沖縄にある首里城は、琉球王朝文化を感じることができる観光スポット。
観光客に人気の首里城ですが、毎年、10月~11月にかけて行われる首里城祭では、琉球舞踊や儀式、琉球王朝絵巻行列などが開催されていて、たくさんの人が訪れます。
私も首里城祭に行ってきました。予想以上に広くて、見どころいっぱいのお城でしたよ。観光客も多くて、お祭りも賑わっていました。
首里城へのアクセス・入場料・見どころ・周辺情報や、2016年首里城祭の様子についてご紹介します。
目次
那覇空港から首里城へ訪れるなら、沖縄のモノレール「ゆいレール」が便利です。
料金は大人片道330円。
なのですが。
700円の1日乗車券か1200円の2日券を購入するのが、安く楽しむコツです。
ゆいレールのフリー乗車券(一日券・二日券)を首里城公園券売所窓口で乗車券を提示すれば、団体料金が適用されるんです。
通常820円の入場料が660円になるので160円の割引となります。
首里城観光の後に国際通りなど他の場所へも立ち寄るなら、お得になる場合が多いですよ。
最寄駅は「首里」駅で、首里城までは徒歩15分くらいです。
那覇空港から首里城までの距離は10km程度なので、車なら30分くらいで行くことができます。
駐車場は、県営駐車場が首里城の総合案内所(公園管理センター)の地下にあり、駐車料金は大型車960円・小型車320円。
その他にも、首里城公園の周りにコインパーキングがあります。
【首里城前パーキング】
7:00~20:00入庫後最初の1時間まで300円(以降30分毎100円)
20:00~翌7:00入庫後最初の1時間まで100円(以降30分毎100円)
※最大料金20:00~翌7:00時間内500円
【えんパーク首里】
8:00~20:00 40分200円
20:00~8:00 120分200円
小型車の場合は、県営駐車場が安いですね。守礼門のすぐ近くに停められるので、混んでなければここがよいかもしれません。
私たちはモノレールで訪れました。
歩いたルートはこんなかんじ。
「円覚寺跡」や「円鑑池」のある入口から入って、「世界遺産の石門」→「歓会門」→「首里城」→「西のアザナ(展望台)」→「守礼門」を順番に見て回りました。
ゆっくり歩いて半日くらい。
モノレールで行くと、駅からの距離15分とお城に入ってからの散策も合わせて、全部で1万歩くらい歩くことになりましたが、ゆっくりと楽しむにはおすすめです。
入ったところに池があります。
鴨かな?と思ったら鴨よりだいぶ大きい「バリケン」という変わった鳥がわんさかいます。外来種だそうです。
近付いても全く逃げません。
魚もたくさんいます。
池の魚も鯉とは違って、外来種っぽい。周りに生えてる木々も南国っぽいものばかりで、興味深いです。
首里城は、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されています。
その遺産の一つとして有名なのが、この石門。
「そのひゃんうたきいしもん」と読みます。
読めない…!!
国王が首里城から出かけるときには、この石門で道中の安全祈願をしていたそうです。
歓会門をぬけて、首里城へ到着!
ここで入場チケットを購入します。
門をくぐると、儀式用の大広間があります。
ちょうど首里城祭の儀式中でした(詳しくは後述します)。
建物の内部にも入ることができ、内にはいろんな展示品が並んでいます。
当時の王朝の様子を学ぶことができますよ。
展示品の撮影は禁止ですが、庭園や建物は撮影OKのところもありました。
お部屋の内部は、書院造。日本式です。
でも、庭園の木々は南国風。
2階では、国王の玉座も展示されています。
首里城の内部を見学したら、公園へ出て、歩くことができます。
近くに、「西のアザナ」という展望台があります。
この展望台が想像以上にすごかった…!!
那覇市内を一望できる展望スポット。
遮るものが何もないので、目の前がパーッと開けて、遠くの海まで見渡せます。
きっと夜景もすごく綺麗だと思います。
首里城ってこんなに高いところにあったのか…と驚かされました。
この辺を散歩していると、近くに沖縄の巨大カタツムリ発見!
大きさ比較でスマホを置いてみました。
怖いくらいデカイです。
下ったところで、まだ見てなかった守礼門へ。
首里を東西に貫く大通りの東側に位置する大きな門です。
赤い柱が印象的です。
二千円札のモデルになったのも、この守礼門。
沖縄では二千円札が流通してるんですよ。
首里城祭の際に首里城を訪れると、さらに琉球王朝文化を感じることができておすすめです。
2016年は、10月28日(金)~11月3日(木・祝)の開催。
期間中は、様々なイベントが予定されていますよ。
私たちが見学したのは、冊封(さくほう)儀式という儀式の様子。
琉球国王の即位式の様子です。
中国皇帝が冊封使を派遣して国王を任命する様子が再現されています。
この赤い着物を着た人が国王さん。
笠や赤い帽子をかぶった人たちが中国の冊封使です。
任命中の様子。
国王と使者は深々と頭を下げます。
楽器の演奏もあり、当時の様子を見て学ぶことができます。
琉球王国時代の行列も見どころいっぱいです。
儀式の翌日に予定されている「琉球王国絵巻行列」は、国際通りで行われる琉球国王・王妃など約700人名によるパレード。
那覇観光に合わせて、楽しむことができます。
首里城下にある3つのお寺を参拝する行列を再現した「古式行列」。
こちらは首里城公園にて行われます。
その他にも、「万石津梁の灯火」という、首里城公園内が灯りとキャンドルで灯されるライトアップのイベントや、音楽祭も予定されています。
琉球舞踊や地域伝統芸能も見ることができますよ。
那覇を観光するなら、首里城は押さえておきたいスポットですよね。
ただ、外を歩くところが多いので、夏場はあまりおすすめできません。10月末くらいの涼しくなってきてからがよいと思います。
秋の首里城祭は季節的にもちょうどよいです。
ぜひ訪れてみてくださいね。
【首里城基本情報】 ■所在地 沖縄県那覇市首里金城町1-2 ■TEL 098-886-2020 ■開館時間(有料区域) ■料金 ■公式HP |