沖縄での宿泊は、高級リゾートホテルもいいですが、ほっこり温かな気分になれる小さな宿で大自然を満喫するのもオススメです。
沖縄本島の最北部、国頭郡にある「朝日家」は、大自然の中にポツンとある手作りのお宿。海も川もすぐそばにあるので、1日中泳いでも飽きることはありません。1日3組限定の小さな宿には、手作り宿ならではの心遣いや温かさがありました。
どんなお宿か、詳しくご紹介します♪
目次
■所在地
沖縄県国頭郡国頭村楚洲150-1
■TEL
0980-50-4040
■宿泊費(1人分)
4000円~
※シーズンや人数によって異なります
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■アクセス
名護市内から車で約1時間30分。
朝日家は、海・山・川に囲まれた大自然の中にある小さな宿です。お部屋は全部で3室。ファミリータイプ、ツインタイプ、ダブルタイプの3種類あります。
朝日家周辺には、他にお店も建物もありません。その分、周りの雑音や景色を遮るもの、他の家の明かりもないので、波の音に耳を澄ませたり、気持ちいい風を感じたり、満点の星空を眺めるには最高の場所です。
1泊から7泊まで宿泊できるので、連泊して大自然の中でのんびり過ごすのもオススメ。
素泊まりから2食付まで選ぶことができますが、あらかじめ飲み物やおやつなどは名護市内で買い物してから訪れるとよいと思いますよ。
お部屋に入ってまず感動したのが、部屋の奥の窓から見える海と空。東の海岸沿いに建っているので、目の前はすぐ海。朝は毎日、朝日が昇るのを見ることができます。
私達も5時半に起きて朝日を見ました。
この日はちょっぴり雲があったのですが、美しい朝日を見ることができました。朝から気分爽快です。
エアコンがないのですが、窓からは気持ちいい風が入ってくるので、夕方以降は快適に過ごせます。朝は日差しでちょっと暑かったですが、扇風機でなんとかなります。
部屋は、オーナーさん自ら作ったというから驚きです。全体的に手作り感ある素朴な雰囲気。高級感はありませんが、寝心地のよいベッドや、窓の外をビール片手にのんびり眺めることができるベンチ(昼寝もできます)は快適でした。
トイレとシャワーはこんなかんじ。
洗面台の石の装飾が可愛いです。浴槽はないので、お湯に浸かるのは諦めましょう。
隣のカフェで食事をすることもできますが、お部屋で自炊することもできます。
コンロ・冷蔵庫・トースター・炊飯器など、いろいろ揃っているので食材を買って行って自分たちで作って食べるのもいいですね。
私たちは2食付プランにしたので、キッチンはほとんど利用しませんでした。
朝日家の立地はとにかく大自然。運がよければ、ヤンバルクイナに会えるかもしれないとのこと。近くの道には、「ヤンバルクイナ注意」の標識がたくさんありました。
また、大自然だからこそ、お部屋の中にも虫が来ます。
私たちは8月に訪れたのですが、窓際にはアリがたくさん入ってきたので、食べ物を放置しないように気を付けましょう。壁にはヤモリもいます。大きな窓には網戸があるのですが、小窓にはないため、夜電気を付けていたらトイレに蛾も入ってきました(蛾が一番焦りましたw)
私も夫も、それほど虫が苦手ではないので大丈夫でしたが、虫嫌いの人にとってはキツイかもしれません。
朝日家目の前の海。沖縄の海はやっぱり綺麗。
宿から浜へ下りて行けばすぐに泳げます。夕方は波が高めでしたが、翌朝になると穏やかでした。お隣に宿泊していたファミリーも、海で泳いでいました。
私たちの他はこの1組だけ。
ほとんどプライベートビーチ気分で遊べます。砂浜はちょっとゴツゴツしているところが多いので、サンダルは必須。できればマリンシューズがオススメです。
海ももちろん素敵なのですが、朝日家の一押しは何と言っても川と滝壺です。すぐそばにある川を歩いて登って行くと、滝壺があります。
水が綺麗で、泳ぐには絶好の場所。川沿いから眺めているだけでも、魚たちがたくさん見えます。
1つ目の滝壺では、周りの岩からダイブして遊ぶこともできます(私はしませんでしたが)。
1つ目の滝壺の奥へ泳いで進んで行くと、小さな滝があるのですが、その岩場を少しよじ登ると2つ目の滝壺に到着します。
ここは、天然のプールのようにキレイな水が溜まっていて、まるで楽園のよう。映画の撮影にも使われそうな美しいところです。水の中を進んで行くため、カメラは持って行けませんでした。ぜひ足を運んで、見てきてほしいです!
深いところを泳いで行くので、ライフジャケットや浮き輪を持って行くと安心です。浮き輪は朝日家でも貸してもらうことができます。子どもが行く場合は、大人も一緒に付いて行くようにしましょう。
2食付プランを選べば、宿の隣にあるカフェ「水母(くらげ)」で、夕食と朝食も用意してもらえます。近くにお店はないので、食事を付けてもらうか、お部屋で自炊しましょう。
カフェの中はカラフルで、とってもアットホームな雰囲気。窓から海を眺めながら、ゆったり過ごすことができます。琉球ガラスを使ったコップも可愛いです。
自家栽培のお米と野菜を使った、おかみさんの手作り料理は、どれもとっても美味しくいただきました。
この日の夕食のメインはコラーゲンたっぷりのテビチ(日によって違うようです)。副菜にたくさんの小鉢が付いていて、自家栽培の野菜中心メニューを味わうことができます。玄米ごはんもヘルシーです。本場沖縄料理を堪能できますよ。
飲み物は、オリオンビール・泡盛・ボトルワイン・シークァサージュースを注文できます。妊婦の私はシークァサージュースを注文。すっきりしておいしかったですが、ビール飲みたかったなぁ…w
日が暮れる海の色と、心地よい風を感じながら食べる夕食は、贅沢なひとときでした。
翌朝の朝食はこんなかんじ。
周りがカリッとして、中がふわっとしたパンが美味しかったです。一泊1万円以下(シーズンでも1人8000円くらい)なので、料理はあまり期待してなかったのですが、夕食も朝食もとっても満足できました。
リーズナブルに沖縄の海・川を満喫したい!という人にはおすすめのお宿です。高級リゾートにはない、素朴なありのままの自然を体感できますよ。
近くには、本島最北端の辺戸岬や、カルスト地形が美しい大石林山もあるので、ぜひドライブしてみてくださいね♪
旅の宿「朝日家」の大自然の中で、のんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。