親が何歳まで生きるのか、私たちがいつ死ぬかなんてことは誰にも分かりませんが、仮に両親が80歳まで生きたとして考えると、現在58歳なのであと22年。

つまり、8日×22年=176日。

単純計算で、この先両親に会える日数は176日(回数にするとあと66回)という衝撃の事実が発覚しました。

 

今後のことを考える必要性

176日間を多いと思うか少ないと思うかは人それぞれかもしれませんが、176日って言ったら約半年間ですからね。

「うわ、あとそんだけなのか!」というのが、私の率直な感想です。

こうしてリアルな数字にしてみると、このままの生活をずっと続けていくことについて、いろいろと考えさせられます。もちろん、海外転勤の方などに比べれば会える回数は多いでしょうし、両親に会えない事情なんて世の中にはたくさん存在すると思うので、こうした事態は何も転勤族に限ったことではないと思うのですが。

ただ、これまで育ててもらった両親に、あと66回しか会えないかもしれないという現実を知ったうえで、この先いったいどんな風に両親に接していきたいのか、ただ漠然と考えるだけではなく、行動にうつしていくべきだなと感じたのでした。

親孝行できる時間は限られているんですね。

今できることを考えてみる

両親が死ぬまで、私たちは現在の生活を続けているかどうかは分かりません。けれども、突きつけられた現実はあと176日。今現在、その限られた日数の中で、できることは頑張りたいと思うのです。

夫の両親も私の両親も、私たちに地元に帰ってきてほしいと一度も言ったことはありません。お互いがきちんと独立し合っている関係性は、私はとても理想的だと感じます。

けど、だからこそせめて、少しでも多く帰れるときは顔を見せに帰りたい、一緒にいられる時間を大事にしたいと思わずにはいられません。単純な事ですが、会えたその日には、少しでも多く笑顔で楽しい時間を過ごしたいなと感じます。

離れていてもできることはあります。些細なことでも電話で話をしたり、写真を送ってみたり、コミュニケーションをとることを忘れずにいたいものです。距離は離れていても、「我々楽しくやってるぜー!」というメッセージを送るのも、我が家にとっては親孝行の一つなんじゃないかなと思っています。

まとまらないまとめ

故郷を離れてはや10年以上が経つ私にとって、両親と離れて暮らすことは、もはや当たり前のことになっていました。

でも、正直なところ、あと176日という数字にはかなり焦りました。地元で暮らしている人たちが自然にできる「親にふらっと会いに行く」ができない、転勤族の環境(何度も言いますがそれ以外の場合があることも重々承知の上で)。

私は自分の今の状況を不幸だと思ったことはありませんが、近くに住んでいる人に比べて、親孝行のチャンスが少ないことは間違いありません。まずはその現実を受け入れて、その176日を大切にしたいです。それに気付けてよかったなと思います。

世間知らずの一人娘だった私。親元を離れて私なりにたくさんのことを学びました。これまでの10年が親離れの10年間だったとするなら、これからは、親孝行の数十年。故郷へ帰ることはできなくても、気持ちの上では変化のある両親との関わり方を考えたいなと感じています。

結局何が言いたかったのかというと、今年お正月に帰省できなかったもんで今月帰るんですけど、「あーもーブログ書き溜めるの大変やし、いろいろ準備面倒やし、ああああ」と思ってしまった自分への戒めですwたまには親のことも思い出さないといかんよな、と思ったお話でした。

忙しい毎日の中で、ふと、あと何回親に会えるんだろうと考えてみただけのひとりごと。思ってた以上にしんみりしてしまったww

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

おしまーい。