ソメイヨシノもいいけれど、今年はちょっぴり変わったお花見がしたい!と考えている人におすすめなのが芝桜。桜満開の季節が過ぎた4月中旬頃より見頃を迎えます。
関東地方で芝桜を見るなら、埼玉県秩父市「羊山公園」がおすすめです。秩父神社にも立ち寄ることができますよ。春に訪れたい、秩父のおすすめスポットをご紹介します☆
目次
■所在地
埼玉県秩父市大宮6360
■TEL
0494-25-5209
■開園時間
8:00~17:00
■アクセス
西武鉄道「横瀬」駅から徒歩約1.4km、「西武秩父」駅から徒歩約1.5km
埼玉県秩父市にある羊山公園(ひつじやまこうえん)は、芝桜の丘で有名な山の上にある公園です。秩父を代表する武甲山の麓に、羊山丘陵の斜面を利用して芝桜が植えられており、色鮮やかなピンクや白の絨毯が美しく広がります。
芝桜の数は、なんと約40万株。圧巻の景色です。開放感抜群の場所で、山々を眺めながら見物できるので、気分もリフレッシュできますよ。
人気スポットのため、芝桜の季節は多くの人で賑わっていますが、とにかく広々としているので、混雑はそこまで気になりません。交通規制があり、駐車場は混雑するそうなので、できるだけ公共交通機関を利用することをおすすめします。
電車の場合、駅からは1.5㎞ほど歩きますが、ピクニック気分で訪れるにはちょうどいい距離だと思います。丘の上まで登ることになるので、歩きやすい靴でおでかけしてくださいね。「西武秩父」駅前でお弁当なども購入できるので、買って行くのもおすすめです。
毎年芝桜の時期には、桜まつりが開催されています。桜まつり期間中は、公園内で「秩父路の特産市」も開かれます。
芝桜の丘に到着したら、まずは眼下に広がるピンクの絨毯を楽しむことができます。上から全体を見下ろすことができて、写真を撮るのにぴったりです。
【桜まつり情報】
■開催日時
2016年4月15日(金)~5月8日(日)
■入園料
大人 300円
※中学生以下無料
芝桜の丘全体を眺めたら、花が植えてある場所へ近づいて、一つ一つの花を観察してみるのも面白いですよ。
芝桜の種類や色合いは様々。ピンクだけでなく、白や紫の花もとても綺麗です。よく見ると、1つ1つの花びらにも特徴があります。また、それぞれの品種に可愛い名前が付いています。羊山公園の芝桜は以下の9種類。自分のお気に入りを探してみてくださいね。
これはオータムローズ。
リトルドット。
羊山公園は丘の上にあるので、秩父市街と山並みが見渡せる、見晴らしスポットがあります。芝桜の丘から桜並木を通って「見晴らし広場」まで散歩するのもおすすめですよ。
羊山公園というだけあって、羊もいます。ふれあい牧場では、羊と馬がいるので、会いに行ってみてくださいね。(お腹を壊してしまうので、勝手に野草を与えるのは禁止です)
羊山公園「芝桜の丘」を楽しんだら、秩父市街を散策するのもおすすめです。町中には「秩父まつり会館」や酒造など、立ち寄りたいスポットがいろいろありますが、定番はやはり秩父神社。秩父神社は、12月に行われる「秩父夜祭」が特に有名な、秩父地方の総鎮守です。
秩父神社は、社殿の彫刻が華やかで、かなり個性的なお寺です。見ごたえのある面白い神社なので、ぜひじっくり境内を散策してみてくださいね。
徳川家康によって再建された際につくられた虎の彫刻「子育ての虎」。その近くには「親の心得」という立て札があります。
なるほど…深いですね。
龍の彫刻が鎖でつながれています。この龍には伝説があり、秩父の天ヶ池に住みついた龍が暴れると、必ずこの場所に水たまりができていたと言います。その際に、この彫り物の龍をつないだら龍が現れなくなったと伝えられているのだそうです。
三猿といえば、「見ざる・聞かざる・言わざる」の日光東照宮が有名ですが、秩父神社の三猿は、なんと「よく見て・よく聞いて・よく話す」の元気なお猿さんなんです。
同じ徳川家の神社でも、違いがあるのが面白いですね。
個人的に気になった乳銀杏(ちちぎんなん)。
大量のでんぷんが蓄積されている垂れ下がった部分が、不思議な雰囲気を醸し出しています。女性のふくよかな乳房のように育ったことから、乳銀杏として親しまれています。
いかがでしたか?
羊山公園「芝桜の丘」の芝桜は、一見の価値ありですよ。合わせて秩父神社にも訪れれば、秩父をより満喫することができます。
今年の春のおでかけに、訪れてみてはいかがでしょうか。