みなさんのおうちには、こたつありますか?足元の冷えるこの季節、中に入るだけでほっこりと暖まるこたつは、我が家(特に私)にとっての必需品です。
最近は、いろいろなデメリットから、こたつを買わないという人も多いようです。もっさりとしてインテリアに合わないから、一度入ったら出られなくなって堕落してしまうから、など確かに…と、その理由には、うなずけるものも確かにあります。
けれど、やっぱり私はこたつが好きです。
ヒーターやホットカーペットもいいですが、日本の伝統こたつの魅力について、ぜひ知ってほしい!こたつを置くことによるメリットをご紹介します。
私はどうしようもない末端冷え性なのですが、実は暖房が嫌いです。なぜかと言うとそれは、顔が火照ってのぼせてくるから。エアコンで室温を上げた部屋にずっといると、頭がボーっとして、気分が悪くなるんです。これは、冷え性の一種で、女性に多い「冷えのぼせ」という症状なんだとか。
冷えのぼせの原因とは?
「冷えのぼせも“冷え”の一種で、体の体温調整機能がうまく働かないことで起こります。考えられる原因は、筋肉や食事量が少なく、体が熱をうまくつくれない状態にあること。さらには、自律神経のバランスが乱れて、血管の収縮・拡張のコントロールがうまく機能せず、上半身に熱が集中してしまうことが挙げられます。(中略)冷えのぼせを改善するには、熱を感じる上半身に負担をかけないよう、上手に下半身の冷えを解消すること、そして自律神経のバランスを整えることがポイントに。
引用:「DESCENTE」より
体の調整機能が上手く働かないことによって、熱が上半身に集中してしまう状態。これによって、顔が火照ったり、頭がボーっとしたりしてしまったわけです。
こたつは、上半身を暖めないで下半身だけを暖めてくれる暖房器具。「冷えのぼせ」状態にもならず、快適に体が温まります。
こたつは、エアコンに比べて電気代がかなり安くなります。最近のこたつには、サーモスタットという装置が付いており、長時間使用しても、実際には少しの間しか電気を使用していないのだとか。
大手家電メーカーのサイトをいくつか調べたところ、省エネ基準をクリアした最新エアコンでも、6~8畳程度のお部屋を温め続けるとなると、1時間で400Wh以上の電気を消費するよう。それに対しコタツの平均消費電力量は200Wh以下。少なくとも倍以上の省エネ効果があるわけです。電気代を22円/kWhで計算すると、エアコンの1時間8.8円以上に対しコタツは1時間4.4円以下になります。
引用:「SUUMOジャーナル」より
エアコンに比べて、ほぼ半額で済むなんて、とってもありがたい!燃料を使わないので環境にも優しいですよね。
こたつのある部屋は、家族団らんにぴったり。家に一つこたつがあれば、自然と皆集まってきて、ほっこりできます。おうちの猫ちゃんやうさぎもこたつは大好き!(ユキはあまり好きじゃないですが…)足が伸ばせるということや、他の暖房器具にはない布団がついているのも、くつろげるポイントですよね。
こたつに入って鍋やおでんを囲んだり、みかんを食べたりするのは、なんとなく昭和の雰囲気も漂いますが、私は素敵な日本文化の形だと思います。暖かいだけではなく、家族や夫婦のコミュニケーションの道具としても役立ちます。
でも、気持ちがいいからといってそのまま寝てしまうのは要注意!汗で体が冷やされて風邪を引く原因にもなるので、気を付けましょう。
最近、こたつ人気が上昇しつつあるようです。お店には、いろいろなタイプのこたつが売られていて、これまでの古いイメージから、少しずつ変化してきています。シンプルで高級感のあるデザインのものもたくさんあるんですよ。
一見こたつに見えないモダンなデザインが、おしゃれです。
いかがでしたか?
暖かくて、エコで、くつろげる!こたつには魅力がいっぱいです。
室町時代から、日本の人々に愛されてきたこたつの文化を、現代風に取り入れることで、ずっと受け継いでいけたらいいなと思います。
夫婦2人の生活にこたつはいらないと思っていた方も、ぜひこたつライフを始めてみてはいかがでしょうか☆