今年キャンプデビューした我が家。
11月に千葉にある『つるんつるん温泉キャンプ場』へ行ってきました。11月ともなると夜は冷え込み、かなり寒かったのですが、焚火と防寒対策をして乗り切りました。私は寒いのがとても苦手なのですが、対策をすればなんとか大丈夫でした。
寒いキャンプの防寒対策について、ご紹介します。
キャンプはどの季節に行くのが正解かというのは結構意見が分かれるのですが、個人的には暑さも寒さも和らぐ5月と9月10月がベストだと思っています。
が、夫に言わせると、寒い時期のキャンプこそ良いのだとか。
夫から11月にキャンプに行こうと言われたときは、夜の冷え込みが心配でかなり渋ったのですが、雪の心配のない地域なら大丈夫だ!と説得されて、千葉の勝浦つるんつるん温泉キャンプ場を予約しました。
実際行ってみて感じたのは、寒さ対策をしていれば意外と大丈夫ということ。また、暖かい季節にはない良さも感じることができました。
寒い夜だからこそ、焚火の暖かさが染みてほっこりしたし、焚火を囲んで飲むホットワインは至福でした。暑い季節に厄介な虫もいないので、虫刺されの心配もありません。じっとりと汗をかくこともほとんどないので、体がべっとりする嫌な感じもなく、意外と快適でした。朝起きたときもかなり寒かったですが、その分空気が澄んでいてスッキリ。寒い季節ならではの良さを感じるのもアリだと気付きました。
とはいえ、寒い季節のキャンプも悪くないと思えたのは、寒さ対策がちゃんとできていたからです。対策しないで行ったら、ただひたすら寒い夜を外で乗り超える苦行となります。
何といっても一番暖かいのは火です。火って凄いよ本当。
とりあえず焚火の側にいれば暖かいので、日が落ちる前に火を焚きます。朝も起きてすぐ火を焚くとよいです(薪が夜のうちに湿ってしまわないように注意!)。今回私たちが行った日は、天候に恵まれ昼間は気温が20度近くまで上がったのですが、日が落ちるにつれて急激に冷え込みました。
つるんつるん温泉は直火OKのキャンプ場なのですが、焚火台を使うと火や薪の始末も楽にできるのでおすすめです。コールマンのファイヤーディスクはコンパクトで洗いやすく、オシャレでかなり気に入っています。
夕方以降は、ずっと焚火を囲んで過ごしました。今回私たちはブイヤベースとホットワインで温まりながらほっこり夕食。
冬は鍋が簡単で、火の側からあまり動かなくて済むので正解でした。
ちなみに、勝浦つるんつるん温泉キャンプ場では、なんと薪が自由に使えます。キャンプサイトの一角に、どかっと大量の薪が置いてあり、自由に取ってOK。
ありがたく使わせてもらいました。注意書きにもありますが、必要最低限の量を使うようにするのがマナーです。また、野ざらしで置いてあるので、薪はわりと湿ってます。火起こしに無駄に時間がかかると寒いので、自分で薪を持って行って、それに追加して使うのが安心かも。
寝るとき寒いのは、本当に辛いです。何がなんでも暖かくしたい。性能のよいシュラフを購入すれば、そこに入るだけでもかなり暖をとれるのですが、私たちが持ってるのは若干防寒に不安がありました。
そこで購入したのが電気毛布。
キャンプサイトに電源がないと使えない上、若干アウトドアらしくないのですが、寒さを前にそんなことは言ってられません。
実際使ってみると、これがかなり役立ちました。足元がしんしんと冷えるので、足の周りに電気毛布を置いておいたのですが、それだけでかなり温まります。
それから、奮発して買ったモンベルのステラリッジテントのありがたみを実感しました。
テント内に入ると意外と寒くないんですよ。さすが登山でも使用できる性能。寒い季節にこそ性能を発揮するテントでした。このテントと電気毛布、シュラフがあれば寒い夜も意外と乗り切ることができました。
昼と夜の温度差が大きい秋。
晴れている昼なら長袖1枚で大丈夫でも、夜はダウンの下に何枚も着こんでちょうどよい…くらいに思っておいてよいです。
ちなみに私は寒がりなので、夜が更ける頃には、ヒートテックの上に長袖Tシャツ、パーカー、ジャージのジャンパー、ダウンと重ねてました(5枚!笑)。夫に言わせるとそこまで寒くなかったらしいので、体感は人によるかもしれませんが、寒さが苦手なら準備はしておくと安心です。
ちなみに、2歳の子どもは暖かいもこもこパジャマの上にモンベルのジャンパーを着せてました。軽くて暖かくて小さく畳めて便利です。子どもも気に入っています。
夜冷え込む11月でも、寒さ対策をしていれば十分楽しめることが分かりました。対策さえすれば、暑い夏よりむしろ快適かもしれません。また、つるんつるん温泉には、その名の通り温泉が付いているので、翌朝温泉で温まることができたのも最高でした。
実際、11月の土日に訪れましたが、かなりキャンプサイトは予約で埋まっていて、多くの人で賑わっていました。寒いキャンプも、新たな発見があって楽しかったです。
寒いキャンプに行く初心者さんは、焚火、寝具、衣類を万全に準備して、挑戦してみてくださいね。