結婚して3年。なかなか子どものできなかった私ですが、先日、排卵誘発剤を使ったタイミング法で妊娠することができました。
タイミング法とはどんな方法か、これから不妊治療を始めようかと考えている人は、よかったら参考にしてみてください。
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タイミング法とは、排卵日を予測してタイミングを取ることで、妊娠の確率を上げる方法です。不妊治療にはいくつかの段階があって、タイミング法は、その第一段階で行われる治療です。
タイミング法で妊娠が期待できるのは、約半年~1年間と言われていて、1年間試してもタイミング法で妊娠できなかった場合、人工授精や体外受精を検討していくこともあります。
私の場合、どんなかんじで不妊治療が始まり、妊娠できたかについてお話したいと思います。
私の場合は、とにかく以前から生理不順がひどく、基礎体温を付けてみても衝撃的にガタガタでした。
次の生理日を28日後に予測していても、その通りに来ることはなかなかなく、いざ来ても少ない量の出血がダラダラ1週間以上も続いたり、逆に量が多くて生理痛で立てなくなるほどしんどい日があったり、全く予定と違う日に急に出血したり、とにかく安定しなかったんですよね。
なのに働いていた頃は、忙しくてなかなか気にしている余裕がなく、何年も放置してました。
そろそろ子どもが欲しいなあと思い始めていたある日、なんかの記事かテレビで子宮頸がんの話題を目にした私。生理不順や不正出血は、病気のサインかも!という事実に恐ろしくなった私は、産婦人科を受診しました。
正直言って、不順であることが当たり前になってた私は「この程度のことで受診していいんだろうか」ぐらいの気持ちでした。慣れって怖いもので、なかなか病院に行くきっかけがないと行かないんですよね。
でも、生理不順はもっと早く病院で相談すべきだったなあと今となっては思います。特に妊娠を希望してない場合でも、病気がないか確かめるために、一度受診することをおすすめします。
病院で生理不順であることを伝えると、内診と子宮頸がんの検診をすることに。
私は子宮頸がんではありませんでしたが(検査の結果は後日聞きます)、この時始めて「多嚢包性卵巣症候群(PCOS)」の疑いがあることが分かりました。自分の体は排卵が起きにくいのだということを初めて知ることになります。
多嚢包性卵巣症候群(PCOS)の診断を受けたときのことについては、こちらの記事にも詳しく書いたのでよかったらご覧ください。
多嚢包の診断を受けてからも、半年くらいは自然妊娠期待してしばらく様子を見ていたのですが、やっぱり生理不順が安定することはなく、不妊治療を始めようと夫と話し合った結果、半年後再受診。
この時は1か月分くらい付けたガタガタの基礎体温表を持参しました(持って行くとよいですよ)。やはり排卵が起きてないことが多いということだったので、排卵誘発剤(クロミッド)を試してみることに。
排卵誘発を行うために、まず生理不順をなんとかしようぜ!と渡されたのがプラノバール。プラノバールでちゃんと生理を来させる→排卵誘発剤のクロミッドという流れで薬を服用しました。
薬を飲み終わった3日後くらいに受診してくださいとのことだったので、再受診。ここで排卵日を予測します。薬がちゃんと正常に効いているか確かめるためにも必ず受診しましょう。
3日後に訪れたときは、内診で卵胞が育ってきていることを確認できたものの、排卵日を確実に予測するのは難しかったそうで、さらに5日後くらいに訪れて排卵日予測をしました。
予測日の前後の日にちも合わせてタイミングをとるとよいですよとのこと。ちなみに私の場合、妊娠発覚後排卵日を逆算すると、予測日よりも2日遅い日だったことが判明しました。ドンピシャで合わないことももちろんあるので、前後の日にちも大事なようです。
こうして私は、タイミング法を試してまさかの1回目で妊娠することができました。
排卵誘発剤を飲めば、おおむね70%くらいの人が排卵し、30%くらいの人が妊娠するといわれていますが、もちろん薬を試しても上手くいかない場合もあります。私の場合は症状が軽度だったのか、運がよかったのか分かりませんが、まさか一回目で妊娠するとは思ってなかったのでびっくりでした。
排卵日予測が難しい場合、できるだけ早く妊娠したいと考えている人は、お医者さんと相談して、試してみるのもアリかもしれません。
我が家は妊娠を望んでたので、正直、妊娠発覚時って検査薬を持って「キャー!やったー!」と夫婦でテンションが上がると思ってたのですが、実際はそうでもありませんでしたw
というのも、毎日ガタガタだった基礎体温が、タイミング法をとって以降、ひたすら高温期が続いてたからです。「これはひょっとして…」となんとなく気付いて夫にも伝えていたこともあってか、妊娠検査薬で陽性が出ても「お…おぅ、とりあえず病院や!」と妙に冷静に夫婦でうなずき合うという地味な反応でした。
しかも、すぐに直行した病院では、まだエコーで赤ちゃんの袋が見えないと言われ、来週もう一度来てくださいと言われてしまい、さらに拍子抜け。「えっと確定じゃないんですかね」と聞くと「科学的流産(妊娠検査薬で陽性が出てから生理が来ること)」の可能性もまだ否定できないので、次回もう一度診ましょうとのこと。
そして訪れた1週間後の受診で、初めて赤ちゃんの袋とピクピク動く心拍が見えました。ここで初めて妊娠確定とのことでした。
やっぱり想像と実際は違うというか、もちろん嬉しいのですが、発覚時はまだなかなか実感が湧かないというか、不思議な感覚でした。これから少しずつ、実感が湧いてくるのかもしれません。お腹の子どもと一緒に、私も成長しなければと思う今日この頃です。
不妊治療(タイミング法)を経験してみて、私自身が学んだことは3つ。
以上、体験談まとめでした。あくまで私の場合のお話ですが、よかったら参考にしてみてくださいね。