青森県の岩木山へ訪れる際に立ち寄りたい嶽温泉。
「山のホテル」は、熊肉や鹿肉などのジビエ料理、マタギ飯などの珍しい料理を味わうことのできるお宿です。身体の芯から温まる温泉と、美味しい料理でほっこりできる素敵なお宿ですよ。
訪れた際の様子を含めて、ご紹介します☆
目次
■所在地
青森県弘前市常盤野湯ノ沢19
■TEL
0172-83-2329
■アクセス
(車の場合)
・東北自動車道大鰐弘前IC→アップルロード経由にて40分
・弘前市街から約40分
・青森市街から約1時間30分
・青森空港から約1時間
(電車の場合)
JR「弘前」駅下車→路線バス「枯木平」行きで約50分
「山のホテル」は、郷土の文化を感じさせる木造の建物が、懐かしい雰囲気のホテルです。ホテルの先代のご主人は、狩人だったのだとか。
温泉は約320年の歴史ある嶽温泉。源泉100%掛け流しの硫黄白濁温泉です。成分が濃く、体の芯から温まりますよ。天然の青森ヒバという木でできた大浴場も贅沢です。
また、「山のホテル」は、他ではなかなか食べることのできない料理も人気です。サービスもよく、とっても満足度の高いお宿でした。
岩木山の麓に湧く嶽温泉。硫黄成分の濃い白濁温泉は、古くから多くの人に親しまれており、効能も抜群です。
嶽温泉の酸性のカルシウム硫黄泉は、すりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病に効果が高いと言われています。また、温泉の湯を飲むと、慢性消化器病や慢性便秘にも効果があるのだとか。
成分が濃いので、皮膚、粘膜の過敏な人、光線過敏症の人は禁忌症とされているので、注意しましょう。
浴場は硫黄の匂いが漂っていて、成分が濃いというのが分かる気がしました。冷え性の私も、体がポカポカに温まり、日々の疲れが癒されました。
こじんまりとしたお風呂ですが、とても落ち着く空間で、ゆっくり過ごすことができました。行く前から分かってはいましたが、露天風呂と貸切風呂はなかったのはちょっぴり残念でした。
ジビエ料理とは、狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を使った料理のことを言います。せっかく来たからには、食べてみたいですよね。「山のホテル」のジビエ料理のメニューは以下の通り。
ぴょ…ぴょんぴょん焼き!!(がーん)
ちょっとうさぎ飼い主の私としては、それだけはごめんなさいだったので、熊と鹿に挑戦してみましたw
夕食は夕食会場で食べます。ジビエ料理は、もともとの夕食メニューには付いていなかったので、別に注文しました。奥の青いお皿が鹿肉のステーキ、手前の赤いお皿が熊肉のから揚げです。
見ていただけると分かるように、見た目は普通。食べてみると、牛肉や豚肉に比べると噛みごたえある食感でしたが、味がしっかりついていて、予想以上に食べやすく美味しかったです。
人気メニューの「マタギ飯」も気に入りました。マタギ飯とは、昔、「マタギ」と呼ばれていた津軽の山の狩人たちが好んで食べたという、山菜入りの混ぜご飯です。キジ肉も入っていて、具だくさんの豪華な釜飯でした。
ちなみに、料理だけ楽しみたいという場合は、お宿に併設されている「マタギ亭」というレストランでお昼ご飯を食べることもできるそうですよ。
「山のホテル」の宿泊プランは、セルフプランがおすすめです。
セルフプランとは、布団を自分で敷くプランのこと。布団さえ自分で敷けば、夕食・朝食がついて1人1万円で泊まることができるんです。安いですね!
セルフプラン以外で2食付けた場合は、12000円~15000円程度なので、かなりお得です。ここは布団を敷いて安く泊まっちゃいましょう!
1食だけでOKという場合や、素泊まりであれば1万円以下で泊まれますが、近隣にはあまり食事処やお店はなかったように思うので、ごはんはここで食べるのが一番おいしいんじゃないかな、と思います。
「山のホテル」は、館内に嬉しいサービスがたくさんあります。
ホテル内に、コーヒー、水素水、りんご酢(夏季限定)、甘酒(冬季限定)が準備されていて、お風呂上がりなど、好きなだけ飲むことができます。
私たちが訪れたときは、湯上がりのスペースでりんご酢を自由に飲むことができました。お風呂上がりに飲むと、すっきり爽快!お宿の心遣いが感じられて幸せでした。
いかがでしたか?
嶽温泉「山のホテル」は、青森の山を満喫できるお宿です。安いのにサービスもよいので、とっても満足できます。木の温かい雰囲気に、ほっこりできる素敵なお宿ですよ。
温泉や珍しいジビエ料理も、思い切り堪能してみてくださいね。青森へ訪れた際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。